今日は、映画。
「コンスタンティン」を見た。
キアヌ・リーブス主演のアクション映画。アメリカン・コミック「ヘル・ブレイザー」を映画化したもの。といっても、コミックの方は読んだことがないので、どこまで忠実に映画化されているかはわからず。共演は、レイチェル・ワイズ。監督は新人のフランシス・ローレンス。
題名のコンスタンティンは、キアヌ扮する主人公の名前。世界史に詳しい人ならわかると思うが、コンスタンティンは、東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルを建設し、キリスト教を最初に公認した皇帝コンスタンティヌスに由来している。天国と地獄が現実世界において、せめぎ合いを繰り広げるというキリスト教的な世界観が、この映画の背景になっている。
結論から言うと、ぼくにはいまいちおもしろくなかった。
「エクソシスト」を彷彿とさせる冒頭を見る限り、カメラワークにCGの映像などが斬新で、期待は膨らんでいったが、話が進むにつれ、説明不足のせいか、ストーリーがいまいちわかりづらくなっていく。ガブリエルやバルサザールに代表されるハーフ・ブリードの存在意義も、台詞の中に少し説明はあるが、いまいちわかりづらかった。
CGやアクションシーンが意外とよかっただけに、今一歩というところか。もっと話をわかりやすく単純にして、アクションシーンメインで作ってくれたら、万人にも楽しめる内容になりそうなのに。
でも、エクソシスト役のキアヌはかっこよかった。肺がんと知ってるにもかかわらず、タバコをぱこぱこ吸いながら、悪魔祓いをする一風変わったアンチ・ヒーローをうまく演じている。
あと、エンドロール流れた後に、ちょっとしたオチがあるので、最後まで席を立たない方がいい。