ネットを検索していたら、私が発行した『音符順 精選漢字学習字典』を購入された方が、ご自身のブログに、コロナ禍の「禍」について書いておられるのを見つけた。簡潔な文章で最後にオチもついており、面白いので引用させていただきます。
コロナ「禍」をコロナ「渦」と書き間違えている人も多いようだ
僕が漢字学習に愛用している
石沢誠司編 『音符順 精選漢字学習字典 ネット連動版』によると、
冎(カ)は、手足の骨が連続してつながる形で、ここでは関節部分をさす。そこに口のついた咼カは、関節部分がまるいことを表し、関節の先端が、とびでてまるい意と、それを受けるへこんでまるい部分をいう。具体的には、大たい骨のまるい上部とそれを受ける骨盤の骨臼をさすものと思われる。咼を音符に含む字は、関節の骨の一方のくぼんだ「まるい穴」、骨の一方のまるく出た「まるい山形」のイメージをもつ。
とあり、それぞれの次の解説を見ていくと
禍 カ・わざわい ネ部
解字 「ネ(=示。祭壇・神)+咼(まるい穴)」の会意形声。神のたたりを受けて思いがけない穴(落とし穴)にはまること。
渦 カ・うず 氵部
解字 「氵(水)+咼(まるいくぼみ)」の会意形声。水がうずまいてまるい穴のようになること。
意味 (1)うず(渦)。うずまき。うずまく。
とあり、今回の件は新型コロナによる「災い」なわけだから「コロナ禍」が正しい
「渦」の方は「渦中(うずまきの中。転じて、事件の混乱したさわぎの中)」という熟語に引っ張られているような気がする
中には「コロナ鍋」などと、とんでもない単語を生み出す人もいるようだが
ちなみに音符「冎」を持つ漢字には
「渦」「過」「禍」「鍋」(ここまでが常用漢字)「堝」「窩」「蝸」があり、音読みは全て「カ」であるから、まあどの字を当てても「コロナカ」とは読める
参考:『漢字の音符』
ブログ K.Jun's Photograph より
コロナ「禍」をコロナ「渦」と書き間違えている人も多いようだ
僕が漢字学習に愛用している
石沢誠司編 『音符順 精選漢字学習字典 ネット連動版』によると、
冎(カ)は、手足の骨が連続してつながる形で、ここでは関節部分をさす。そこに口のついた咼カは、関節部分がまるいことを表し、関節の先端が、とびでてまるい意と、それを受けるへこんでまるい部分をいう。具体的には、大たい骨のまるい上部とそれを受ける骨盤の骨臼をさすものと思われる。咼を音符に含む字は、関節の骨の一方のくぼんだ「まるい穴」、骨の一方のまるく出た「まるい山形」のイメージをもつ。
とあり、それぞれの次の解説を見ていくと
禍 カ・わざわい ネ部
解字 「ネ(=示。祭壇・神)+咼(まるい穴)」の会意形声。神のたたりを受けて思いがけない穴(落とし穴)にはまること。
渦 カ・うず 氵部
解字 「氵(水)+咼(まるいくぼみ)」の会意形声。水がうずまいてまるい穴のようになること。
意味 (1)うず(渦)。うずまき。うずまく。
とあり、今回の件は新型コロナによる「災い」なわけだから「コロナ禍」が正しい
「渦」の方は「渦中(うずまきの中。転じて、事件の混乱したさわぎの中)」という熟語に引っ張られているような気がする
中には「コロナ鍋」などと、とんでもない単語を生み出す人もいるようだが
ちなみに音符「冎」を持つ漢字には
「渦」「過」「禍」「鍋」(ここまでが常用漢字)「堝」「窩」「蝸」があり、音読みは全て「カ」であるから、まあどの字を当てても「コロナカ」とは読める
参考:『漢字の音符』
ブログ K.Jun's Photograph より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます