十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

岐路に立つお寺~問われる宗教の役割

2011年03月06日 | 佛教

 3月1日のNHK報道番組クローズアップ現代で「岐路に立つお寺~問われる宗教の役割」というタイトルの番組を見た。

 全国各地の寺で檀家の寺離れが進んでいて寺の運営に支障が出てきている。最大の仏教団体である浄土真宗でのアンケートによると20年後にはその6割が寺を運営できないと予測している。

 特に最近の問題は墓の引越しが増えてきているということ。これは業者による割安な霊園、納骨堂ができてそこへ引っ越してしまうのである。
 危機感をいだいた寺が業者とタイアップしたりして上手くやっているのはごく一部で、寺独自で納骨堂を造るも利用者が少なく倒産したりと運営上問題ある状況が生じてきている。

 ゲストの東工大 上田紀行准教授のアンケートによると、良いイメージを持っている人が
仏教は90% 寺25% 僧侶10% ということ。

 人々の苦しみに寄り添う宗教本来の取り組みを始めた僧侶のグループが各地で生まれて来ている。

 といった内容であったが、寺25% 僧侶10% というのは在家一般の人間が感じる当たり前の感覚で坊さん方は厳しく受け止めなけれならないだろう。

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