先日の日経新聞夕刊に載っていた記事。
『子供からお年寄りまで幅広い世代がともに暮らす多世代住宅が注目されている』
名古屋駅から地下鉄で30分の愛知県長久手町に所在する「ぼちぼち長屋」
要介護の高齢者が13人、子育て家族4人、それに独身OL3人が一つ屋根の下に暮らしている。
家賃は、高齢者は食事付きで要介護の程度により17~19万円。独身女性は6万円だが、高齢者と触れ合いを持つことを条件に3万円が戻ってくる。
記者は「世代間の会話が弾み、ほのぼのとした時間が流れる」理想の共同生活空間を思い描いて訪問したらしい。
しかし現実にはそうはうまくいっていないとの事。
でも、それでも「お互いの存在を感じるだけでも心持は全く違う」という効果もあり、高齢者には心強く、一人暮らしにはない魅力があるそうだ。
当然揉め事もあるが、それも想定のうち。
住人同士の助け合いや関わりを求める声も多いというが、そういった論議そのものが貴重で、雑然とした雰囲気の中でいろいろな人が暮らすことにメリットがある・・・。
なるほどねぇ~、これからの高齢者社会にはいろいろな形態の「共同生活」が出現しそうだね。
そう、前にも書いたように、これからは子供も当てに出来ないし、そもそも子供のいない夫婦も多い。独身者も増えている。
今までのような身内で面倒を見るのではなく、他人同士(友人・知人同士など)で面倒を見合う時代が始っているということ。
そうなんだよ、友人、そのまた知人など、これまで縁も所縁もなかった他人同士が集まって、助け合って共同生活を営むような形態が当たり前になるのかも。
僕は妻を亡くした直後から、その可能性を実感していた。
やっぱり世の中にはそういった動きを先取りしたコミュニティーが既に存在するんだねぇ・・・。
友人諸君、僕たちだってそういうことを真剣に考えるときが来るかもよ。
いや、絶対来ると思うんだよね。