倉敷市安江にある「ベーカリー三四郎」
いくつかパン購入。
カヴェルネと。
読書。青木仁志 / 「伝達力」
「伝達力」とは、“人に何かを伝え、人を動かす力”もしくは、“人と仲良く、力を合わせて物事を成し遂げていく力”と言える。
コミュニケーションの前提になっているのは、相手の立場に立って問題を解決し、相手の願望を叶え、喜ばせてあげようという、相手中心のものの見方・考え方。
自分の思っていることを人に聞いてもらうためのポイント
1.相手の目線に合わせた話をする
2.相手のWantsに合わせた話をする
3.相手の目を見て話す
4.伝えたいことと、相手が求めていることは違うと知る
5.立て板に水のような一方的な話し方をしない
6.理論的に話す
7.たとえを使ってイメージしやすくする
人生の成功や幸福は、コミュニケーション力にかかっていると著者はいうだけあって、この本には、コミュニケーションの基本的なノウハウや、意思疎通の技術として「伝える技術」「伝わる技術」が、具体的な例も含めてたくさん書かれている。
ただコミュニケーションの技術も大事だが、それ以上に大切なのは、相手のために思いやるこころだという。
「頭で話せば頭に入る。こころで話せばこころに入る」
人を動かすものは真心であり、相手を思いやるこころが人を動かす。
そして、人間は、脳の内側にある遺伝子(5つの基本的要求、すなわち、生存の欲求・愛と所属の欲求・力の欲求・自由の欲求・楽しみの欲求)からの指示を満たそうと行動を起こす存在であるため、その欲求からなる願望に焦点を当ててプレゼンテーションをすると、人の懐にますます深く入っていけることができる。
「伝達力は人生を豊かにする!」との言葉通り、この本には、コミュニケーションの本質のみならず、人生を豊かにするエッセンスがたくさん散りばめられてあり、本当に出会えてよかったと思える一冊に。