先住民族関連ニュース

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津田直写真展「Storm Last Night/Earth Rain House」(キヤノンギャラリーS)

2012-08-03 | 先住民族関連
Impress Watch 8月2日(木)13時0分配信
本展では写真家・津田 直が近年訪れているヨーロッパ最西端の地域で撮影された二つのシリーズより作品を発表致します。2009年より風景が信仰の対象だった古代の土地を求め、大西洋に浮かぶ島嶼への旅は始まりました。
「Storm Last Night」シリーズでは、6×17インチというパノラマフォーマットで撮影され、アイルランドを舞台にディングル半島からアラン諸島、実在した女海賊が暮らしていたというクレア島、ドネゴール地方を中心にフィールドワークが続きました。日々、「古代人は何を思想したか」という問いを胸に抱きながら、古代遺跡の中を歩き回り、キリスト教以前の世界の原点を渡り歩きました。
続けて2012 年から制作された新作「Earth Rain House」シリーズでは、スコットランド北方に浮かぶオークニー諸島、シェトランド諸島、アウター・ヘブリディーズ諸島と呼ばれるアウターアイランズを巡りました。そして先住民族の残した聖跡を経て、無文字文化に生きた人々が築いた住居跡や嵐の過ぎ去った後に偶然発見されたという家々、人間がかつて暮らした島々へと辿り着きました。
そこでの光景を津田は、「まるで人類の記憶の深奥を垣間見ているようだった。そして僕らは今でも遙か5000年という時空を超え、旅立つことができるのだ」と語っています。
(写真展情報より引用)
 9月8日13時30分からアーティストトークを行なう。定員は先着150名。写真展情報ページのフォームから申し込む。
名称:津田直写真展「Storm Last Night/Earth Rain House」
会場:キヤノンギャラリーS(品川)
住所:東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー 1F
会期:2012年8月20日~2012年9月25日
時間:10時~17時30分
休館:日曜・祝日
(本誌:鈴木誠)2012/8/2 12:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000028-impress-ind

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【白老】「ポロトコタンの夜」3日ネット生中継

2012-08-03 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2012年 8/2)
 札幌市立大学(蓮見孝学長、札幌市南区)で映像製作を専攻する石田勝也講師の研究グループは、アイヌ民族博物館(白老町)で3日に行われる夜間開館プログラム「ポロトコタンの夜」を、インターネットで全編生中継する。同グループは、臨場感を幻想的な映像を通じて伝えることで「アイヌ文化の魅力をより多くの人に知ってもらえたら」と話している。
 中継は、動画配信サービス「Ustream(ユーストリーム)」を利用。放送時間は午後4時15分~5時45分、午後7時30分から8時20分までの2部構成とし、同館のホームページ上で無料視聴できる。
 製作に携わるのは、同大デザイン学部の石田講師と5人の女子学生。第1部では、学生がリポーターとなってコタン(集落)を巡り、職員へのインタビューを通じて衣食住の文化を紹介。天気が良ければ丸木舟(チプ)に乗ってポロト湖からの〝湖上中継〟も検討中だ。イベント開始後の第2部は、伝統家屋チセの中で繰り広げられるアイヌ古式舞踊の公演やライトアップされたコタン(集落)の風景を配信する。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12080201.html

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“初心者編”と“本格編”が1舞台に…「多彩なる貴州の風」公演

2012-08-03 | 先住民族関連
サーチナ 8月1日(水)13時36分配信
 日中国交正常化40周年の記念公演「多彩なる貴州の風」が7月17日、18日(東京・新宿文化センター大ホール)と同20日(NHK大阪ホール)に行われた。中国貴州省に住む少数民族が伝える伝統芸能について、だれにでも分かりやすい“初心者編”と、民族音楽ファンをうなさせる“本格編”までの多彩な演目を1つのステージで披露した。(写真は「CNSPHOTO」提供)
■多彩な民族文化が息づく貴州から民族芸能の使者
 貴州省は中国南部の省で、ミャオ族、トン族、イ族、コーラオ族、プイ族など、多くの少数民族が分布する地域でもある。彼らの伝統芸能が日本で紹介されたことが多いとは言えず、貴重な催しだった。
 貴州省の伝統芸能、あるいは民族芸能に触れる機会が乏しい人でも、次々に登場する華やかな民族衣装には、目を奪われたはずだ。特に踊りの演目だ。美しい衣装に加え、優雅な、時としてエネルギッシュな肉体表現を披露してくれた。ステージ上での衣裳「早がわり」といった、目新しい演出も多かった。
■東アジアで珍しいポリフォニックな響きを堪能
 音楽面で、まず注目に値する演目がトン族大歌「心の中のあの人」だった。無伴奏の合唱で、しかもポリフォニック(多声部)音楽だ。東アジアでポリフォニック音楽を発達させた民族は、それほど多くない。他に例をあげるとすれば、台湾先住民の一部部族ぐらいだろう。
 女声による合唱だが、いきなり歌いだした。無伴奏の合唱曲では通常、歌い始める直前に楽器などを使って歌い出しの音を出す。正確な音程をとりにくいからだ。いきなり歌いだしたことは、出演者が「絶対音感」を持つことを意味する。
 成長してからの訓練で絶対音感を身につけることは、ほぼ不可能とされる。昔ながらの暮らしをするトン族の場合、幼少時から歌をしつける風習が受け継がれている。この日の出演者も、幼い頃から学んだ歌唱を披露したというわけだ。貴州に歌い継がれている伝統的な合唱を、オリジナルな形で東京で紹介してくれた。聴きごたえのある、そして価値ある1曲だった。
■ビートのないメロディ、日本音楽との共通点も
 ミャオ族情歌「花のような君」もすばらしかった。音程はあきらかに、平均律ではない。自然な倍音構造が生かされた純正律だ。歌手にとって難度が高い大跳躍が多い節回しだが、安心して楽しむことができる。ちなみに「情歌」とは「恋の歌」を意味する。ミャオ族が歌い継いできた、昔ながらのラブソングだ。
 上記2曲以外の演目でもそうだが、メロディ中にフリーリズム様式の部分があった。ビート感が希薄で、音を自由に引き伸ばして歌うような部分だ。
 日本の伝統音楽にもフリーリズム様式は多くみられる。代表例が民謡の馬子唄などで、「追分様式」と呼ばれている。同様の様式はモンゴルの音楽でも極めて発展しており「オルティン・ドー(長いメロディーの意)」と呼ばれている。
 日本では、国外に伝わるフリーリズム様式の音楽としてモンゴルの「オルティン・ドー」が早くから知られるようになったが、貴州省や雲南省に伝わるフリーリズム様式の音楽にも、もっと注目すべきだろう。ちなみに、チベット民族の間でもフリーリズム様式の民謡が盛んだ。
■息吸いながら舌振るわせる特殊技巧をさりげなく披露
 器楽では、「蘆笙を吹いて、豊作を願う」のレベルが高かった。蘆笙とは、日本に伝わり雅楽などで用いられるようになった「笙」の原形に近い楽器だ。
 蘆笙(笙)は、管ごとについているリードが震動して発音する管楽器であり、吹いても吸っても音が出すことができる。管楽器の演奏で直面する「息継ぎ」はさほど問題にならないが、逆に「吹いても吸っても、まったく同じように音が出せる」かどうかが、名人とそうでない者の分かれ目になる。
 曲の一部で、舌をふるわせながら音を出す「フラッタリング」の技法を使う部分があった。息を吐きながらの「フラッタリング」は他の管楽器でも例が多いが、息を吸いながら舌を震動させるのは難度が高い。演奏者はいとも容易にこなしたので、気づかなかった人も多いのではないか。
■日中間の「ステージ・聴衆の差」は研究課題
 公演全体として多少難点を言えば、まず踊りや歌の伴奏音楽。アレンジの技術はかつてに比べ、格段に向上した。しかし、民族的な旋律をベースにしているとは言え、「ポップスのような響き」を求めて会場に足を運んだ人が、そう多かったとは思えない。中国国内のステージならば、「われわれも、こんなアレンジができるようになった」と披露することにも意味があるだろうが、外国での公演では、再考してみてもよいのではないか。
 さらに、座席位置の関係があったのかもしれないが、音量がやたらに大きかった。中国の聴衆は一般に、大音量を好む場合が多い。伝統音楽の演奏でも同様だ。日本の聴衆は、ロックやポップスのコンサートならともかく、民族芸能を楽しむ際に、本来の音量とあまりにもかけ離れれた音量で聞かされると、違和感を覚える場合が多い。
 そのあたりは、中国の団体の日本公演で、しばしば問題になる。両国のステージの習慣や聴衆の好みに精通している人材が、是非とも必要となる所以(ゆえん)だ。
■地方色豊かで多彩な中国の伝統芸能、日本公演増に期待
 また、大人数による踊りの演目では、アンサンブルに若干の乱れがあった。舞台に迫力を持たせるため、踊りの専門家でない出演者をも参加させていたのかもしれない。
 ただし、全体的に見れば申し分ないステージで、民族芸能に初めて接する人から、ディープなファンまで接する価値のある、多彩なステージだった。
 中国各地には地方色豊かな伝統芸能の公演団体がある。経済的な競争も厳しくなり、それぞれの団体が生き残りと発展をかけて、懸命の努力を続けている。日中の交流がここまで盛んになってきた現在、日本にいながらにして、中国伝統芸能の多彩なステージに触れる機会も増えると、期待してよいだろう。(編集担当:鈴木秀明)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0801&f=national_0801_050.shtml

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アメリカ海洋大気庁、気候変動が沿岸先住民に及ぼす影響に関するシンポジウムを協賛

2012-08-03 | 先住民族関連
EICネット - 2012.07.17  情報源 | アメリカ  カテゴリ | 地球環境
 2012年7月17~20日、ワシントンDCのスミソニアン・アメリカ先住民博物館において、気候変動が沿岸先住民の文化にどのように影響しているかを探るシンポジウムが開催される。このシンポジウムは、ワシントン州の沿岸先住民(ホー族、マカ族、キルート族、キノート・インディアン・ネイション)が主催し、アメリカ海洋大気庁(NOAA)等が協賛するもので、アメリカ先住民やアラスカ先住民、太平洋諸島民のほか、気候変動の専門家や政策決定者、NGOなどが参加。今後予測されている気候変動に対して先住民が適応力を増していく方法や、先住民の伝統的な知識を気候変動に関するアメリカの科学や教育、ガバナンスに取り入れる方法なども話し合われる。
 沿岸に住む先住民は、その地域の気候変動やその影響、あるいはその変動への適応方法などについて、何千年もの間引き継がれてきた知識を持っている。また氷河の融解や居留地の冠水による高地への移住等、既に気候変動の影響に対処している例もある。世界中で気候変動への適応方法が模索される今日、彼らの経験はきわめて貴重で役立つと期待されている。【アメリカ海洋大気庁(NOAA)】
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&oversea=1&serial=27808

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【白老】政府が民族共生の象徴となる空間基本構想決める

2012-08-03 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2012年 8/1)
 政府のアイヌ政策関係省庁連絡会議は31日、「民族共生の象徴となる空間」基本構想を決めた。アイヌ文化復興のナショナルセンターを白老町ポロト湖畔を中心とする地域に整備する。
 ナショナルセンターには、博物館や伝統的家屋群、工房などの施設を備え、異なる民族が尊重し共生する社会のシンボルとなるような空間を形成する。展示・調査研究、文化伝承・人材育成、体験交流、情報発信、公園、精神文化尊重の各機能を持たせる施設整備を行う。
 象徴空間の範囲は、ポロト湖畔を中心とする中核区域と周辺の関連区域で構成する。
 中核区域は博物館を核とし、ポロト自然休養林の一部を活用してさまざまな取り組みを展開する。関連区域は豊かな自然に人手を加えずに文化伝承や体験交流活動などの取り組みを実施する区域とした。
 ポロト湖畔には、中央広場、博物館、体験・交流の三つのゾーンを設定した。
 博物館や文化伝承・人材育成、体験交流活動などの具体的な取り組みは、来年夏をめどに一定の結論を出す。整備・管理運営手法の在り方は2013年度中に結論を出すことにした。
 政府は「今後、道や白老町などの関係地方公共団体と連携しながら、基本構想に基づき、象徴空間の一層の具体化に取り組む」とのコメントを出した。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12080101.html

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白老町の「民族共生の象徴となる空間」基本構想決定

2012-08-03 | アイヌ民族関連
室蘭民報 2012年8月1日(水)朝刊
 政府のアイヌ政策関係省庁連絡会議(議長・佐々木豊成内閣官房副長官補)は31日、白老町に整備される「民族共生の象徴となる空間」の基本構想を正式に決定した。象徴空間の今後の取り組み時期や検討課題などが盛り込まれている。
 アイヌの歴史や文化を学び伝えるナショナルセンターとなる象徴空間はポロト湖畔を中心とする「中核区域」と周辺の「関連区域」で構成。(1)展示・調査研究(2)文化伝承・人材育成(3)体験交流(4)情報発信(5)公園(6)精神文化尊重―などの各機能を備え、子どもから大人までアイヌの世界観や自然観を学ぶことができるよう工夫する。また、アイヌ民族博物館の人材や知見を象徴空間の管理運営に最大限活用することも言及された。
 今後、博物館に関する基本構想と文化伝承・人材育成、体験交流活動などの具体的な取り組み内容については平成25年夏をめどに、整備・管理運営手法の在り方については25年度中をめどにそれぞれ一定の結論を出す予定。
 政府は今後、道や白老町などと連携しながら基本構想の具体化に取り組んでいくほか、アイヌ人骨の返還や集約に向けた進め方などについても検討を進める予定。
(北川誠)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/08/01/20120801m_08.html

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