こんばんはKEDちちです。
今日も京都予選。2勝して優勝。関西大会を決めました。選手らにはこれからより一層いそがしくなるよというような話をしています。あなたがたがやってのけたんだから、やってもらうしかないよ。
初戦、先制されてもチームは平静でした。少しは成長したようです。このあたりはFコーチのマネジメントによるものが大きい。なので、最低でもドローには持ち込むなと思って見ていました。こちらが慌てるとそれは選手に伝播してしまう。5の2G2Aという大活躍もあり、逆転成功。
訳があって、今年の春先からいつもの公園での練習ができなくなり、久我橋や、手を差し伸べてくださる4種チームの手助けをうけて練習場所を転々としている。しかしながら、公園には無かったサッカーゴールがある場所でのトレーニングになるので、それはそれでスタッフ陣の腕の見せ所というわけ。今日も素晴らしいミドルシュートがいくつも決まったが、この部分はまだまだ成長の余地ありです。
北上は1987年創立だから35年になる。カントクは3代目。今はNBAコーチがチーム代表(今日も閉会式を仕切っていただいていました)で私がカントク。共に2代目のカントクより受け継いできたものを、多少は令和調にアレンジしながらも脈々とつなげている。チームのモットーは「良い準備をして良いゲームをしよう」
選手らは男子チーム所属のヒトもいれば、男子チームでは立ち行かなくなったヒト、北上オンリーのヒトの混成です。サッカーが好きなら入団資格アリとしています。
プレースタイルのベースは毎年同じだけど、そこにいる選手によって少しいじる。冷蔵庫にあるもので何とかしますという感じ。私とFコーチのコンセプトはずいぶん近くて、Fコーチの方がやや攻撃的で、私の方が少し守備的。このへんは相談しながら試しながらやっている。ちなみにFコーチは私がスカウトさせてもらった。元はといえばライバルチームのコーチ。過去、どのようなチームを率いていて、どう戦っていたのか、お互い対戦を通じていやというほど熟知している。
U10のトレーニングも、チーム最終形からの逆算でトレーニングしている。ただしU10くらいだと、上手いとか上手くないとか以前に、とんでもないタイプがいて、このチームスタッフは可能な限りその感性を活かそうとする。つまり、そういう事をおもしろがる傾向がある。いわずもがな、ある程度の経験と研究心がないとそれはできない。できたとしてもプレーヤーとしての成長が鈍化してしまうのであれば、それはその選手の本意ではないという事も十分に承知している。
団費はおそらくお安い方だ。グラウンドの関係で少しアップしたかもしれないが、保護者は小さくなった練習着を強引に回収してそれを小さな団員にバザーで売りつけて費用をかせいでいる。100円200円と荒稼ぎしている。
チームの会計は保護者が握っている。これ以上の明朗会計はない。我々スタッフはボランティアであり、たまに昼食代500円をいただける。ちなみにスタッフ3名とも、娘を持つ父親だ。高学年女子ほどめんどくさい生き物はいないということも身をもって理解している。
負担があるとしたら、女子なので送迎の手間がかかる部分かな。そこはうまく乗り合いもできているし、言ってもらえればスタッフが迎えに行く。最近は皆さん遠慮してか依頼が少ないんだけど昔はこき使われたものです。(遠慮じゃなくて、単に避けられているというウワサもあり)
体験は無料。体験回数はカウントしていません。体験中でも対外試合には出てもらう。体験希望はFacebookおよびinstagramからDMを。NBA代表につながります。
勘違いしている方が多いので、優勝した時ぐらいは言わせてほしい。
北上は「上手い子を集めている」のではない。「良いゲームをするために、トレーニングを一生懸命やる女子チーム」なのです。「対外試合が多すぎる」のではない。35年続くチームだから声をかけて頂ける機会に恵まれちゃっているのです。無論、NBAコーチの人柄もあるので最近はひっきりなしだから、これでもずいぶん断っている方。
1度しかない小学生時代。どこのチームでどう過ごすのかはいろいろあって良いと思う。ただ、北上をその候補に挙げていただけたのであれば一度でいいので体験してもらいたい。数回来てもらえれば、すぐに直せるウィークポイントと、まだ表出していないストロングポイントについてはフィードバックできる。
そのようにして、直接確認してから判断してもらいたい。我々スタッフは迎合したりゲスト扱いしたりすることに慣れていないので、どちらかといえば不愛想な方だが、見るべき部分はちょっと異常なまでの興味をもって見る。また、体験に来たからといって入団を迫るような強い心臓も持ち合わせていない。大丈夫。
長くなった。U12のみ総括
2 コーラに放り込むメントスみたいなものだ。攻撃が爆発的に活性化する。素晴らしきファイターだ。少しチームにも慣れてきたか、ピッチ上で名前を呼ばれる回数が激増していて、本人も何をすべきかしっかり理解しだしている。できることを最大限やる。まさにお手本のようなヒトです。
3 この公式戦の場で、たくさんの機会を。私個人としては少し多すぎるのでは?と思えるほどの機会をもらい、それに応え、しっかりと成長してきた。あの迷い犬みたいな3はもういない。つまり、Fコーチは公式戦のかわたらで行っていた大いなる賭けに勝ったのだ。
5 今はアイナックでやっている何年か前のキャプテンこそが、北上史上最もキックの上手い選手だと信じて疑わなかったが、どうやらそれはあやしくなってきたな。今日はそのロングスナイパーとしての能力が、アシストとして出てきたのでとても満足しています。よく見えている。探している。
6 昨日と今日でよくわかる。いるといないとで大きく違う。それはもう結果が証明している。なんだかわからないけど、必要なシーンでしっかり仕事をするんだよね。今日はミドルもねらいにいってましたが、それもいずれ決めると思います。バランスよく成長しているのがすごい。あと、味方ゴール後のハイタッチに行くのが速いね。そういうの大事だね。優しさとか思いやりとかそういう話ではなくて、なんというか。全体観というか、一体感というか。
7 めずらしくゴール後にガッツポーズ。最古参の選手であり、今までセンパイの京都予選をたくさん見てきた。そんなキャプテンとしての重圧は少なからずあって、その呪縛から解放されたのでしょう。大げさではない、小学生でもそういうのはある。ガッツポーズというか、ぎこちないバンザイではあったけど、私は感慨深く見ていました。
8 ベンチとピッチで掛け合いをすることがある。こっちもおちょくってたりして、8も「うっさいわ」みたいなのが繰り広げられている。最近気づいたのは、ニヤリと笑顔で返す時は、苦しい時だ。苦しくてモヤモヤしているときに、よく笑う。いいと思います。
9 最終ゲームのプレーは圧巻でした。少しだけ楽しめていたからなのか、もはや風格みたいなものも感じられる。よっぽどじゃないと、崩される事はないのではないだろうか。タテパスよく、ウラへのフィードよく、ミドルシュートもあり。あとはコーナーキックでヘディング決めてくれたらば。このヒトの場合は、試行錯誤して積み上げてきたものがようやく水面の上に顔を出したというところでしょうか。まだまだ積めるんだな、これが。
10 多少は感情的にならないと10らしさは出ないんだね。Fコーチから「その顔つきだよ!」と言われていたゲームは良かった。変な話になるけど、相手チームにいなくて良かったよ。止めようがないもの。
11 体調が戻ってきたようだが、先発メンバーに名前があがる回数は減ってきてしまった。それはそれで楽しんでくれたらいいと思うし、すでにそうやってくれている。
ただし、関西大会で勝負を決めるプレーをするのは11でなければいけない。それは来年ではなく今年の話だ。
14 スローインは練習したよ!というので安心して見ていたら、テケテケ走りのまま投げてました。それを見て、サザエさんのエンディングでリンゴが割れたときに現れるネコのタマを思い出しました。しかし成長が速いね。ドリブルのみから、すでに狭いシーンでのショートパスも選択肢に入れてプレーしている。どうやればゴールに近いのか、そういう基礎の計算ができているように思います。
最後にU10。今日の1勝はうれしい1勝でした。特にYUIが別人に。ハイ!覚醒?あとKEYが声で全体を締めていましたね。まだまだ満足しないように、先は長い。