鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

キョウジョシギ 力持ち

2010-05-08 21:24:00 | 鳥撮る
   
江戸時代前期から京女鷸の名で知られている。本種夏羽の体の色彩を着物にたとえての名前の由来とある。
しかし、私にはこのキョウジョシギから着物の色、柄がイメージ出来ない。

90歳で亡くなった母は、亡くなる前日まで人さまの着物の仕立てをしていた。私の少年期には早朝から夜遅くまで畳の上で仕立ての仕事をしていた。70年も続けていて、私は身近で母の仕事の着物を見てきた。
今でも女性の着物姿は興味があり魅力を感じますが、キョウジョシギの色彩からちょんまげ時代の艶やかな京都の女性が浮かんでこない。 beauty

それよりは力持ちのイメージが強い。
体の半分ぐらいある石でも、嘴を石の下に突っ込み頭を付けてひっくり返すその時短く太い強烈な朱赤色の足が力を出す土台になっているのだろう。一度で動かないときは二度三度と押し上げて、石を動かしその下の食になるものを見つける。
この採食行動をまじかで観て、シギの仲間の中では一番の力持ちだと感じた。



力を入れる時、口も開けてるみたい。





海藻が埋まっている中、海藻を持ちあげて食べ物を捜している。♀個体



潮が引き、フジツボがくっついている石の上で。