北海道新聞 08/21 08:00
第2回アイヌ政策検討市民会議(世話人・丸山博室蘭工大名誉教授ら)が20日、北大で開かれ、アイヌ民族への遺骨返還の望ましいあり方についての声明を採択した。
遺骨返還訴訟の和解を受け、北大が12体の遺骨を日高管内ゆかりのアイヌ民族らの有志団体「コタンの会」(清水裕二代表)に7月に返還し、同管内浦河町に埋葬されたばかり。会議ではその経緯や意義が原告から報告された。
声明は、遺骨返還を「アイヌコミュニティーへの返還という集団的権利が認められたという意味でも画期的」と評価。個人への返還にこだわって、返還は認められないという考えを北大はやめるべきだと求めた。返還の受け皿となる団体を支え、アイヌ墓地を維持して、伝統的埋葬を可能にするコミュニティーを復活させるような財政支援こそ重要なアイヌ政策で、補償も前向きに検討すべきだとした。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0306969.html
第2回アイヌ政策検討市民会議(世話人・丸山博室蘭工大名誉教授ら)が20日、北大で開かれ、アイヌ民族への遺骨返還の望ましいあり方についての声明を採択した。
遺骨返還訴訟の和解を受け、北大が12体の遺骨を日高管内ゆかりのアイヌ民族らの有志団体「コタンの会」(清水裕二代表)に7月に返還し、同管内浦河町に埋葬されたばかり。会議ではその経緯や意義が原告から報告された。
声明は、遺骨返還を「アイヌコミュニティーへの返還という集団的権利が認められたという意味でも画期的」と評価。個人への返還にこだわって、返還は認められないという考えを北大はやめるべきだと求めた。返還の受け皿となる団体を支え、アイヌ墓地を維持して、伝統的埋葬を可能にするコミュニティーを復活させるような財政支援こそ重要なアイヌ政策で、補償も前向きに検討すべきだとした。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0306969.html