今朝の朝日新聞によると、高野山の「持明院」という寺の永代供養権を売るとうたって高齢者らに高額の代金を騙し取った業者がいて被害額が1億1500円に上るらしい。
永代供養とは寺が位牌や墓の管理を行い読経、法要を勝手にやってくれ遺族はそれを任せておくだけよいものだが当然それに対する金を事前に払って権利を得る必要がある。
しかし、これもけったいなもので遺族からも顔を名前も忘れられた状態で供養も何もないもんだと思う。
今回は寺から委託を受けた業者のペテンだが、元々寺が死んだ人間を供養するなんてことで金儲けを考えることがまやかしなのである。
人間死んでも知る人の心の中に残映として残るものであるが知る人がいなくなればそれで終わりということを知るべきである。