今回からはこだわりの浴室を紹介します。
クライアントとのヒアリングで最初に言われたのは、「月を眺めながら風呂に入りたい」という一言。
敷地は住宅街の外れにあり、東側には開放的な景色が広がる。そして遠くには山形県を二分する月山の姿も垣間見れる。その開放的な風景の中、夜にはきれいな月が上がる。

クライアントが仕事から帰り、家での至福のひと時が入浴タイム。その入浴タイムを充実したものにしたい、その気持ちが前述のクライアントの言葉に表現されたのだ。
「景色を、月を取り込む浴室」。住宅設計のコンセプトは暮らし方に対するものがいい。しかも明確で確固たる骨太のものがいい。まさにこのコンセプトはそれだった。私の頭の中には具体的なイメージが直ぐに沸いてきた。

こういう間取りにしたい、と簡単な間取りを書いてくるクライアントはよくいるが、こんなこだわりの暮らし方を要望するクライアントは中々いない。
このコンセプトを携えながら、設計作業は進んでいった。
~つづく~
クライアントとのヒアリングで最初に言われたのは、「月を眺めながら風呂に入りたい」という一言。
敷地は住宅街の外れにあり、東側には開放的な景色が広がる。そして遠くには山形県を二分する月山の姿も垣間見れる。その開放的な風景の中、夜にはきれいな月が上がる。

クライアントが仕事から帰り、家での至福のひと時が入浴タイム。その入浴タイムを充実したものにしたい、その気持ちが前述のクライアントの言葉に表現されたのだ。
「景色を、月を取り込む浴室」。住宅設計のコンセプトは暮らし方に対するものがいい。しかも明確で確固たる骨太のものがいい。まさにこのコンセプトはそれだった。私の頭の中には具体的なイメージが直ぐに沸いてきた。

こういう間取りにしたい、と簡単な間取りを書いてくるクライアントはよくいるが、こんなこだわりの暮らし方を要望するクライアントは中々いない。
このコンセプトを携えながら、設計作業は進んでいった。
~つづく~