アップするの忘れてたGWの話です。
以前にもここのブログに載せたことのある徳山ダムに足を延ばしてきました。
前回行ったのは昨年の夏で完成間近だったのですが、今回はもう完成し貯水段階に入っていたので見ておきたかったのです。
構想から着工、完成までに何十年とかかり、その必要性の問題や地域問題も多かったと聞くこのダム。
完成すれば西日本一の大きさのダムとなる。
そのダムにいよいよ水が入りだしている。
いつぞやの新聞で今シーズンは降雪量が少なく雪解け水が期待できないので、予定していた貯水量になかなか達しないという記事を読んでいたのでどれくらいのものなのか興味もありました。
車を走らせ奥揖斐を抜け徳山へ向かう。
徳山に近づき幾つかのトンネルを越えると、以前はまだ通行できなかった大きな橋が開通し走ることができるようになっていた。
とりあえずその橋を渡り、車中よりダムの下流方面の写真を撮ってみる。
そしてそのまま山間の高いところにあるダムの周りを走る新しく建設された道路を走る。
GW中だというのに夕方だったということを差し引いても走る車は少ない。
幾つもの橋とトンネルを渡りくぐりを繰り返し走ると、ナビ上では白山神社の近くを走っていることになっているが、そこはすっかり水の中に沈んでいた。
その神社の近くには小学校跡もあったので、今はもう完全に水没しているということになる。
「昨年の夏に見ていた景色が水の中というのは、なんとも言えない気分だな・・・。」
「しかし、ここでこの水位だと、水は一体どこぐらい先まであるのだろうか?」と思い更に車を走らせる。
でもそこそこ走ったつもりだったけど、まだ終わりが見えないので日も陰って来たこともあったので来た道を戻ることにした。
Uターン地点のダムに下りる閉ざされたフェンスにこんなものが…
私はバサーでもあるけど、こんな山奥の水系にバスなんかを放流することは絶対にしてはならないと思う。
この道、きれいで車も少ないので自転車で走るにはイイかもしれないと思ってたけど、トンネルが多いので自転車には辛いな。
来た道戻り、ダムの西側にある“徳山会館”に立ち寄る。
夕方で閉館時間のようだったが、館員さんの「せっかく来てくれたのだから是非見ていってください」というありがたいお言葉にあまえ入館させてもらう。
これまた立派な館内には過去の徳山村の風景写真やダム全景の模型などが展示されていた。
村跡地が水没する時の記録が時を追ってパネルで飾ってあった。
印象的なのはこの地の風景写真と共に、住んでいた方々の当時の家族家族写真が一世帯一世帯載って分厚い写真集となって置いてあったことだ。
おそらくこの写真集は住んでいた方々には配られているのだろう。
一通り館内を見た後は展望所に行って前回眺めていた景色をもう一度見る。
やはり前回見た集落の跡は見事に影も形もなく、深い緑色をした水の下に沈んでしまっている。
前回撮った同じ地点での写真は
こちら。
同じ場所で撮った写真とは思えない・・・。
以前ここに住んでいた方々はこの景色を見に来たりしているのだろうか?
なんとも嫌な感じがする景色だ。
ダムなんかに来ると私はいつも思うのだけど、ダムの周りの高いところからその深く緑色をした流れている気配のない水を見ると、そこに落ち吸い込まれ這い上がって来れないようなイヤな心境になる。
なんでだろう?
最初に渡った橋を見る。右から左へ渡って走りました。
そして東岸の走った道がアレ。山の中腹を張り付くように走ります。
あんな斜面に道路付けるなんて相当お金掛かるだろうなぁ。
全然車走ってないのに・・・。
日も山間に沈み暗くなりかける頃、ここを後にして来た道を戻り、来る最中にチェックしていた温泉に立ち寄る。
ちょうど4月28日に開業したばかりだった“藤橋の湯”である。
私が行く数日前に開業したばかりの温泉で、施設は当然メチャメチャきれい。
立派な施設なので入泉料高いかな?と思ったが¥500でまあまあリーズナブル。
外には足湯があり、そちらは無料。
湯船も内湯・露天・ジェット・一人風呂・サウナ等色々あって待合い施設も大きめでゆとりがある。
私が行った時間は遅めだったこともあり、人も減ってゆっくり入ることが出来た。
こんなのが出来ているなんて全然知らなかったけど、偶然にも行くことが出来てラッキーだ。
また行きたいけど、遠いからそう簡単には行けないな。
今度は家族で来よう。