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港川人「地元の誇り」 琉大講師・善元さん特別授業

2012-07-31 | ウチナー・沖縄
琉球新報‎ -2012年7月30日
 【八重瀬】東京の小学校教諭を経て、3年前から琉球大学教育学部非常勤講師を務める善元幸夫さんが18日、八重瀬町立具志頭小学校(伊元武志校長)の6年生を対象に、港川人の特別授業を行った。
 授業のテーマは「港川人はどこから来たのか!」。36年の教職経験で培ったユーモアあふれる展開に、児童らは集中力を途切れさせることなく「人間と動物の違いって何」「人間はいつごろ生まれたか」と次々と投げ掛けられる質問にくぎ付けとなった。
 最近の研究から、港川人の下顎の骨が、従来の縄文人に似た説よりも、オーストラリアの先住民・アボリジニに似た人種だったことが判明。かつての復元図と2年前に発表された彫りの深い顔立ちの復元図の両方を見せて、児童たちの関心を引いていた。
 さらに発見者の大山盛保さんや、そのフィッシャー遺跡が、私有地で現在売りに出されていることについても触れ「完全な形の人骨が出てきたのは、日本でもここだけしかない。地元に誇りを持ってほしい」と語った。
 授業を受けた仲村良輝君は「分かりやすい授業で面白かった」と話し、また真志喜蒼麻(そうま)君は「港川人が好きになった。結構イケメンだと分かった」と話した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-194705-storytopic-7.html

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