今回は内山興正老師の「死」という詩を紹介する。
死
人間は思い固めで生きている
死とはこの思い固めを
手放さねばならぬ時である
高くのぼせて
深く思い固めていればいるほど
その思い固めたアタマにとって
落差の衝撃は大きい
死は生の続きではない
死は 生前の思いの
延長線上にあるのではない
死者の霊魂とは
生き残っているものの間に漂う
亡き人の残映である
自分の死とは
そうした思いさえも手放された
絶対地盤である
----------
死者の霊魂も地獄も極楽も生きている者の心のうちにあるということである。
たとえば私の心の内には地獄も極楽もない。勿論そこに住まうべき霊魂もないのである。
一方、地獄・極楽を信じる者は心の内にその世界を構築しそこに死者を住まわせるのである。「地獄に落ちろ」といえば、地獄をしつらえ地獄の鬼にならなければならないことを知っておくべきだ。
死
人間は思い固めで生きている
死とはこの思い固めを
手放さねばならぬ時である
高くのぼせて
深く思い固めていればいるほど
その思い固めたアタマにとって
落差の衝撃は大きい
死は生の続きではない
死は 生前の思いの
延長線上にあるのではない
死者の霊魂とは
生き残っているものの間に漂う
亡き人の残映である
自分の死とは
そうした思いさえも手放された
絶対地盤である
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死者の霊魂も地獄も極楽も生きている者の心のうちにあるということである。
たとえば私の心の内には地獄も極楽もない。勿論そこに住まうべき霊魂もないのである。
一方、地獄・極楽を信じる者は心の内にその世界を構築しそこに死者を住まわせるのである。「地獄に落ちろ」といえば、地獄をしつらえ地獄の鬼にならなければならないことを知っておくべきだ。
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