㬎 [显] ケン 日部
解字 「日(太陽)+絲(いと)」の会意。太陽の下に細い絲がある形(現在、糸と書くが、以前は絲と書いた)。この字は顯(顕)ケンの字から頁を省いて作られた後起の字と思われる。明るい日光の下の糸は、細いがはっきり分かる(あきらか)意で、顕(顯)ケンの音符となる。なお新字体では、㬎 ⇒显に簡略化される。単独で使われることなく「あきらか」のイメージで音符となる。
イメージ
「あきらか」 (顕・湿・隰)
音の変化 ケン:顕 シツ:湿・隰
あきらか
顕 ケン・あきらか・あらわれる 頁部
解字 金文は太陽の下の絲を、目を強調した見に近い形の人が見ている形。あきらかの意に用いて「明顕メイケン」(あきらか)「顕揚ケンヨウ」(表章する)などの語がある。篆文は頁に日と絲がつく。旧字は絲の下部が四点に略された顯になった。新字体は、顯⇒顕に変化する。意味は「あきらか」の他に、太陽の光の下で「あらわになる」。
意味 (1)あきらか(顕らか)。はっきりしている。あきらかにする。「顕著ケンチョ」「顕在ケンザイ」「顕彰ケンショウ」「顕微鏡ケンビキョウ」(微細なものを顕かにする鏡レンズ) (2)あらわになる。あらわれる(顕れる)。「露顕ロケン」 (3)名高い。地位が高い。「顕官ケンカン」「顕貴ケンキ」(名声があり地位が高い)
湿 シツ・しめる 氵部
解字 旧字は濕で 「氵(水)+㬎(あきらか)」 の会意形声。水気があきらかなこと。しめる意となる。新字体は、濕⇒湿に変化する。
意味 しめる(湿る)。しめりけ。うるおす。「湿気シッケ」「湿地シッチ」「湿原シツゲン」「湿潤シツジュン」「除湿ジョシツ」
隰 シツ・シュウ 阝部こざと
解字 「阝(おか)+㬎(濕の省形)」の会意形声。丘の付近の湿地。
意味 (1)さわ(隰)。湿地帯。「原隰ゲンシツ・ゲンシュウ」(高原と、低湿地)「隰畔シツハン」(湿地の水際) (2)にいばり。新たに開拓した土地。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 「日(太陽)+絲(いと)」の会意。太陽の下に細い絲がある形(現在、糸と書くが、以前は絲と書いた)。この字は顯(顕)ケンの字から頁を省いて作られた後起の字と思われる。明るい日光の下の糸は、細いがはっきり分かる(あきらか)意で、顕(顯)ケンの音符となる。なお新字体では、㬎 ⇒显に簡略化される。単独で使われることなく「あきらか」のイメージで音符となる。
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「あきらか」 (顕・湿・隰)
音の変化 ケン:顕 シツ:湿・隰
あきらか
顕 ケン・あきらか・あらわれる 頁部
解字 金文は太陽の下の絲を、目を強調した見に近い形の人が見ている形。あきらかの意に用いて「明顕メイケン」(あきらか)「顕揚ケンヨウ」(表章する)などの語がある。篆文は頁に日と絲がつく。旧字は絲の下部が四点に略された顯になった。新字体は、顯⇒顕に変化する。意味は「あきらか」の他に、太陽の光の下で「あらわになる」。
意味 (1)あきらか(顕らか)。はっきりしている。あきらかにする。「顕著ケンチョ」「顕在ケンザイ」「顕彰ケンショウ」「顕微鏡ケンビキョウ」(微細なものを顕かにする鏡レンズ) (2)あらわになる。あらわれる(顕れる)。「露顕ロケン」 (3)名高い。地位が高い。「顕官ケンカン」「顕貴ケンキ」(名声があり地位が高い)
湿 シツ・しめる 氵部
解字 旧字は濕で 「氵(水)+㬎(あきらか)」 の会意形声。水気があきらかなこと。しめる意となる。新字体は、濕⇒湿に変化する。
意味 しめる(湿る)。しめりけ。うるおす。「湿気シッケ」「湿地シッチ」「湿原シツゲン」「湿潤シツジュン」「除湿ジョシツ」
隰 シツ・シュウ 阝部こざと
解字 「阝(おか)+㬎(濕の省形)」の会意形声。丘の付近の湿地。
意味 (1)さわ(隰)。湿地帯。「原隰ゲンシツ・ゲンシュウ」(高原と、低湿地)「隰畔シツハン」(湿地の水際) (2)にいばり。新たに開拓した土地。
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