サイクリングの帰途、あるコンビニに立ち寄った。店の前で3,4才くらいの男の子が何か物を買ってもらおうと泣いて愚図っている。子は「ママ、ママ」と母親を呼び、母親も自分のことを「ママ」と言って子を叱ったり宥めたりしていた。10m程離れたところに父親がいて母親はその者に助け舟を頼もうと「パパ、パパ」と呼んでいるといった風景を目撃した。
小さい子には覚え易い、言い易いとか理屈をつけて安易に親のことを「パパ、ママ」なんて呼ばしていると、<気ママでパーパー>した子に育つに決まっている。
そもそも、親というものは子供にとって、最も頼りになり安心の拠り所である。だから、子が親を呼ぶ、それはまさに魂の叫びなのである。。人格形成の元となる一番肝腎な言葉なのである。その一番肝腎な言葉を母国語ではなく、外国語を用いるなどあるべからざることである。
さきの大戦の終末期、特攻で死んでいった者の最後の魂の叫びは「お母さん」、これが日本人の魂の言葉なのだ。
日本は言霊の幸はふ国、絶対忘れてはならない言葉を忘れた軽薄なパパ、ママ族は日本人じゃない。こういう連中が増えれば国が滅びてしまう。悲しいね。