12月16日の天声人語に「おならうた」という谷川俊太郎の思い白い詩が紹介されていた。
<いもくって ぶ/くりくって ぼ/すかして へ/ごめんよ ば/おふろで ぽ/こっそり す/あわてて ぷ/ふたりで ぴょ>。
こういうのを見ると内山老師の提唱を思い出す。その話は、インド人はモノを数える癖があって、◯◯にはいくつある、△△には何種類ある、屁のヒリ方にはこれだけあるという具合、それが尋常ではない。それはそれだけ深く考えていることでもある。仏教にもそれが現れていて非常に深いものである。そして、それが幾度のなく繰り返される。俳句ような短い句をつくるサッパリ系の日本人には付き合いきれないところがある。
一度華厳経を読もうとしたことがあるが繰り返しが多くて読み切れていない、と言われていたが、最晩年になって華厳経を読んでいてそれを楽しみにしているとの話を伺った。
亡くなった時にはどこまで読まれたのだろうか。
市の図書室で口語全訳華厳経上・下巻を見つけた、上巻が約1000頁、下巻が1200頁。読もうか、読めるか、う~ん。