徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

子供が走り回れる家-2

2016-06-15 08:54:23 | こだわりの趣味の部屋を作る
 原点に立ち返り、子供が走り回れるってどんなことだろう…、そればかり考えたらせんに広がるイエ。

 

 中庭を走り回ることを創造した第一案。次なる第二案は、中庭以外で走り回れる場所を考えるのであった。

 中庭は外部空間=外。じゃあ、第二案は内部空間=家の中をメインに走り回ることを考えようと思ったのは2、3日してから。

 

 “家の中を走り回る”というキーワードだけでは単純に回廊型プランに留まってしまう。そこでもう少しインパクトが欲しいと感じ、次なるキーワードを頭の中で検索する。

 「子供が走り回れる家」なので、子供が好きな事、子供が好きな物を考えていく…。土いじり、水溜り…等々。内部空間で使える物…。

 そこで浮かんできたのが“階段”であった。

 子供は少しでも高いところがあれば登るし、そこから飛び跳ねて降りることもある。その行為が大好き。それが容易にできる場所が家の中では“階段”なのかなと…。

 “家の中を走り回る”と“階段”を組み合わせて第二案を組み立てることにしたのだ。


 ~つづく~
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子供が走り回れる家-1

2016-06-09 08:43:43 | こだわりの趣味の部屋を作る
 「子供が走り回れる、遊べる家にして欲しい」とクライアントから要望があった「らせんに広がるイエ」。

  

 当初私は平屋に近い造りで、中庭で子供が走り回ることをイメージした。そして建物の中心に中庭を配置した中庭案でファーストプレゼンを行った。

 

 その案はその案でクライアントには好評で好感触を受けたのだった。しかし、クライアントがポツリと言ったのだ。

 「この案はこれとして気に入りました。しかし、比較できる違う案も提案して欲しい。」

 そうなると、似たような中庭案では“違う”案にはならない。子供が走り回れるとはどういうことなのか。クライアントは何を要求しているのか。

 “子供が走り回れる”というキーワードが頭から離れなくなったのであった…。

 ~つづく~
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丸子の平屋現場日記 160606

2016-06-07 08:24:33 | 今日の現場
 6月に入り既存母屋の解体工事が進んでる丸子の平屋。

 内部造作材の撤去、瓦・アルミサッシの分別処分が一通り終わり、この日から重機が搬入されて機械で骨組みを解体していく。

  

 こうなると作業は早い。2、3日で上屋は無くなるだろう。 

 クライアントの父親は元々大工をやっていた。壊される母屋を見ながら、「自分の建てた家が壊されていく…」と呟いていたそうだ。

 今までの感慨深い思いが込上げてくるのも当然な話。これから建てる新居で更なる思いを作ってほしいと願う。

 今週末には基礎も解体撤去し更地になる予定。来週には地鎮祭が行われる予定の丸子の平屋である。

 
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I・N設計スタジオ、設立8周年を迎えました。

2016-06-02 08:33:52 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 6月に入り酒田は少し肌寒い天気が続いております。

 2008年6月の事務所設立から8年の歳月が流れました。これもひとえに皆様のおかげと感謝しております。

 サラリーマン設計士時代の公共建築・大規模建築から方向転換し、独立後住宅を中心とした建築に携わってきました。

 

 建築設計は規模の大小ではなく、いかにクライアントの要望を汲み取り、建築家として建築に生命を吹き込むことができるかだと思っております。

 これからも常にクライアントと同じ目線に立ち、それぞれの身の丈にあった個性的で一つしかない建築・住宅を提案・実現していきたいと考えております。

 住宅に限らず、店舗、事務所、クリニック等、建築のことなら気軽に御相談下さい。これからもI・N設計スタジオをよろしくお願い致します。
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