口 コウ・ク・くち 口部

解字 人の口を描いた象形。人の口が食べものの取り入れ口となるように、器物の口や出入り口の意ともなる。口は部首となるが、「くち・いりぐち」や、「囲まれた場所」「まるいもの」のイメージで音符ともなる。
意味 (1)くち(口)。「口角コウカク」(唇の両端の部分) (2)口に出す。言う。ことば。「口頭コウトウ」(口で述べること)「口上コウジョウ」「口調クチョウ」 (3)出入りするところ。「河口カコウ」「銃口ジュウコウ」 (4)人や家の数。「人口ジンコウ」「戸口ココウ」(戸数と人口)
参考 口コウは部首「口くち・くちへん」となる。意味は、①口・食べる・息をする。②言葉を話す。③口まね。擬音語の記号。③あな。容器。④便宜的に入れているもの、などがある。口部は常用漢字で70字(第5位)、約14,600字を収録する『新漢語林』では276字が収録されている。口部は多いので、ここでは口部に属し音符となる字のみを紹介する。
咸カン・含ガン・名メイ・句ク・告コク・召ショウ・呈テイ・可カ・吾ゴ・吉キチ・喜キ・君クン・后ホウ・向コウ・同ドウ・司シ・合ゴウ・員イン・品ヒン・右ユウ・古コ・各カク・喬キョウ・周シュウ・呉ゴ・唐トウ・史シ・台ダイ・呂ロ・咅ホウ。これらの字は口を含むが、全体で一つのまとまりをもつ字であり音符となる。
イメージ 「くち・いりぐち」(口・釦)
「場所」(叩)
「まるいもの」(杏)
音の変化 コウ:口・釦・叩 キョウ:杏
くち・いりぐち
釦 コウ・ぼたん 金部
解字 「金(金属)+口(くち)」の会意形声。金銀などで器物の口やへりを飾る意だが、近年は、口(あな)にボタンなどの留め金をかける意で、ボタンの意で使われる。
意味 ボタン(釦)。洋服などのボタン。
場所
叩 コウ・たたく・はたく 口部

解字 「卩セツ(人がひざまずいた形)+口(場所)」の会意形声。人がひざまずいて額ひたいを同じ場所にこつこつと打ち当てて礼をすること。
意味 (1)たたく(叩く)。はたく(叩く)。軽く打つ。「叩門コウモン」(門をたたく) (2)ぬかずく(叩頭く)。「叩頭コウトウ」(ぬかずく。頭を地にすりつけてお辞儀をする) (3)ひかえる。
まるいもの
杏 キョウ・コウ・アン・あんず 木部
解字 「木(き)+口(まるいもの)」で、木の枝にまるい実のある形の会意形声。ここで丸い実はアンズを表す。アンの発音は唐音。
意味 あんず(杏)。「杏子アンズ」とも書く。バラ科の落葉高木。梅に似たオレンジの実をつける。種たねは薬用となる。「杏仁キョウニン」(アンズの種の胚を乾燥させたもので薬用になる)「杏林キョウリン」(①アンズの林。②医師。医者)「銀杏ギンナン」(ギンアンの転。アンは唐音。イチョウのタネ)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。

解字 人の口を描いた象形。人の口が食べものの取り入れ口となるように、器物の口や出入り口の意ともなる。口は部首となるが、「くち・いりぐち」や、「囲まれた場所」「まるいもの」のイメージで音符ともなる。
意味 (1)くち(口)。「口角コウカク」(唇の両端の部分) (2)口に出す。言う。ことば。「口頭コウトウ」(口で述べること)「口上コウジョウ」「口調クチョウ」 (3)出入りするところ。「河口カコウ」「銃口ジュウコウ」 (4)人や家の数。「人口ジンコウ」「戸口ココウ」(戸数と人口)
参考 口コウは部首「口くち・くちへん」となる。意味は、①口・食べる・息をする。②言葉を話す。③口まね。擬音語の記号。③あな。容器。④便宜的に入れているもの、などがある。口部は常用漢字で70字(第5位)、約14,600字を収録する『新漢語林』では276字が収録されている。口部は多いので、ここでは口部に属し音符となる字のみを紹介する。
咸カン・含ガン・名メイ・句ク・告コク・召ショウ・呈テイ・可カ・吾ゴ・吉キチ・喜キ・君クン・后ホウ・向コウ・同ドウ・司シ・合ゴウ・員イン・品ヒン・右ユウ・古コ・各カク・喬キョウ・周シュウ・呉ゴ・唐トウ・史シ・台ダイ・呂ロ・咅ホウ。これらの字は口を含むが、全体で一つのまとまりをもつ字であり音符となる。
イメージ 「くち・いりぐち」(口・釦)
「場所」(叩)
「まるいもの」(杏)
音の変化 コウ:口・釦・叩 キョウ:杏
くち・いりぐち
釦 コウ・ぼたん 金部
解字 「金(金属)+口(くち)」の会意形声。金銀などで器物の口やへりを飾る意だが、近年は、口(あな)にボタンなどの留め金をかける意で、ボタンの意で使われる。
意味 ボタン(釦)。洋服などのボタン。
場所
叩 コウ・たたく・はたく 口部

解字 「卩セツ(人がひざまずいた形)+口(場所)」の会意形声。人がひざまずいて額ひたいを同じ場所にこつこつと打ち当てて礼をすること。
意味 (1)たたく(叩く)。はたく(叩く)。軽く打つ。「叩門コウモン」(門をたたく) (2)ぬかずく(叩頭く)。「叩頭コウトウ」(ぬかずく。頭を地にすりつけてお辞儀をする) (3)ひかえる。
まるいもの
杏 キョウ・コウ・アン・あんず 木部
解字 「木(き)+口(まるいもの)」で、木の枝にまるい実のある形の会意形声。ここで丸い実はアンズを表す。アンの発音は唐音。
意味 あんず(杏)。「杏子アンズ」とも書く。バラ科の落葉高木。梅に似たオレンジの実をつける。種たねは薬用となる。「杏仁キョウニン」(アンズの種の胚を乾燥させたもので薬用になる)「杏林キョウリン」(①アンズの林。②医師。医者)「銀杏ギンナン」(ギンアンの転。アンは唐音。イチョウのタネ)
<紫色は常用漢字>
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