安泰寺の住職 ネルケ・無方さんの本が出版されましたの紹介します。
日本人が忘れた、“本物の佛教”がここにある。
「お坊さんになって悟りたい!」――。悩めるドイツ人青年の危機を救ったのは、祖国で出会った坐禅だった。出家の覚悟を決めて来日するも、そこで見たものは、この国の佛教のトホホな姿。算盤を弾くばかりの住職、軍隊のような禅堂、佛教に無関心な世間……。失望と流転の末、ようやく辿り着いた理想の修行は、小さな山寺での自給自足・坐禅三昧の生活だった。日本人が忘れた「一瞬を生きる意味」を問う、修行奮闘記。
ネルケ無方/著
ネルケ・ムホウ
1968年ドイツ生まれ。禅僧。兵庫県にある曹洞宗・安泰寺住職。高校時代に坐禅と出会い、佛道を志す。1993年、安泰寺にて出家得度。京都の名刹や大阪城公園でのホームレス修行生活などを経て、2002年から現職。檀家ゼロ、自給自足、坐禅三昧の修行生活をおくっている。