
■2020.06.09 今回の遠征2日目。
熊野古道/伊勢路で最大の難所「八鬼山越え」をする。
※八鬼山とは
西国第一の難所といわれ、かつては山賊や狼が出没して巡礼者を苦しめました。八鬼山越えでは、いたるところで石仏に出会います。史跡も多く、絶景も望めますが、登り・下りともに厳しい道です。
今では、山賊や狼はいませんので八鬼山647mの標高くらいかな。
ただ登山を趣味とする者としてはこの標高は全く問題ない。
ここ数日の暑さが問題。
それなら涼しい時間帯に登りを終えたいので予定より早目に。
朝の始動は4:20頃、食事をとり準備をし4:45から歩き始める。
駐車場の反対側が登り口。
この八鬼山には行き倒れ供養碑が4基あるらしい。
碑があるのは手厚く供養されたからですね。
年間総雨量4,000mmもあるこの地方の道を守るのは石畳道。
※八鬼山町石
八鬼山越えは道幅狭く坂が急なため、西国三十三ヶ所の巡礼や熊野詣の人々にとっては最大の難所であった。
町石は、天正年間(1573~91)年に作られた地蔵尊で、地蔵菩薩立像が半肉彫され、左右に銘を印刻する。建立は伊勢山田の御師や僧侶で、伊勢信仰を広めた人達。八鬼山三木峠まで約50町あるので、町石は当初50基あったと思われるが、現存するものは33基である。
全て写真に撮ってみよう。
紀州藩主の休憩所。
七曲り。
良く見かける笑っているような町石。
八鬼山桜茶屋一里塚。
道の両側が盛り上げっていますので従来の姿を留めています。
こんな感じの登りが続く。
蓮華石・烏帽子石

九木峠。
7:18 ※荒神堂(2019年に再興された)・荒神茶屋跡。
1300年の歴史を誇る八鬼山日輪寺があり、お堂(荒神堂)の中には「三宝荒神立像」があります
見つけた町石は
1・2・3・・・30しか無い、33現存しているはずだが。
桜の森広場へ
江戸道で向かいます。
八鬼山山頂647m。
桜の森広場。
熊野灘が一望できる絶景の地です。
ここで朝日を見るのもありですね。
下りは石畳の苔に注意しコケないように歩く。
雨が降り水を含んだ苔は注意が必要だがここ数日雨は降っていない。
古道の茶屋は今で言う道の駅かな。
この辺りの植林された木々に世界遺産登録反対など至る所に書かれています。
少し調べると
↓
世界遺産の熊野古道を歩いているのではなく、熊野古道を歩いているだけの私にはペンキの文字が残念だけです。
熊野古道での63/63は一番多いのでは。
登り口に杖を返す。
名柄の一里塚跡
9:02 八鬼山を越えた、所要時間:4時間15分。
熊野古道/伊勢路170km 八鬼山越え 5日目後半へ
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