こんばんわKEDちちです。
今日のようなハイレベルな試合を見ますと、書きたいこと山ほどです。
また性懲りもなく、拝借します。
ラインズマンをして下さったミステルの為にも、私見ではありますが、
書いておきましょう。
ファミリーズの皆様、本日もお疲れ様でした。冒頭にも書きましたが、
見ごたえのある内容だったと思います。
今日は2勝するつもりでしたし、漠然と「するだろうな・・」と思っていました。
なぜなら6年生が全員揃うこと。それもただ揃うわけではありませんからね。
1さんは関西トレセンで何かをつかんできている。
7さんの動きは、昨晩の下中支部選抜試合で確認済。
8さんは、今日、キーパーの事を考える必要はありません。
9さんは、サンガカップでベスト4の立役者だそうです。
11さんの動きは、昨日の練習で確認済。(かませ犬に息子を連れていきました)
18さんは、試験が終わって、良かった良かった。
そうすると、5年生らも気負いが無くなり、伸び伸びするでしょう。
さて、バニーズの主力2名の姿が見えない時点で、今日のプランはみなみかぜ
に焦点を合わせることにします。審判もしましたし、先週に引き続き観察済み。
バニーズ戦は、楽しかったですね。
まず、ルーズボールへの寄せが、今期最高でした。パスについては、ダイレクト
もたくさんあったし、特にパスを回しているゾーンが相手DFラインの前ですから、
あれは効果的ですね。
3つ4つパスを回して、最後5さんに渡ったシーン。ゴールこそなりませんでしたが
いい崩しでした。
多くのダイレクトプレーは、18さんからはじまるんですね。この選手は、それが強
みです。
だから、FWながらも7さんのラインでプレーさせます。相手DFが来る前にプレー
を終えてもらおうという計算です。
『何かいつも適当にけってるな』と思われがちですが、違います。やれと言っても、
なかなかできないんですよ。
そのうち、7、5、4さんらが、そのリズムに合わせ始めます。それが、あのプレー
につながったという訳です。
大縄跳びと同じです。リズムが合ったんです。
この布陣には、目的がもうひとつあって、18さんが控えなポジションにいると、
その前のスペースが空くということ。ここに運動量豊富な4さんが中央から
飛び出してきます。すると、相手のCBが4さんに引っ張られて外にやってきます。
ちなみに飛び出すタイミングは4さんに『お任せ』です。
近くに18さんや8さんがいるから、パス。ダイレクトで中央へ。空いたスペースに
7さん、5さんという作戦です。
このイメージをみなみかぜにぶつけようと思って、バニーズ戦からその布陣にしました。
実際、この2名から逆サイドの5さんにいいパスが出ていましたしね。あれは、
本来そこにいるはずのCBがいないから、簡単に5さんまで通るんですね。
ところが、2試合目前にバニーズとフレンドリー戦をしているみなみかぜは、
少し変化しています。7パパコーチと分析開始。このフレンドリーは、対北上対策の
準備だなという結果に至りました。
4バックの前に2人。2トップは両サイドに開いています。変則4-2-2。
0(ゼロトップ)というやつですね。カウンター狙いです。
このゼロのところへの飛び出しは高い能力が必要です。関西トレセンの選手がそこを担
う事になるので、本来のCBではなく、MFにいます。(たしか背番号は7)
DF4人になると、相手DFラインの穴が、無くなるわけではないけど、小さくなります。
これアレです。
半数を4年生で占める北上が、京都トレセン相手に仕掛けた作戦と似ています。
対する北上は、相手のパワフルFWに備え10さんを左へ。この攻防は見ごたえあり
ました。早々に、ぶっちぎられますが、その後は完璧です。学習効果ですね。
後半、相手は内に切り込むドリブルを入れてきました。「前にいっても抜けないわ」
というイメージが入ったのでしょう。このへんはさすがです。
2回ほどやられ、先ほどの0トップ作戦からあわやのシーンもありました。
(あれ、普通やられてます。1さんの冷静さ+こぼさないキャッチ!)
これに対して、9さんがカバーのタイミングを早めます。すると、10さんが後ろを
気にせず、相手FWに入る前にカットしようとチャレンジします。
0トップ対策としては完璧です。私が指示する前に、2人は済ませてました。
予想の布陣とは違いましたが、こちらは1試合目終了時点に発表したとおりの布陣で。
11さんが中盤で大暴れする作戦です。対する相手は変わってしまいましたが、
おかげで後半、相手の7さんはほとんどDFラインに吸収されていました。
『北上の11がタイトに来るし、ウチは引き分けでもいいんやし、もう上がらんとこ』
かな?(勝手な想像ですが)これで中盤戦は制しました。
最後は、5バックみたいになった相手守備陣の攻略です。4さんはマークの標的にされ、
3人くらいに囲まれだしました。
どうするかな・・・! もう選手らはやってました。今度は左サイドの5さんを使い出
します。7さん的には、苦手な方へのフィードです。
(右効きの彼女は一瞬でも相手DFにカットのタイミングを与える事を嫌うので、
右サイドへのフィードが多いんです。)
そう、3人も引き連れたら4さんの役目としては十分です。3人も投入しないといけ
ないんですから、当然、逆サイドが空いてきます。だから7さんはチャレンジします。
ただ、ぽっかり空くのではなく、「比較的」空くという話。しかも相手の右サイドDF
は優秀です。ここも見ごたえありました。
5さんが以前よりも格段に違うのは、飛び出しの駆引きを覚えたこと。この成果で、
最後のプレーがクロスボール(センタリング)で終わることが多くなってるでしょう?
コンマ何秒の世界で、余裕が生まれているんですね。
5さん、とうとうキーパーをかわしてシュート。ここまでは最高でしたよ。
キーパーの後ろにカバーに入ったのは、赤いスパイクの相手9番さん。
懸命のディフェンスです。歓声がため息に変わる瞬間でした。
このプレーの後か前か忘れましたが、18さんを中央へ。
体を張れる彼女を配置し、7・11さんの目の前にボールがこぼれるチャンスを拡げる
作戦でした。11さんの左足ミドルはヒットせず枠外に。
このままでは・・!両サイドバックが飛び出しの機会をうかがい出します。ボールは
こなかったけど、明らかに前を狙っています。またしても、もう対応済み。
いいチームだな。
感慨にふけってたら、ラインズマンから『1さんもあげちゃおう、あと1分です』と。
この判断が遅かったのは、私のミスです。見とれてました。
一定レベル以上の試合で、相手より2割増のチームが、その通りに勝ち切るのは難しい
ことです。負けと引き分けは紙一重。引き分けと勝ちは格段の差が必要です。
この、一見すると矛盾に思える事が、4種トーナメント大会での引分の多さも証明して
いますね。「どっちかと言えば」の差で、しかも3、40分では勝敗まで至りにくい。
しかも、赤いスパイクの選手がそうであったように、みなみかぜも集中してましたしね。
リーグ通じて無失点でしたが、京滋大会は逃しました。悔しいですね。
6年生ファミリーズには叱られるかもしれませんが、意外に満足感が残ってたりします。
少なくとも、今日、山田荘小学校におられた多くの方が、北上の試合ぶりを楽しんでお
られたと思います。または他チームも含め、小さい子らの憧れになったでしょう。
間違いなく主人公になっていましたね。
行けない舞台の代わりを、今日、自分たちで造りあげ、堂々と演じたのだからそれは
それでいいのかな。
でも満足しないでよ。まだまだ良いチームになれるから、しっかりと個人で反省しよう。
4年生も、来月の舞台に備え、せっせと1試合こなしていましたね。よく声が出てた。
今日のようなハイレベルな試合を見ますと、書きたいこと山ほどです。
また性懲りもなく、拝借します。
ラインズマンをして下さったミステルの為にも、私見ではありますが、
書いておきましょう。
ファミリーズの皆様、本日もお疲れ様でした。冒頭にも書きましたが、
見ごたえのある内容だったと思います。
今日は2勝するつもりでしたし、漠然と「するだろうな・・」と思っていました。
なぜなら6年生が全員揃うこと。それもただ揃うわけではありませんからね。
1さんは関西トレセンで何かをつかんできている。
7さんの動きは、昨晩の下中支部選抜試合で確認済。
8さんは、今日、キーパーの事を考える必要はありません。
9さんは、サンガカップでベスト4の立役者だそうです。
11さんの動きは、昨日の練習で確認済。(かませ犬に息子を連れていきました)
18さんは、試験が終わって、良かった良かった。
そうすると、5年生らも気負いが無くなり、伸び伸びするでしょう。
さて、バニーズの主力2名の姿が見えない時点で、今日のプランはみなみかぜ
に焦点を合わせることにします。審判もしましたし、先週に引き続き観察済み。
バニーズ戦は、楽しかったですね。
まず、ルーズボールへの寄せが、今期最高でした。パスについては、ダイレクト
もたくさんあったし、特にパスを回しているゾーンが相手DFラインの前ですから、
あれは効果的ですね。
3つ4つパスを回して、最後5さんに渡ったシーン。ゴールこそなりませんでしたが
いい崩しでした。
多くのダイレクトプレーは、18さんからはじまるんですね。この選手は、それが強
みです。
だから、FWながらも7さんのラインでプレーさせます。相手DFが来る前にプレー
を終えてもらおうという計算です。
『何かいつも適当にけってるな』と思われがちですが、違います。やれと言っても、
なかなかできないんですよ。
そのうち、7、5、4さんらが、そのリズムに合わせ始めます。それが、あのプレー
につながったという訳です。
大縄跳びと同じです。リズムが合ったんです。
この布陣には、目的がもうひとつあって、18さんが控えなポジションにいると、
その前のスペースが空くということ。ここに運動量豊富な4さんが中央から
飛び出してきます。すると、相手のCBが4さんに引っ張られて外にやってきます。
ちなみに飛び出すタイミングは4さんに『お任せ』です。
近くに18さんや8さんがいるから、パス。ダイレクトで中央へ。空いたスペースに
7さん、5さんという作戦です。
このイメージをみなみかぜにぶつけようと思って、バニーズ戦からその布陣にしました。
実際、この2名から逆サイドの5さんにいいパスが出ていましたしね。あれは、
本来そこにいるはずのCBがいないから、簡単に5さんまで通るんですね。
ところが、2試合目前にバニーズとフレンドリー戦をしているみなみかぜは、
少し変化しています。7パパコーチと分析開始。このフレンドリーは、対北上対策の
準備だなという結果に至りました。
4バックの前に2人。2トップは両サイドに開いています。変則4-2-2。
0(ゼロトップ)というやつですね。カウンター狙いです。
このゼロのところへの飛び出しは高い能力が必要です。関西トレセンの選手がそこを担
う事になるので、本来のCBではなく、MFにいます。(たしか背番号は7)
DF4人になると、相手DFラインの穴が、無くなるわけではないけど、小さくなります。
これアレです。
半数を4年生で占める北上が、京都トレセン相手に仕掛けた作戦と似ています。
対する北上は、相手のパワフルFWに備え10さんを左へ。この攻防は見ごたえあり
ました。早々に、ぶっちぎられますが、その後は完璧です。学習効果ですね。
後半、相手は内に切り込むドリブルを入れてきました。「前にいっても抜けないわ」
というイメージが入ったのでしょう。このへんはさすがです。
2回ほどやられ、先ほどの0トップ作戦からあわやのシーンもありました。
(あれ、普通やられてます。1さんの冷静さ+こぼさないキャッチ!)
これに対して、9さんがカバーのタイミングを早めます。すると、10さんが後ろを
気にせず、相手FWに入る前にカットしようとチャレンジします。
0トップ対策としては完璧です。私が指示する前に、2人は済ませてました。
予想の布陣とは違いましたが、こちらは1試合目終了時点に発表したとおりの布陣で。
11さんが中盤で大暴れする作戦です。対する相手は変わってしまいましたが、
おかげで後半、相手の7さんはほとんどDFラインに吸収されていました。
『北上の11がタイトに来るし、ウチは引き分けでもいいんやし、もう上がらんとこ』
かな?(勝手な想像ですが)これで中盤戦は制しました。
最後は、5バックみたいになった相手守備陣の攻略です。4さんはマークの標的にされ、
3人くらいに囲まれだしました。
どうするかな・・・! もう選手らはやってました。今度は左サイドの5さんを使い出
します。7さん的には、苦手な方へのフィードです。
(右効きの彼女は一瞬でも相手DFにカットのタイミングを与える事を嫌うので、
右サイドへのフィードが多いんです。)
そう、3人も引き連れたら4さんの役目としては十分です。3人も投入しないといけ
ないんですから、当然、逆サイドが空いてきます。だから7さんはチャレンジします。
ただ、ぽっかり空くのではなく、「比較的」空くという話。しかも相手の右サイドDF
は優秀です。ここも見ごたえありました。
5さんが以前よりも格段に違うのは、飛び出しの駆引きを覚えたこと。この成果で、
最後のプレーがクロスボール(センタリング)で終わることが多くなってるでしょう?
コンマ何秒の世界で、余裕が生まれているんですね。
5さん、とうとうキーパーをかわしてシュート。ここまでは最高でしたよ。
キーパーの後ろにカバーに入ったのは、赤いスパイクの相手9番さん。
懸命のディフェンスです。歓声がため息に変わる瞬間でした。
このプレーの後か前か忘れましたが、18さんを中央へ。
体を張れる彼女を配置し、7・11さんの目の前にボールがこぼれるチャンスを拡げる
作戦でした。11さんの左足ミドルはヒットせず枠外に。
このままでは・・!両サイドバックが飛び出しの機会をうかがい出します。ボールは
こなかったけど、明らかに前を狙っています。またしても、もう対応済み。
いいチームだな。
感慨にふけってたら、ラインズマンから『1さんもあげちゃおう、あと1分です』と。
この判断が遅かったのは、私のミスです。見とれてました。
一定レベル以上の試合で、相手より2割増のチームが、その通りに勝ち切るのは難しい
ことです。負けと引き分けは紙一重。引き分けと勝ちは格段の差が必要です。
この、一見すると矛盾に思える事が、4種トーナメント大会での引分の多さも証明して
いますね。「どっちかと言えば」の差で、しかも3、40分では勝敗まで至りにくい。
しかも、赤いスパイクの選手がそうであったように、みなみかぜも集中してましたしね。
リーグ通じて無失点でしたが、京滋大会は逃しました。悔しいですね。
6年生ファミリーズには叱られるかもしれませんが、意外に満足感が残ってたりします。
少なくとも、今日、山田荘小学校におられた多くの方が、北上の試合ぶりを楽しんでお
られたと思います。または他チームも含め、小さい子らの憧れになったでしょう。
間違いなく主人公になっていましたね。
行けない舞台の代わりを、今日、自分たちで造りあげ、堂々と演じたのだからそれは
それでいいのかな。
でも満足しないでよ。まだまだ良いチームになれるから、しっかりと個人で反省しよう。
4年生も、来月の舞台に備え、せっせと1試合こなしていましたね。よく声が出てた。