再び夏休み日記
翌朝は4時半に目覚ましをかけ、朝飯に用意していたパンをかじってから行動開始。
朝イチからが勝負!
入る場所は石徹白川上流域。
ストレスなくよく眠れて気分良い中、走行中荷物が転がらないように車内を少しだけ片づけクルマを走らせる。
(左)起きてみると周りはガスが出て視界が悪くなっていた。 でも天気が悪いわけではなさそうだ。
(中)気温は肌寒く感じる17度にまで下がってた。
(右)クルマを走らせ高度を上げていくとガスの中から出て、下に雲海を見ることが出来た。
あの雲の中にいたのだ。
昨年も来ているのでクルマを止める位置は覚えている。
上流部の堰堤を過ぎてすぐの駐車スペースにクルマを止め、川へ降りる道を確認したらウェーダーを履き荷物を持って川へ入る。
水量はやはり少なめで、良さそうな感じはしないが竿を振る。
(左)昨年は一投目か二投目で釣れたのを覚えていたので「今年も・・・」と思ったがそう甘くはなかった。
しかし釣りを始めて10分もしないうちに小型のイワナを掛ける。
小さい、やはりどこも減水、気温高で小型な魚しか動いていないのか?
(中)所々に咲いてた花、紫陽花系かな?
(右)多くはないが魚影はあってチェイサーを見ることが出来る。
しかしどれも小型で、しかも見切られて引き返すのが早いのであった。
やはり厳しい。
それでも時々掛ける。
釣れてくるのは全てイワナ。
昨年一昨年も岩魚しか連れずアマゴはいないのかな?と思っていたのだが、ガイド本によると私が釣っているエリアは完全なイワナの域だと書かれていて納得。
釣れなくなったのでこんな写真を撮影。
実際こんなショートレンジでも釣れます。
肌寒かったのでアームカバーを防寒用として使用。
こんな大きさの岩が河原に転がってます。
水が出た時にホントに転がって来たのだろうな、そう考えると水の力って恐ろしい。
(左)考えている終点近くまで来てしまったが魚はほぼ釣れなくなり、そして小さい。
一番期待していたエリアだったのでかなり無念。
(中)空は真っ青になってきた、この日も暑くなる予感。
(右)スント計測標高1000M近くまで釣り上がってストップフィッシング。
思うような釣果、数、サイズ共に上げられなかった。
期待外れではあるが、そんなものかな。
ゆっくり歩いてクルマに戻りながらこの日のスケジュールを考え直す。
一番期待していたところに一番良い時間に入ってこの釣果、他のところに入り直しても好結果は望めない気がしたがそのまま帰ってしまうという選択肢はない。
とりあえず、ここまで来ているのだから・・・と前日に下見をした石徹白川本流を釣ってみることにした。
と、その前に寄り道、今まで何度かここに来ながらお参りしたことなかった白山中居神社に参拝。
でっかい杉がたくさんの静かな神社だった。
さて、クルマで下流に戻り石徹白川と峠川の合流地点よりも少し下で入渓。
川幅は広くいかにも本流という感じ。
その流れは良い感じで大きいサイズが育ちそうな環境。
こんな流れは身近なところにはないのでおもしろそうだと思い、正直釣れないだろうなという思いもあったがルアーを投げていく。
(左)流れの筋を見ながらルアーを撃っていく。
まだ9時過ぎという時間帯だったが、日差しがありすぎて釣れる気がしない。
(右)渓流ではアップの釣りばかりをするが、ここではダウンの釣りをする。
基本川原を歩いていたが場所によっては水に入ってルアーを投げる。
それと、水に浸かると冷たくて気持ちイイ(笑)
魚影は時折見られたがチェイサーはほぼ皆無、気の済むまでやって川から上がってまた移動。
それでも時刻はまだ10時過ぎ、このままこの地域を離れてしまうのも惜しいので今一度峠川へ入り前日より下流域を釣り上がる。
峠川はやっぱり魚影が濃い。
加えて木々が多く覆い茂っているからか陽が高くなっても魚が出てくる確率か高いように感じる。
しかし掛かる魚は少ない。
見切られているのか途中で引き返していってしまう魚が多い。
そんな中イワナを3匹ぐらい釣ったかな。
惜しかったのは岩の間に流れが集まり細くなったところにルアーを通したとき川底から大きな影が出てきたこと。
ルアーの下から間違いなく尺オーバーの黒い影がブワッと湧いて出た。
食いに出てきたという感じには見えなかったが間違いなくルアーに反応して出てきた感じ。
大した魚も釣れずテンション低かったが、ここばかりは一気にテンション上がってその魚に狙いを定める。
すかさずもう一度ルアーを入れトゥイッチを入れる、しかし反応はナシ。
もう一度投入、今度は棚を変えてるためカウントダウンし、より沈ませて引く。
でも反応はナシ。
しからば、数分そのポイントを休ませてから再チャレンジ。
でもダメ。
その後はリフト&フォールなど色々やってみるも二度と出てくることはなかった。
シビアだ・・・私にその魚を誘い出す腕はなかった。
その後頃合いをみて退渓、違う川へ移動することを決めた。
そして石徹白をあとにする前に天気がイイので少々寄り道。
(左)谷にある堰堤の上にカモシカ発見。
見てるだけではなかなか動かなかったのに、カメラ構えたら逃げた。
よく目が見えている。
(右)満天の湯駐車場からウィングヒルズのゴンドラ終点を見る。
ウィングヒルズはこの時期MTBのダウンヒルコースになってて、ゲレンデ下ではダウンヒルバイクを見かけたので立ち寄りたい気もあったが時間の加減でそれはパス。
(左)向こうに見えるは雪の季節に登った野伏ヶ岳。
この満天の湯の駐車場は見晴らしがよくって気持ちイイので最後にここからの景色を見ておきたかったのである。
台風も来て秋の気配が漂う今日この頃だが、この時の空はまだ夏真っ盛りだな。
(右)そしてこちらは峠を越えて長良川方面へ降りる道中の景色。
この景色も好きだ。
しかしここの坂はエグイ、冬の積雪時には来たくない。
そして次なる川へとまだつづく