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アイヌ遺骨返還を評価 市民会議声明「補償も検討を」

2016-08-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/21 08:00
 第2回アイヌ政策検討市民会議(世話人・丸山博室蘭工大名誉教授ら)が20日、北大で開かれ、アイヌ民族への遺骨返還の望ましいあり方についての声明を採択した。
 遺骨返還訴訟の和解を受け、北大が12体の遺骨を日高管内ゆかりのアイヌ民族らの有志団体「コタンの会」(清水裕二代表)に7月に返還し、同管内浦河町に埋葬されたばかり。会議ではその経緯や意義が原告から報告された。
 声明は、遺骨返還を「アイヌコミュニティーへの返還という集団的権利が認められたという意味でも画期的」と評価。個人への返還にこだわって、返還は認められないという考えを北大はやめるべきだと求めた。返還の受け皿となる団体を支え、アイヌ墓地を維持して、伝統的埋葬を可能にするコミュニティーを復活させるような財政支援こそ重要なアイヌ政策で、補償も前向きに検討すべきだとした。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0306969.html

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郷土の先賢、足跡たどる 津・石水博物館で名品展 本居宣長、わび状の下書きなど

2016-08-22 | アイヌ民族関連
産経ニュース-2016.8.21 07:05更新
 木綿問屋を営む伊勢商人の豪商だった川喜田家の資料を保存する石水(せきすい)博物館(津市垂水)で、夏の所蔵名品展「三重の先賢たち」が開かれている。郷土の文化人と川喜田家の歴代当主の交流を伝える資料を展示。国学者の本居宣長(もとおり・のりなが)や谷川士清(たにがわ・ことすが)、探検家、松浦武四郎(たけしろう)らの仕事ぶりや人柄を生々しく伝えている。
 展示資料54点のうち、古事記を解読して世に広めた宣長の自筆「賀茂大人(かものうし)の御前(おんまえ)にのみ白詞(もうすことば)」は、宣長が師匠の国学者・賀茂真淵の説に疑問を投げかけたところ、逆鱗に触れてしまい、あわててわび状を書いた際の下書きだ。
 士清が手がけた日本初の50音順の国語辞典の草稿本「『和訓栞(わくんのしおり)』稿本」は、語句の50音順の並びが徹底されていない箇所も残る貴重な資料。16代当主・半泥子(はんでいし)が東京で売られていたものを買い戻し、現在も研究で役立てられている。
 蝦夷地(北海道)の詳細な踏査記録を残した武四郎の「『近世蝦夷人物誌』初編稿本」は、松前藩の役人や商人に苦しめられるアイヌの人々の実情も克明に記したため幕府の函館奉行から異議が出され、出版がかなわなかった書の自筆稿本。幼なじみの14代当主・石水に託されたものと考えられる。
 このほか津藩校督学の斎藤拙堂(せつどう)、経世家の竹川竹斎(たけがわちくさい)らの資料も。龍泉寺由佳主任学芸員は「郷土の先賢を見直すきっかけにしてもらえたら」と話している。
 10月2日まで(9月6日から一部展示替え)。入館料は一般500円、高大生300円。問い合わせは同館(電)059・227・5677。
http://www.sankei.com/region/news/160821/rgn1608210031-n1.html

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