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早朝からあめふり。
隣家と塀のすきまには、仔たぬきがちょこちょこ歩いてる。

きのうは、ヘビとなまず目あてに息子と近所のたんぼへ。
両者とも出会えなかったが、植えるまえの水田に
トウキョウダルマガエルが顔をのぞかせていた。

蛙は近目のようで、離れた人をさほどおそれないが、
動きには敏感だから、すばやく網を振っても
瞬間的に逃げさる。

子は蛙がとりたくてたまらない。

そもそも、戦後激減したこのカエルが
この地でたくましく息づいていることに、まず感激せざるをえない。

できれば見まもるだけにしたいが、息子の熱情はそうもいかない。

希少化した種とはいえ、いにしえより受け継がれてる
子どもの狩猟本能を抑える権利はない。

子どもが1,2ひき追っかけて絶滅するようでは
すでに時間の問題である。
サギやヘビもまた眈々とカエルを狙っている。

しかし、絶滅をまねくのは、カエルを捕ることよりも
カエルのすみかが消えることで、
この田んぼを宅地化すれば、ここのトウキョウダルマガエルはかき消される。

餌とすみかさえあれば生きものは栄えるから、
ちょっとした仕組みとインフラでカエル天国も築けるが、
9割の人間はそこにコミットせずに、知らず
カエルをへらす流れに加担しちゃうのだろう。

僕も別段カエルを偏愛しているわけではないが、
サカナは泳ぎさり、トリは飛びさるから、そこで生きのこれるか滅びるかが
もっともシビアな蛙を、人もふくめて暮らしやすい環境の
指標、シンボルにとらえたいこころがある。

それで、鉢植えのならぶ下町の路端ガーデニングを眺めるときさえ
蛙にとって棲みよいかの視点で、
A~Dまでランク付けしてあるいている。



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