将棋の藤井聡太7段は、つい先日、6月4日棋聖戦の挑戦者となり、コロナの影響で日程が詰められた中で、本日、棋聖戦の初戦が行われた。
相手はタイトルホルダーの渡辺明3冠である。
タイトル戦は恒例として対戦者は和服を着て行われるが、藤井7段は洋服姿で現れた。
着物は既に師匠に作ってもらっているが、急だったの準備不足で着てこれんかった。
手合いは藤井の先手で得意の角換わり戦法ではなく、渡辺の経験豊富な矢倉を選択、藤井の自信を感じさせるものだった。
形勢はは藤井が序盤から中盤までうまく差して若干優勢に、終盤いつもの通り、残り時間がなくなって、不利な状況に立ち至ったが、詰め将棋で鍛えた終盤力で、逃げ切った。
最後は玉将が左下から盤の中央を通り右上の相手の王の近くまで王手で追いかけられた、126手目から156手まで16手連続で王手をかけられたのである。
これだけ追いかけられて逃げ切ったのを初めて見た。
これでまずは、5戦のうち1戦を勝ち取り、あと2勝で棋聖位を獲得できる、頑張ってほしいものである。