先住民族関連ニュース

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ユピック

2012-07-02 | 先住民族関連
時事通信 2012年7月2日(月)
 ユピック 米アラスカ州西部やロシア・シベリア東部など、主にベーリング海沿岸で暮らす先住民族。アラスカ先住民族6グループのうち、人口約2万9000人で最大のグループとされる。
 主にカナダの先住民族に対しては「エスキモー」は蔑称とされ、「イヌイット」の呼称が使われる。しかし、アラスカ州のユピックなどはイヌイットとは別の民族。同州ではエスキモーの呼称が公的に使われ、ユピックの人々も自らをエスキモーあるいはユピックと称する。
 ユピックに属するニュートックの人々は「カルヤミュート」(たも網の人々)と呼ばれ、約2000年もの間、ベーリング海沿岸で暮らしてきた。村に定住するようになった現在でも、犬ぞりで狩猟場を転々としていた当時の自給自足の生活文化が受け継がれている。(ニュートック時事)(2012/07/01-15:47)
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2012070100106

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南アフリカ:先住民サンのリーダー葬儀 土地返還勝ち取る

2012-07-02 | 先住民族関連
毎日新聞 2012年07月01日 19時47分
 【アピントン(南アフリカ北部)服部正法】南アフリカの先住民「サン」のリーダーで、6月13日に76歳で病死したダビッド・クレイパー氏の葬儀が30日、同国北ケープ州ウィッドライのカラハリ砂漠で営まれた。クレイパー氏はサンの居住地域の回復を求める運動を展開し、南ア政府から土地返還を勝ち取ったことで国際的にも著名。国内外の先住民ら約2000人が集まって死を悼んだ。
 サンは南ア、ボツワナ、ナミビアにまたがるカラハリ砂漠に住む狩猟採集民族で、かつて白人らに「ブッシュマン」と呼ばれた。南ア政府は1931年、サンの居住地域を国立公園とし、サンを追放。伝統的な生活が営めなくなったサンは貧困にあえいできた。
 クレイパー氏は94年、ジュネーブの国連で演説し、先住民の権利回復を訴えてアパルトヘイト(人種隔離)政策撤廃・民主化後の黒人政権に土地返還を働きかけ、02年までに計約6万ヘクタールの土地について、政府にサン側の所有権などを認めさせた。
http://mainichi.jp/select/news/20120702k0000m030045000c.html

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