こんな夏めいた季節になると、
夕食後、そのまま床に寝落ちることが増える。
何とか頑張って入浴してから布団で寝るのではなく、
横になりたくなった時になって、そのままおちるので
ストレスフリーというか、床にも関わらずぐっすりと疲れもとれる。
枕は座布団を折ったのにもう1枚重ねたもの。
毛布も1枚。
敷き布団は無いが、柔らかすぎるとかえって
骨にもよくないというので、床に敷いてある薄いマットレスくらいで
ちょうどよいのだろう。
朝、5時半くらいに目覚めて、息子と
金魚、小鮒、めだか、どじょう、亀、なまずに
餌をやったり、植物に水やりする。
鉢植えは根が深く大地に張れないため、水をしっかり与える
必要がある。下町の玄関前の植木鉢たちは、毎朝夕、
家の人が水を撒くのが日課となっている。
さて、さように寝落ちるものだから、
翌朝のお風呂はすっくりと冷めている。
僕は追い焚きせず、その水を浴びて、浴槽に入る。
これがお湯とは違ったきもちよさ。
朝の水風呂は、これから一日体をうごかすから
冷える問題は少ないし、
動物的には、熱い湯に浸かることの方が不自然といえる。
あまり熱いと、体に熱が入った分、同量の電子が抜けて
湯あたりのようにかえって疲れるし、余分な汗からはミネラルも損なう。
いろんな意味で水風呂は鍛練や生命力をもたらすが、
水でなくとも、ぬるめの湯にゆっくり浸かる方がよい。
温度差は血管にも負担をかける。
人は動物でもありながら、他の動物とはかけはなれた
文化、生活習慣を営んでいる。
数千年で適応していることもあるが、弱ったときには
他の動物にならって、何が自然であるかに立ち還ってみることが大切でしょう。
生まれ育った、あるいは母親の胎内で十月十日過ごした
身体の故郷の地にて、質素なシンプルな丁寧な暮らしを
続けることで、心身は初期化されるように
洗われるでしょう。
仰向けに、海にぷかぷかと、波に揺られて
空を眺めているのも、きっと優しいきもちで初心を思い出すことに
つながると思う◎
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