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グーグル、カナダ北極圏で「ストリートビュー」プロジェクト発足

2012-08-29 | 先住民族関連
AFP=時事 8月28日(火)18時15分配信
【AFP=時事】米グーグル(Google)は22日、カナダの北極圏から同社の無料オンライン地図情報サービス「ストリートビュー(Street View)」で映像配信するプロジェクトを開始した。同プロジェクトには、同地のツンドラ(永久凍土)地帯に住む先住民族イヌイット(Inuit)も協力している。ストリートビューで、ユーザーをカナダ北極圏への旅へといざなう計画だ。
【その他の写真】撮影用三輪車はこんな感じ  http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2897336/9401950?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Tue_p1
 このプロジェクトの舞台は、北西航路(Northwest Passage)のルートとなっているカナダ北極海諸島(Arctic Archipelago)の1島、ビクトリア島(Victoria Island )にある小さな町、ケンブリッジベイ(Cambridge Bay)だ。同国のスティーブン・ハーパー(Stephen Harper)首相と夫人もプロジェクトの視察に訪れた。
 人口約1600人のケンブリッジベイは、カナダ最北端のヌナブット(Nunavut)準州に位置し、今までストリートビューが進出した中でも最も辺境にある地の1つだ。
 同プロジェクトの目的について、グーグルのプロジェクトメンバーは「美しいカナダ北極圏の風景と、そこに住むイヌイット民族の文化を、世界のインターネットユーザーと共有すること」と説明する。
■町の暮らしを世界に見せることが誇りに
 前年にヌナブット住民の土地使用権を管理する先住民企業「ヌナブット・トゥンガビク・インク(Nunavut Tunngavik Inc.、NTI)」のコーディネーター、クリストファー・カルーク(Christopher Kalluk)氏が、グーグルに話を持ちかけたことによって始まったこのプロジェクト。グーグルはこれまで、ヌナブット準州の政治家やケンブリッジベイの長老らと協力して11か月にわたる準備を進めてきた。
 長老の1人、アンナ・ナホガロアク(Anna Nahogaloak)さんはキティクメオト遺産保護協会(Kitikmeot Heritage Society)とのインタビューで、「私たちがどんな暮らしをしているのかや生活の術などを、いつも尋ねられる。みなイヌイットのあらゆることを知りたがっているんです。ストリートビューは、ヌナブットでの生活について理解を深める助けになるでしょう」と話している。
 プロジェクトではまず、ケンブリッジベイの地図を強化する「マップアップ(Mapup)」イベントが行われ、10人ほどの住民がグーグルのノートPC「クロームブック(Chromebook)」を用いて道路や河川、カーリング場、石造りの教会など地元の地図情報を追加していった。
 プロジェクトのリーダー、カリン・タクセンベットマン(Karin Tuxen-Bettman)氏によれば、グーグルはこのプロジェクトにクロームブック10台を寄付したほか、360度撮影が可能な特殊カメラも「無期限で」NTIに貸与する予定だという。
「ストリートビューを通じて、ヌナブットのコミュニティーを世界中の人々に見てもらえる。そのことが、自分たちが暮らす場所に誇りと情熱を持つことにつながる」(タクセンベットマン氏)
 前週には、カメラと衛星測位装置を搭載した三輪車が、町内や付近のツンドラ地帯を走行しストリートビューの撮影を行った。この三輪車はケンブリッジベイで撮影を終えたあとは、同州の他の集落でグーグルが来年に予定しているストリートビュー撮影にも用いられるという。【翻訳編集】 AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2897336/9401973?ctm_campaign=txt_topics

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北海道キャンプインフェス『TOBIU CAMP 2012』"タイムテーブル"&"エリアマップ"を公開

2012-08-29 | アイヌ民族関連
リッスンジャパン 8月28日(火)22時2分配信
2012年9月15日(土)・16日(日)に北海道白老郡白老町字竹浦・飛生アートコミュニティーで開催されるキャンプインフェスティバル『TOBIU CAMP 2012』が"タイムテーブル"&"エリアマップ"を発表した。
【その他の写真】9月開催フェス情報を満載「音楽フェス特集」 http://i.listen.jp/st/sp/sp/summerfes2012/calendar.html
アイヌ民族の重要な聖地のひとつとされる北海道白老町の中、人口50名に満たない飛生(とびう)地区で開催されるミュージック&アートのキャンプインフェスティバル『TOBIU CAMP』。
2007年より『マジカル・キャンプ』と題して札幌市内の手稲ハイランドスキー場山頂で開催され、2011年に会場を現在の白老町・飛生アートコミュニティーに移しイベントタイトルを『TOBIU CAMP』として新たにスタート、「飛生の立地環境と時空間でしか成し得られない、地元密着型の独創的な創作舞台を作ること」をコンセプトに、この土地でしか成し得ない、音楽とアート、そして、独創的なCAMPを体験できるイベントとして、地元の人はもちろん県外からも多数の音楽ファン&キャンプスが足を運ぶ人気フェスだ。
今回、明らかになったタイムテーブルでは後藤正文 [ASIAN KUNG-FU GENERATION]、MAREWREW、NAOITOら多彩なミュージシャン達が出演する計4つのステージのスケジュールを公開。また、エリアマップでは北海道白老町ならではの多様な表現がキャスティングされた魅力的な会場マップが公開されている。
チケットはTOBIU CAMP web チケット予約&チケット取扱店にて現在も受付中。web 予約及びチケット取扱店については公式HP(www.magicalcamp.com/2012/index.html)をご覧ください。
【イベント情報】
『TOBIU CAMP 2012』(トビウ・キャンプ 2012)
開催日:2012年9月15日(土)~16日(日) オールナイト / キャンプ・イン
開場/開演:9月15日(土)開場12:00 開演13:00~9月16日(日) 閉場 14:00(予定)
会場:飛生アートコミュニティー(北海道白老郡白老町字竹浦)
オフィシャルWEBサイト:(www.magicalcamp.com)
入場チケット:
前売券 2500円(限定枚数) / 当日券3500円
しらおい割前売券 2000円(白老観光協会のみで販売:限定100枚)
(中学生以下 当日無料)*駐車場有り(無料)
※TOBIU CAMP web チケット予約&下記チケット取扱店にて発売中。
タイムテーブル(www.magicalcamp.com/2012/timetable.html)
エリアマップ(magicalcamp.com/2012/areamap.html)
http://listen.jp/store/musicnews_40719.htm

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アイヌ文化伝えて20年 ヤイユーカラの森

2012-08-29 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2012年08月28日
■刺繍教室・鹿狩り体験・・・活動多彩
■30・31日 札幌で一人芝居
 刺繍(ししゅう)や鹿狩りなど、アイヌ民族の文化と生活を伝える民間団体「ヤイユーカラの森」(札幌市南区)が活動を始めて20年がたった。これを記念して、30日にアイヌ民族、31日に在日コリアンをめぐる一人芝居を札幌市内で開く。代表の計良智子さん(65)は「20年続いたのは多くの人のおかげ。アイヌの年寄りから学んだメッセージを伝えていきたい」と話している。
 「ヤイユーカラ」はアイヌ語で「自ら行動する」という意味。1973年に発足した、アイヌが自ら民族について研究する「ヤイユーカラ・アイヌ民族学会」を受け継ぎ、アイヌ民族と和人が学びあう団体として92年に始まった。
 白老出身の計良さんが教える刺繍教室は、生徒70人の3分の1が十数年にわたって通う息の長さだ。鹿狩りは93年から始め、毎冬、釧路地方の山中で鹿を狩り、解体して食べる。参加者は目の前で鹿が撃たれる様子に戸惑い、「命をいただく」意味を考える。春や夏にはキャンプも開催し、山菜採りや川遊びをする。
 計良さんの夫で運営委員長の光範さん(67)は「過去何度かの『アイヌブーム』を乗り越えて続けられたのは、ボランティアや助成金頼みではなく参加者から費用をもらい、そのかわり私たちも必死で勉強してきたから」と話す。
 30日の一人芝居は、「アイヌ神謡集」を残し19歳で没した知里幸恵を、東京の劇団「ムカシ玩具(おもちゃ)」の舞香さん(31)が演じる。舞香さんは知里幸恵に取り組もうと思いつつ、脚本が書けず悩んでいた2009年に鹿狩りに参加し、光範さんに「好きなようにやりなさい」と背中を押された。東京、登別などで公演してきたが、札幌は初めてだ。
 31日は、大阪の在日2世歌手、趙博(チョウバク)さんが「歌うキネマ」と題して韓国映画「風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)」の世界を演じる。計良夫妻が趙博さんの09年の十勝公演を見て意気投合、公演を依頼した。
 光範さんは「2人の芝居に共通するのは、同じ民族集団でも一色ではないということ。カテゴリーに縛られるのではなく、変わり揺れながら生きる姿を見てほしい」と話している。
 30日、31日とも午後6時半開演、札幌市北区北8西3の札幌エルプラザホール。入場料は前売り1800円、当日2千円、2公演通し3500円。予約・問い合わせはヤイユーカラの森事務局(電話011・592・1748、ファクス011・592・6879、メールyykm@coral.plala.or.jp)。
(林美子)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001208280004

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