福島第一原発事故により関東地方の電力不足が深刻で輪番で停電が実施されている。停電の実施を控えるために節電の呼びかけが行われていて、大方の人は協力していると思われる。
しかし、今はまだ始まったばかりだから、みなその気になっているのだがそのうちいい加減にしてほしいというように思う人が増えて来ることは目に見えている。
そうすると「自分一人くらい節電のしても大したことでない」と協力しない人も出てくるだろう。この「自分一人くらい」というのは自分を大勢の中に埋没してその中の単なる一員にしてしまっていて自己がない。
反対は「自分一人だけでも」である。他の誰が協力しなくても自分だけはやる、ここには自己がある。みなこうあってほしいものである。