毒を放出!

日々生活のストレスを放出し、スッキリノビノビやっていこう!

SDA王滝 10・09 後編

2010-09-23 23:33:05 | MTB
CP1を無事に過ぎたらごっつい上りは暫くないので気分は一段落。


(左)リーンウィズでコーナーを抜けるLiLiSuke選手。
(右)MTBに乗ってもかっこええヒゲ坊主さん。


(左)今回はアミーゴさんと一緒に走ることが多かった。
アミーゴさんも念願のロードバイクを購入し富士山の周りを乗り倒しているらしい。
そういえば前夜に皆で雑談していたとき、ロードバイクに乗り出すとMTBに乗る頻度が著しく落ちるという意見が一致した。
私がロードバイクに乗り出したとき「(MTBから)浮気した」とか言われたけど、みんなそうなるのよ、ホンマに(笑)
更に、フルサスとHTのMTBを持っているとフルサスには更に乗ることがないという意見も一致した。
フルサスは王滝の為に所有していると言っても過言ではない。
(右)今回も川の中を覗いては魚がいないかチェックです。 マジで釣りに来たい。


(左)無限坂へ繋がる最後の平地で休憩中。
ここで休んでいると次々に仲間が入ってくるので少し談笑。
私の少し後に入ってきたLiLISukeさんは、仲間内で一番に出て行く。 気合が違う。
(右)今年の天然エイドステーションは予想外に水が豊富。
ここはかなり流れていたのでリフレッシュするために止まって冷たい水で顔を洗って水ガブ飲みしてみた。
そこに落とし穴が・・・。

冷たい水を口にしてそれが胃に落ちるとすぐに腹に痛みが走り、忘れかけていた腹の異変が蘇る。
動くと腹痛が悪化しそうな感じだったので暫しそこで固まる。
そして次々に仲間達が脇を走り抜けていく。
「水にあたったか!?」
「いや、飲んですぐに痛くなるということはそれとは違う、冷えだな」
「腹具合が変だったところに冷たい水が入って悪化してしもうた」
「これは(下痢が)来るかもしれない・・・」
すぐに尻まで来ないことを確認した後、腹に爆弾を抱えるように静々と走り出すことになる。
上りでガンガンまわしてもいけない、下りでドンドン落ちるように走ってもいけない、要は強い刺激を与えてはいけない、そんな感じ。


無限坂へ入ると空が近くなり開放感に溢れ青い空がサイコーに気持ち良いが、坂だけにシンドイ。
そして時折襲ってくる腹痛がこれ以上酷くならないようにと願いつつ走る。
水分補給をする度に腹痛が来たらタマランな・・・と思っていたが、意外にそうでもなかったのにはまだ救われた。


スンバラシイ景色を堪能したいところだが、腹具合が怖いので刺激を与えないように神経を使う。
こんな時に備えてポケットティッシュを持ってはいるものの、何せ無限坂はほぼ尾根道、脇は崖だし森ではないので用を足すには茂みが少なすぎる。
でもこんなポーズで写真撮ってもらったりするもする(笑)


(左)ただもくもくと進み、写真撮るのも少なめで(昨年比)仲間たちに追いつく。
(右)場所が変更されていたCP2に12時前に到着。
とりあえず休憩してエネルギー補給。
腹は極限状態まではいかないものの、危険な状態なので入りたくないが簡易トイレに向かい用を足す。
汚い話で恐縮ですが、ひとふん張りすることもなく出るものは出たがすっきりしない。
まだ爆弾は残っている感じ。
この先危険が続くのか・・・どうしよう、困った。
など考えながらフラフラ自転車のところに戻ると、もうみんな出ていてヒゲ坊主さんしかいなかった。
そして給水所でどらやきさんを見かけ、私も給水、エネルギー補給、それから再出発。


心理的余裕があまりなかったが、気付けば御嶽山がドドーンと見えるので写真撮影。


この場所もお約束。
モデルになる仲間が来ないかと少し待ったが誰も来ないので再スタート。


(左)御嶽山を見ながら尾根を巻いて走る。
(右)前をいくはアミーゴさん。 天気よくってホンマ気持ちええ。


(左)CP3到着。 すると先行していたLiLiSukeさんがいた。
しかし私は更に腹具合が悪かったので挨拶もそこそこに簡易トイレへ直行、出すもの出す。
するとメチャメチャすっきり!
さっきまでの不調が一気になくなった!あー爽快!
これで心置きなく走れると思ってバイクに戻るともうLiLiSukeさんがいない。
やはり今回は気合の入りようが違う。
(右)そうこうしているとアミーゴさんが入ってきて、続いてやまゆきさん、ヒゲ坊主さんも入ってきた。
私は最後のエネルギー補給とそれまで最小限に抑えていた水分補給を解禁、エイドステーションの水をコップ3杯程飲み一くつろぎ。

そして私より遅くに入ってきたアミーゴさんが先陣を切って再出発するというので私も出発。
腹痛で水分補給を最小限に抑えていたボトルにはまだ十分な量が残っている、このまま最後まで行く!

CP3直後はコンクリのきつい坂があって私はここが苦手だがなんとかこなしそのまま上っていく。
そしてここを出たときに密かに考えていたのがLiLiSukeさんに追いつくこと。
トイレと休憩でそれなりに時間を使ってしまったので厳しいかと思ったけど、とりあえず走る。
マップと高度計を見つつ1つ目のピークに到達する。
が、目標のLiLiSukeさんは見えない。
「あー追いつかないか」と思いながら標高にして100M程を下り、また100M程を上り返しルート上最後のピークを目指す。


(左)御嶽山が見られるのももう最後という場所で走りながら撮る。
(右)あれは!?

最後のピークの直前だったが直後だったか「あのハイドレーションバッグとジャージの柄は!」とLiLiSukeさんを発見。
ちょっとした達成感を得、その後は付かず離れずついていくことにする。
その時思ったこと。
「FSR乗りやすい」
古いだの重いだの酷評したけど、サスペンションはよく動くし、ブレーキはよく効くしコントロールしやすい。
ただもう少し曲がってくれるともっとええかな。
「あ~気持ちええな~楽しいな~、でもそれももうじき終わり(ゴール)か~」などと考えながら最後のダウンヒルを楽しむ。

そして楽しんで油断したのかそのダウンヒルも終盤に差し掛かりガレを過ぎた頃、後から一人追走者が来たので先に行かし2人の後ろを走りながら右ヘアピンカーブに入った瞬間フロントタイヤがバラスに埋まりリヤが左に流れて転倒!
「しまった・・・」
先行する2人と違うラインで行こうとするあまりレコードラインを外して砂利の深いほうへ入ってしまった。
すぐに起きて体とバイクのチェック。
体は右肘に擦り傷、右足も擦って打った感覚があるがタイツの上から見る限りどうもない。
バイクは右エンドバーがあさってのほうを向いてしまっているが走行には支障ない。
すぐ再スタート。
「せっかく追いついていたのに」と残念な気持ちになったが、とりあえず先を急ぐ。
余談だけど、こういう時って不思議とコケて地面を転がっているときの場面をよく記憶している。
地面を滑りながら先行する二人が離れていくのを何故かしっかり見ているのである。
なんでだろうか?
さて話しは元に戻り、走り出して暫くするとオフィシャルがいて「あと2キロー!(だったと思う)」と教えてくれた。
「まだ追いつけるかもしれない!」と思って気合入れなおしてコギにも力入れなおし、再びLiLiSukeさんの背中を捉える。
そして横に並んでランデブーゴール!

と、思ったけど結構なスピード出てるしいきなり横に並ぶのも危険だと考え、そのまま後でゴール!!


タイムは8時間21分ぐらい。
多分、自己最高。

そして私はケガの消毒をしてもらって、仲間のゴールを待つ。




みんなええ顔してるわ!
お疲れさまでした!


AVE HR 154BPM
MAX HR 181BPM
5319KCAL
コメント (16)
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