先住民族関連ニュース

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五輪の晴天祈願 伝統の踊り

2012-07-27 | 先住民族関連
NHK 7月26日 20時49分
オリンピックの開催を控えた26日、アメリカの先住民族がロンドンを訪問し、開催中の晴天を祈願する伝統的な踊りを披露しました。
ロンドンを訪れたのはアメリカのアリゾナ州に住む先住民、アパッチの「イエローバードダンサーズ」というグループです。
イギリスはことし例年よりも雨の日が多く、4月と6月には1910年の観測開始以来、最多の雨量を記録しました。
このためオリンピックの期間中は晴天に恵まれるようにと、イギリスの航空会社がグループを招待したもので、4人はタワーブリッジを望むテムズ川の川べりで晴天を祈願する伝統的な踊り、「フープダンス」を披露しました。
鮮やかな民族衣装を身にまとったダンサーたちは、生命や自然の循環を表す直径60センチほどの複数のリングを巧みに操り、縄跳びのように跳んだり、鳥の羽のように広げながら力強いステップを踏んでいました。
メンバーの1人は、「何日も前からロンドンが晴天に恵まれることを祈っていました。オリンピックは世界が兄弟になれる絶好の機会だと思います」と話していました。
開会式が行われるロンドンの明日の天気予報は曇り時々雨となっていますが、開会式が始まる現地時間の21時、日本時間の28日朝5時までには雨はやむ見通しだということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120726/k10013885741000.html

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アイヌ伝承歌集を出版 歌い手と親交20年、楽譜に記録

2012-07-27 | アイヌ民族関連
朝日新聞 [掲載 ] 2012年07月24日
[文]林美子
 楽譜がない音楽であるアイヌ民族の伝承歌50曲を、神奈川県に住むギタリスト、千葉伸彦さん(55)が五線譜に採り、CD付きの歌集として出版した。アイヌ民族の楽譜付き歌集は前例が非常に少ない。アイヌ民族の歌に魅せられた千葉さんが、20年以上にわたって歌い手たちと親交を結び、学んできた成果だ。
 本のタイトルは「阿寒のうた[ウポポ]」。北海道・阿寒湖畔に住む60~80代の女性5人の歌をCD2枚にし、歌詞や楽譜を収めた。アイヌ語研究家の大野徹人さんによる解説と、写真家の宇井眞紀子さんが撮影した踊りの魅力的な写真が添えられている。
 千葉さんのアイヌの歌との出会いは1989年、北海道のコンサートツアーがきっかけだ。地声と裏声が頻繁に入れ替わり、ビブラートやのどの使い方も独特。「聞いたことがない響きで、とにかくひきこまれました」。研究者の調査に同行し、自分でも調べるうちに、今回のCDに歌を収めた弟子(てし)シギ子さん(81)に出会う。歌い手を訪ね歩き、口伝えで覚えた。
 歌は五線譜にメモとして採り、論文を書き、東京でアイヌ民族の人に教えもした。阿寒の女性たちの歌の録音を依頼され、アイヌ文化振興・研究推進機構の助成を受けて本とCDにまとめた。増刷分から一般に販売している。
 アイヌの歌はCDはあっても、採譜した歌集は、60年に日本放送協会が編集した本がある程度だ。五線譜にしにくい音もあるが、「楽譜を見ながらCDを聞くことで、理解しやすくなると思う」と千葉さん。裏声やのどの操作を示す記号も細かくつけた。アイヌ民族の人たちからも「わかりやすい」と好評だ。
 「地域によって歌は異なる。各地の歌や古い時代の歌も聞き起こしていきたい」と千葉さんは言う。出版は「クルーズ」(札幌市)。2625円(税込み)。
http://book.asahi.com/booknews/update/2012072500008.html

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