■2014.07.28 縦走8日目。昨日の昼から雨で小屋のストーブ廻りや、ベッド廻りは濡れた雨具等沢山乾かしてあった、朝には大半は撤去されていたがまだ少し干してある。
私は緊急避難的に小屋を利用するのみでよく分からないが、通常は乾燥室があるらしい。確かにキレット小屋へ逃げ込んだ際は利用させてもらったが干せる場所さえあれば問題無い。
ここ熊ノ平小屋には立派なデッキがある、ここで夕日に染まる農鳥岳を見ながらビールを飲みたかった。
今日は間ノ岳・北岳を越え肩ノ小屋までのルート。
天気も良さそうである。
小屋を5時に出発。
テント場は小屋から少し離れており、少しジメジメしているようだ。それでも1張りテントが設営されていた。
ガッツのある人だな。
朝日は間ノ岳で見えず残念だが、登高には涼しくて気持ちが良い。
塩見岳が背中を押してくれる。
5:39 分岐
農鳥岳へのトラバース道で先行者に追いつきここで一旦お別れ、彼は農鳥岳を経由する。
私は三峰岳が未踏なのでそれを優先しそれを経由して間ノ岳へ。
このルート結構な岩場である。
その岩陰に朝日を浴びる「綿毛のチングルマ」、今回の縦走で綿毛は初めて。
何枚か写真を撮る。
6:41 三峰岳山頂、奥に農鳥岳。
2999mで劔岳と同じ標高。
仙丈ヶ岳、鋸岳、甲斐駒ヶ岳。
荒川三山、塩見岳の眺望も良い。
ここが仙丈ヶ岳への分岐、通称「バカ尾根」。
今回もここをルートに選ぶか散々迷ったが小太郎山を優先した。
ここにも2500m峰があるし仙塩尾根を繋ぐためにはいつか必ず来ると思う。
ザックも大分軽くなった。水も1.5L程しか持っていない。
7:44 間ノ岳。
三等三角点名では相ノ岳。そもそも山名はかなりいい加減で登録上間違えたり、地方で呼び名が異なったりしている。
最近の測量で3190m、日本第3位となった間ノ岳。
東海パルプ立派な山頂標識。
ここで景色を見ながらお弁当を食べる。
イヤーきな粉おにぎりは少し食べにくいぞ!!
農鳥岳。
この山頂には、明治の文人:大町桂月の歌碑がある。
「酒のみて 高根の上に吐く息は ちりて下界のあめとなるらん」
これを俺的に言えば
「酒のみて 高根の山を歩くには お腹ぐるぐる気持ち悪る」
となる。
または
「酒のみて 高根の山の避難小屋 通のみが知る山酒場」
躍動感のある雲海と富士山。
ザックを背負った自分の影をいれたい所だが・・
鳳凰三山。
北岳、甲斐駒ヶ岳。
ここは白峰三山従走路で3000mの稜線が日本で一番長く、登山者にも人気の場所。
北岳のミヤマオダマキ。
北岳山荘と北岳・甲斐駒ヶ岳。
北岳山荘で曰く付きカップ麺を激安価格で購入、本日の夕食とする。
南からの湿った雲が稜線で北からの風で押し返されている。
11:30 北岳山頂、今回は見通しが良い。この山より高い山は富士山のみです。
携帯も入るのでトドクロちゃんに電話。
やっぱり山ではdocomoでしょ。
ここも三等三角点。
お地蔵さんと。
肩ノ小屋到着。
ヘリコプターの荷揚げでテント設営は待機なので小屋でうどん注文ししばし待つ。
小屋前での出来事。
進入禁止のロープで狭くなった小屋前で場所を陣取り体操をする自己中心的な山岳会の面々に呆れ。
荷揚げの邪魔をする高校生ワンゲル団体と引率機能がまったく無い顧問の先生にも呆れる。
年配者と若者がこんなんで日本の将来は大丈夫か心配になる。
荷揚げの完了した後テントを設営。
小屋前の天場へ降りるところに咲いていた、多分最後の「キタダケソウ」。
さすがにここは人が多く静ではないので残念。
湧水を汲みに標高差100mを下る、水が細く2L溜めるのに6分程要し登り返しのまた100mを登る。
小屋で買っても100円/Lでした。
夜半は冷え込み、インナーダウン上下を着込む。
それでも2時頃目が覚め、ストーブで暖を撮りながらスープを飲む。
テントから顔を出すと、満点の星、最終日の夜は更けて行く。
■南アルプス大縦走(8泊9日)撮影した写真
南アルプス縦走 9日目:小太郎山を経由し下山
2014.07 南アルプス縦走 9日目:小太郎山を経由し下山
2014.07 南アルプス縦走 8日目:三峰岳・間ノ岳・北岳
2014.07 南アルプス縦走 7日目:塩見岳を超え熊ノ平へ
2014.07 南アルプス縦走 6日目:ダイヤモンド蝙蝠
2014.07 南アルプス縦走 5日目:天空の小河内避難小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 4日目:百間洞から荒川小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 3日目:聖岳・兎岳を超え百間洞まで
2014.07 南アルプス縦走 2日目:上河内岳を超え聖平小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 1日目:横窪沢小屋まで
私は緊急避難的に小屋を利用するのみでよく分からないが、通常は乾燥室があるらしい。確かにキレット小屋へ逃げ込んだ際は利用させてもらったが干せる場所さえあれば問題無い。
ここ熊ノ平小屋には立派なデッキがある、ここで夕日に染まる農鳥岳を見ながらビールを飲みたかった。
今日は間ノ岳・北岳を越え肩ノ小屋までのルート。
天気も良さそうである。
小屋を5時に出発。
テント場は小屋から少し離れており、少しジメジメしているようだ。それでも1張りテントが設営されていた。
ガッツのある人だな。
朝日は間ノ岳で見えず残念だが、登高には涼しくて気持ちが良い。
塩見岳が背中を押してくれる。
5:39 分岐
農鳥岳へのトラバース道で先行者に追いつきここで一旦お別れ、彼は農鳥岳を経由する。
私は三峰岳が未踏なのでそれを優先しそれを経由して間ノ岳へ。
このルート結構な岩場である。
その岩陰に朝日を浴びる「綿毛のチングルマ」、今回の縦走で綿毛は初めて。
何枚か写真を撮る。
6:41 三峰岳山頂、奥に農鳥岳。
2999mで劔岳と同じ標高。
仙丈ヶ岳、鋸岳、甲斐駒ヶ岳。
荒川三山、塩見岳の眺望も良い。
ここが仙丈ヶ岳への分岐、通称「バカ尾根」。
今回もここをルートに選ぶか散々迷ったが小太郎山を優先した。
ここにも2500m峰があるし仙塩尾根を繋ぐためにはいつか必ず来ると思う。
ザックも大分軽くなった。水も1.5L程しか持っていない。
7:44 間ノ岳。
三等三角点名では相ノ岳。そもそも山名はかなりいい加減で登録上間違えたり、地方で呼び名が異なったりしている。
最近の測量で3190m、日本第3位となった間ノ岳。
東海パルプ立派な山頂標識。
ここで景色を見ながらお弁当を食べる。
イヤーきな粉おにぎりは少し食べにくいぞ!!
農鳥岳。
この山頂には、明治の文人:大町桂月の歌碑がある。
「酒のみて 高根の上に吐く息は ちりて下界のあめとなるらん」
これを俺的に言えば
「酒のみて 高根の山を歩くには お腹ぐるぐる気持ち悪る」
となる。
または
「酒のみて 高根の山の避難小屋 通のみが知る山酒場」
躍動感のある雲海と富士山。
ザックを背負った自分の影をいれたい所だが・・
鳳凰三山。
北岳、甲斐駒ヶ岳。
ここは白峰三山従走路で3000mの稜線が日本で一番長く、登山者にも人気の場所。
北岳のミヤマオダマキ。
北岳山荘と北岳・甲斐駒ヶ岳。
北岳山荘で曰く付きカップ麺を激安価格で購入、本日の夕食とする。
南からの湿った雲が稜線で北からの風で押し返されている。
11:30 北岳山頂、今回は見通しが良い。この山より高い山は富士山のみです。
携帯も入るのでトドクロちゃんに電話。
やっぱり山ではdocomoでしょ。
ここも三等三角点。
お地蔵さんと。
肩ノ小屋到着。
ヘリコプターの荷揚げでテント設営は待機なので小屋でうどん注文ししばし待つ。
小屋前での出来事。
進入禁止のロープで狭くなった小屋前で場所を陣取り体操をする自己中心的な山岳会の面々に呆れ。
荷揚げの邪魔をする高校生ワンゲル団体と引率機能がまったく無い顧問の先生にも呆れる。
年配者と若者がこんなんで日本の将来は大丈夫か心配になる。
荷揚げの完了した後テントを設営。
小屋前の天場へ降りるところに咲いていた、多分最後の「キタダケソウ」。
さすがにここは人が多く静ではないので残念。
湧水を汲みに標高差100mを下る、水が細く2L溜めるのに6分程要し登り返しのまた100mを登る。
小屋で買っても100円/Lでした。
夜半は冷え込み、インナーダウン上下を着込む。
それでも2時頃目が覚め、ストーブで暖を撮りながらスープを飲む。
テントから顔を出すと、満点の星、最終日の夜は更けて行く。
■南アルプス大縦走(8泊9日)撮影した写真
南アルプス縦走 9日目:小太郎山を経由し下山
2014.07 南アルプス縦走 9日目:小太郎山を経由し下山
2014.07 南アルプス縦走 8日目:三峰岳・間ノ岳・北岳
2014.07 南アルプス縦走 7日目:塩見岳を超え熊ノ平へ
2014.07 南アルプス縦走 6日目:ダイヤモンド蝙蝠
2014.07 南アルプス縦走 5日目:天空の小河内避難小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 4日目:百間洞から荒川小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 3日目:聖岳・兎岳を超え百間洞まで
2014.07 南アルプス縦走 2日目:上河内岳を超え聖平小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 1日目:横窪沢小屋まで
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