トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

鳳凰三山 2日目 稜線縦走 Vol.2

2009年06月08日 | データ

 

最高の天気の中縦走は続く



■2009.06.07 鳳凰三山テント山行 2日目
鳳凰小屋~地蔵岳~観音岳~薬師岳~中道~青木鉱泉

鳳凰三山 1日目 ドンドコ沢から Vol.1

夜は雨が少し降り最低気温も3度、樹林帯のなか風の無いテント場では寒くはなかった。
2:30頃学生の1団体が動き出す(3つの学生団体が大型テントで幕営)そこからはもう眠れない、起き出す時間を見計いシュラフに入る。星は出ているが御来光を目指すには3:30に出発する必要がある(日出は4:30)、ヘッデンも忘れ、代用のLEDランタンはあるが・・・・
結局、4時頃起き準備をする。朝食は昨日の残りご飯+インスタントワンタン+玉子スープで雑炊を作る、いつも朝食は喉を通り難いがこれは美味しかった。食事後撤収するが濡れたテントなど必要以上に嵩張るが、今回のザックは余裕がある為大丈夫(70L)。
6/7-4:51 鳳凰小屋を後にする。ここからは樹林帯の中で残雪がしっかり残っている。20分ほど行った樹林帯の中でトレースが多くコースを見失う。新しいトレースがあるが引き返している、周りを見ると遠くの木の幹に赤ペンキがあるのでそれを見付け先に進む、しばらく行くと賽の河原へ向かうザレタ道となる。
見あげると右上に地蔵岳2764mのオベリスクがドーンと見える。


朝日を受け影のシルエット。


甲斐駒ヶ岳もその奥の穂高・槍など


地蔵岳から風雪に耐える木を通し観音岳方面


地蔵岳・オベリスク(クリックで大きな写真)思ったよりでかい岩塊である。


赤抜沢ノ頭に上がると北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山がデーンと


白根三山をバックに贅沢な記念撮影、まだ7時前です。天気も良く空気も澄み風も無い昨日の曇天が考えられないような日である、その中を稜線縦走は最高である。


木のオブジェ、これも風雪に耐えた力強さを持っている。


観音岳2840m、この岩塊の上に三角点が有ります、ここで大休止。
シャリバテ気味だが食べたくはなく無理やりウィダーを注入。


富士山に向かうような薬師岳までの稜線散歩は最高!


薬師岳2780m


薬師からは中道コースで青木鉱泉まで下山する。
最初10分程度は残雪が一面残りツボ足を踏まないよう行くがトレースがなくガスっていたら分かり難いと思う。今回は軽アイゼンを持参したが使う場所はなかった。


御座石


後半ジグザグ斜面の木におもっきり『熊の爪跡!』ゾゾ~そういえばこのコースを登って来る地元の登山者数名は全て熊鈴を付けていた、熊鈴はザックの奥底だから・・・音痴が歌を歌いながら『チャラリラ~チャラリア~』中道登山口まで下山した。

中道登山口からは青木鉱泉まで林道歩き。


青木鉱泉前に戻って来た。


青木鉱泉前の水場で顔を洗い水を飲むと青い空がより青くなったような気がした。
またいつかくるだろうな・・・・



折角来たのだから青木鉱泉(1000円)の鉱泉に入る。
湯船が一つの鉱泉でゆっくりする、熱を持った足を冷水で冷やし体をいたわる。

この青木鉱泉は明治の美文家として知られる詩人の大町桂月も、定宿としてしばしば利用したと言われています。去年農鳥岳山頂に大町桂月の碑があり気に入っていますのでチョット調べてみました。

大町桂月
『一日に千里の道を行くよりも、十日に千里いくぞ楽しき。』 山登りもそうですね。
『酒のみて高ねの上に吐く息は散りて下界の雨となるらん』農鳥岳山頂の碑
『運は運なり運転するなり。
 独断の人を去って果断の人に来る。
 頑固の人を去って自信ある人に来る。
 屁理屈をいう人を去って道理を解する人に来る。
 燥急の人を去って勇往の人に来る。
 心の動く人を去って才智の動く人に来る。』

■コースタイム
1日目(6/6)9:50青木鉱泉→ドンドコ沢→15:20鳳凰小屋
2日目(6/7)4:51鳳凰小屋→5:31地蔵岳→7:40観音岳→8:38薬師岳→中道→12:00登山口→12:35青木鉱泉
(休憩時間含む)


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