西日がまともに差し込むこの現場の冬の夕景はほんとに美しい。
と、現場に着くなりしばし感慨にふけっていたわたしですが、それはさておき。
画像をご覧になればわかるとおり、
右岸側の構造物はすべて完了。
きのうから左岸側の護岸、巨石張りに作業が移っています。
奥に見えるのはGOくん。
石の「とおり」を「ためて」います。
「ためる」
どんな漢字でどんな意味なんでしょうか?
方言ではないはずです。全国アチラコチラの同業者には共通語として通用します。
で、いつものよにGoogleさんで検索してみました。
「ためる」
なかなか期待していた結果は得られません。
ある人からヒントをもらいました。
「角を矯める」の「ためる」じゃない?
ははあナルホド、そういうことか。
たしかに「枝を矯める」という言葉は使います。
で、今度は「矯める」で検索。
デジタル大辞泉より
た・める【矯める】
1 曲がっているものを伸ばしたり、まっすぐなものを曲げたりして、形を整える。また、曲げて、ある形をつくる。「ひごを矯める」「矯めて枝ぶりをよくする」
2 悪い性質・習慣や癖などを改めなおす。矯正する。また、手を加えて型にはめようとする。「フォームを矯める」
3 事実を故意に曲げる。いつわる。
4 片目を閉じてねらう。ねらいをつける。また、じっと見る。
「何やら、もの思わしげな清葉の容子(ようす)を、最(も)う一度矯めて視て」〈泉鏡花・日本橋〉
「テッポウヲタムル」〈日葡辞書〉
どうやら正解は「4」だったようです。
直線がまっすぐとおっているか
カーブがうまい具合に回っているか
丁張りを「ためる」
出来あがったものを「ためる」
「ためる」は土木建築の基本なのです。
(1級土木「ため」士、みやうち)
地域に貢献し 地域と共に生きる
「より良いモノをより早くつくる」 をモットーに
災害復旧工事から「モネの庭」まで
幅広い分野の土木工事を施工しています
発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで
住民のために工事を行う