「ち、ちあきなおみーーー!!」
某月某日とある現場で。
わたしの愛車二代目マルモッタン号の中をのぞいて、
すっとんきょうな声を上げたのは、
たまたま見かけたわたしを目当てにやってきた地元の人。
あとその彼は、やたらうれしそうにこうつづけました。
「えいねえ~」
そしておもむろに中にあったCDをつまみ上げ、うれしそうにニコニコ笑います。
「アンタねえ、他人のクルマのなかのものを勝手にさわらないの」
というわたしの文句が聞こえぬふりをして、あいかわらずニコニコ笑いながら、またひと言。
「えいねえ~」
「じゃあちょっと聴かしてあげるわ」
とおもむろにディスクをオンすると、流れてきたのは『黄昏のビギン』。
♪ 雨に濡れてた たそがれの街
あなたと逢った 初めての夜 ♪
「えいねえ~」
「なにが?」
「こんな音楽を聴きながら現場へ来る、ちゅうその余裕がえい」
「・・・・」
「イソベグミ、サイコー」
「会社じゃない。ワシ個人の趣味やし」
「どっちでもえい!イソベグミサイコー!!」
「なんやそれ(苦笑)」
なんにせよ。
褒められて悪い気はしないオヤジなのでした。
(あれ? 褒められてない???)
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↓↓ そしてこんなのもやってます。