
■プロローグ
2011.08.09-12 7月中旬から後立山方面を1泊2日で狙っていたが、天候に恵まれずスルーしてきた。ようやくチャンス到来と一気に栂池から扇沢まで抜ける縦走計画を立てた。
この方面はスキー病発症中に八方をベースに殆どのゲレンデを何度も滑った、正月をここで迎えた事も一度や二度ではない。八方第三ケルンなどスキーを担いで登ったりもした。それこそ青春の1ページが詰まっているような地域でもある。
だから山を始めて5年を過ぎようとしている今ようやく辿り着いたような気がする。
■後立山縦走2011
8.09 後立山縦走 Vol.1(白馬乗鞍岳、小蓮華岳、白馬岳、旭岳)
8.10 後立山縦走 Vol.2(白馬杓子岳、白馬鑓ヶ岳、不帰ノ嶮、唐松岳)
8.11 後立山縦走 Vol.3(五竜岳、G4、G5、キレット小屋)
8.12 後立山縦走 Vol.4(八峰キレット、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、扇沢)
■2011.08.09 山行計画(登山届け)はこうだ。
八方の駐車場に車を止め、栂池高原までバスで移動しゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然園まで行く。ここから縦走を開始し扇沢まで抜ける直線距離38km、累積標高差3,500-3,900mのコースである。

八方第2駐車場(無料)に車を駐車し直ぐそばの八方バスターミナルから栂池高原行きバスに乗る。
写真は八方バスターミナルから

栂池高原から始発のゴンドラと始発のロープウェイに乗り白馬自然園に着く、この自然園に登山口があり登り始めるが登山道はぬかるみが多く歩きにくい。歩き始めはガスが多く蒸し暑いが天狗原から先からはゴーロの道となり雪渓も一箇所通過する。

10:04 白馬乗鞍岳に到着

10:35 白馬大池
この時間、白馬岳からの下山組みが沢山休憩している。高山植物も沢山咲いている。

ここから白馬岳までは稜線歩きとなり景色を期待したいところだが西側の雪倉や朝日などしか見えない。

左のピークが白馬岳、右側が小蓮華岳。

12:14 小蓮華岳、今回最初の目的地でここを経由するため栂池から入るルートとした。三角点と剣が山頂にある。

遠くに非対称山稜の白馬岳が見える。(東側がフォッサマグナの大断層の急峻な地形)

13:47 白馬岳
新田二郎の『強力伝』にもなった青銅の展望図指示盤

白馬岳(しろうまだけ)

14:41旭岳
白馬岳の東側にそびえる旭岳、地図には登山道は記載されていないが山腹に踏み後は見える。すると大きな落石が旭岳の沢筋を落ちる。途中雪渓の所にザックをデポし登りにくいガレ場を登る。明確な山頂は無くピークらしき場所を探すが山頂と明記した物は無くアルミプレートを山頂としたり最高点の岩塊を山頂とした情報が多い。
ここも今回の隠れた目的地である。

白馬岳と白馬山荘

15:20白馬頂上小屋
白馬頂上小屋で幕営、テン場は6-7割の込み具合。

夕食はイタリアンスパ+具はウインナーとピーマンをトッピング、なかなか美味しい。
以前購入した組み立て式食器(オカリソ)を初めて利用、良いかも。

明日は『不帰ノ嶮』だ早めにシュラフに入る。
280Gの一番薄いシュラフを持参したがそれでも寒くはない。

■コースタイム
06:05八方BT→06:28栂池高原→07:00ゴンドラ>ロープウェイ→07:40栂池自然園→07:50登山口→09:04天狗原→10:04白馬乗鞍岳→10:35白馬大池→12:14小蓮華岳→13:47白馬岳→14:41旭岳→15:20白馬頂上小屋(行動時間7:20)
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