土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

国道493号で大崩壊か?

2010年02月28日 | 国道493号道路維持委託業務

 

きのう13時すぎ、

国道493号北川村安倉(あぐら)地区で崩壊があったという一報がはいりました。

「軽トラが通るぐらいの幅しか残っていない」とのこと。

場所を聞いてみると、道幅が狭い北川村北部の493号では比較的広いところのようなので、「軽トラしか通らない」となると・・・・。

 

「すわ、大崩壊か?」

社内に緊張が走ります。

さっそく小島の現場にいるツヨっさんに連絡をとり、現場を確認にいってもらっている間、ワタシは10tダンプとユンボの手配を。

「今日は片側交互通行が出来るぐらいまで何とかあらけて(かたづけて)、あとは明日。待てよ、山の上へあがって危険なところが残っちょったら、じきにはつつけんかもしれんぞ」

ワタシの頭のなかは、今までの経験をフルに動員しながら、あらゆる可能性を想定します。

 

そして、

「あ~あ、だいたい土曜日につえる(崩壊する)がよなあ。明日は出勤やなあ」

とかなんとか周りにはボヤキながらも、内心には燃えるものがあります。

そりゃそうでしょう。

こんなに分かりやすく「世のため人のため」になる仕事はないのですから、「土木は世のため人のため」をモットーとするワタシにとっては絶好のチャンスなわけですよ。

 

しかし、そんなことはおくびにも出さず、努めて冷静にふるまいながらも、着々と準備を整えているところへ、現場へ着いたツヨっさんから連絡が入りました。

「石が、それもたった1個ぜ」

 

 

「い、 いし~!それも、 い、 いっこ~!!」

 

 

 

 

 

「だれじゃ! 軽トラしか通れんゆうたがわ。責任者出てこいコラぁ!」

 

 

くれぐれも言っときますが、そんな下品なことはけっして口走りません。

こんなときは伝言ゲームのようになって、情報が間違って伝わってしまうことはよくあるのです。

 

それでもワタシたちは出動します。

それが「地域に生きる」ワタシたちの務めなのですね。

                      by ひの

 

 

タイトルが変わりました → 『土木のしごと - (有)礒部組現場情報』

                                 これからも御ひいきに。

 

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