自分を信頼しないという謙虚さ

　先日かかりつけの皮膚科に行ってきました。いつも診てもらってる箇所を見て頂いたのですが、医師にこんなこと言われました。

　「中々治りが遅いのは、碇谷さんもいい歳ですから仕方ありません…あっ、まだ若い部類ですが…。」

　確かに最近物忘れが多くなり、歳かなぁ…何て思ってはいます。

　

　世の中ではもうどっぷりおじさんの部類ですので、ビジネスにおいては自分のことを信用しない方がいいのかもしれません。

　「成長する」ということは、「自分を信頼しなくなる」ということだとある人は言ってます。

　自分は「必ずミスをする人間だ」と信用していないからこそ、先回りをし、準備に準備を重ねて、ミスをしないよう、仕事に対して最善を尽くすのだと。

　若い頃は当然ながらミスを重ねて、上司や顧客から怒られ、自分は仕事ができないダメな人間だということに気付く。

　いち早くそれに気付いた人が、仕事で最善の準備をするようになって、「仕事ができる人」に変わっていくんだと…。

　裏を返せば、仕事でミスが多い人は、「自分は上手くいく」という油断があるからこそ、大きなミスに繋がり、いつまでも仕事で成果を出すことができないということなんでしょう。

　自分に自信を持って仕事をしていますか？勿論、自信を持つことは悪いことではありません。

　「自分を信頼しない」という謙虚さを持つことも、質の高い仕事をする上で、必要なマインドなのかもしれません。特に大きな仕事とであればあるほど…。

　自己成長は、常に自己否定から始まるということを理解しなければなりません。

　大きなチャンスをものにするには、自信と謙虚さのバランスが大事なんでしょうね…。