昼はまだ夏、夜は秋。そんなこの頃、秋はじまりのはじまり。
今日は銀座で、先輩「こうはしん」さんの
個展を観ます。
ご一緒するのは、僕が自分のホームページの
トップに飾る(萌え?)イラストを依頼している
猫舌ひよこさん。
お昼は 銀座松坂屋の向かいあたりにある
インドカレー屋ナタラジにしようかな。
平日はランチビュッフェなのだ。
同地域に住んでいる方には失礼な言い方かもしれないが、
うちのある日野市はだいぶ田舎風情のため
(それは大きな魅力)
こうしてコトコト列車に揺られて町へ街へ近付くのは
ちょっとした祭り感もある。
浅草に住んでいた約30年間は、環境的には
だいぶ特殊であったと感ぜられる。
樹木の風の少なさが際立つが、
代わりに江戸前の潮風はあった。
汐留の高層ビルが建つまでは。
今や 東京スカイツリーという 超摩天楼まで
間近に建っているが、これが 生命の尊厳という視点でとらえたとき
調和となるか 抵抗となるかは
これからの一人一人そして社会、世の中の
品位と選択にかかっているのだろうか。
ただ、一度郊外に住んでしまうと
よほどのきっかけが重ならない限り
また都心に住もうとは思えない。
東京湾の自然環境の復元には何らかの形で関わりたい。
何しろ、現在の江戸前の海底には
海水のミネラルと結ばれて沈殿した、
放射性物質の澱ができている模様だから。
ここを見捨てる、あきらめるのではなく
人が、科学の結果で引き起こした事態は
祈りだけではなく やはり科学的な技術によって解決し得る。
小川のせせらぎには、ラリマー色(水色)の沢蟹が戯れ、
雨の降れば、天を仰ぎて舐めてよし、
こびとはフキの葉、子どもは里芋葉、
大人は蓮っ葉を傘に帰る。
そんな風情が好きなのだ。
古語(アイヌ語)で「アイ」は湧き水を意味する。
「ノンノ」は花、「チセ」は家だ。
僕らにゃ、一万年の平和たる縄文の血が
いまここに、紅く温かく、脈打ってる。
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