昨日は夏休みの小娘と一緒に京都 美山にある茅葺の里へ行ってきた。
美山の茅葺の家がある集落は茅葺の家が好きな私としては以前から行ってみたい場所だったのだが 「行くのが不便だ」 という理由で行ったことがなかった。
しかし今回子供の夏休みでお出かけ先に困ったので遂に行くかと。
で、行くのが不便と思う理由は、私が住んでいるところから普通に行くと高速道路を使ってぐるりとムダに遠回りしていくことになるから。
お金払ってムダに遠回りして行くというのがなんだか許せん。
しかし高速道路に対してもう一般道を走るルートもある。
その一般道のルートは大きな目で見れば直線的に目的地へ向かうので一見効率的だが、ひたすら山の中を通るルート。
細かく見ると山間の道はクネクネ道で、聞くところによるとホンマの山の中の道で山岳道。
ということは平均速度が著しく落ちて時間が掛かるし疲れる。
それなら金払って高速で行くかということになり悩んだ挙句、夏だし山の中気持ちいだろうしお金浮くしということで山道を選択。
朝9時ごろ家を出発。
湖西から国道367号線を走り南下し京都大原の手前で国道477号線へ入る。
この道、国道だが場合によってはクネクネ道は言うまでもなくクルマ1台分の幅しかないところ多数、そして勾配もかなりのもの。
で、調べると酷道と呼ばれる部類に入るみたいで納得。
そして百井峠→花背峠を越したら県道38号線に入り、佐々里峠を通って由良川上流まで出て美山まで。
道中はこれまた相当なクネクネ道と勾配の連続で「こんなところがあったのか」とか「こんなところに人住んでるのか」とか驚くこと多かった。
また所々に茅葺の家も見られてこれまた驚き。
京都というと市内、観光地ばかりを思い浮かべるがこういうところもあったのだ。
ところでこういう山岳道を走ると、先にも書いたが「走った感」に「距離」が比例しない。
というのも平均速度が落ちて走ったつもりでも全然距離が伸びないのだ。
そんなことで、もう随分走って「2/3ぐらい来たかな?」とメーター見ても、まだ半分も来てないことに気付き、ガッカリするのであった。
景色のいいところや、川が出てきては魚が居るのかとクルマを止めて覗き込んだりしていたので少々余計に時間が掛かったが2時間と少しぐらいで現地着。
余談だが、途中の川には「ヤマメ」の文字が見られ渓魚も居るみたいだがどうも釣れる気がしない。
そして日釣り券が¥3,000とか書かれててびっくりする。
これだけの金額するなら相当放流したりして釣り人を呼び込む努力でもしてそうなもんだが、その釣り人は居ないし魚の陰も見られなかった。
どうなんだろう?
おお!茅葺の家がたくさん♪
集落内に電柱が立ってないところを見ると景観を大事にして地中埋没電線化がされているようだ。
駐車場にクルマを入れて散策。
私はなぜだか幼少の時からこういう茅葺の家が好きで憧れていた。
なぜだろう?
(左)トンビ旋回中。
ここの茅葺の家は飛騨の合掌造りと違って、屋根のてっぺんに木製の飾り(?)のようなものがついている。
(右)神社にお参り。
ああ、ええな~
所々に花が植えられ彩り豊か。
平日の昼前でまだ人も少なめだったけど、実際に人が住んでいるところが多いわけで、住んでる人はよそから人が押しかけてきて大変なのかな。
田んぼの稲も色づいてイイ感じ。
1時間ほど散策し、お土産屋さんなど覗いたら帰りましょう。
(左)由良川。 鮎釣りをしている人多数。
そして時刻も昼を回っていたのでどこかで昼飯食おうと入って食べたのが
(中)イノシシラーメン
(右)鹿カレー
帰りも同じ道を走った。
片道約2時間と少し、距離にして片道90キロ、近いようでなかなか遠くお出掛け感としては十分。
行ってみたいと思っていた場所に漸くいけてよかったな。