苫小牧民放 (2016年 8/11)
飛生キャンプのポスターと30周年記念誌を手にする国松さん
若手芸術家の製作活動の拠点となっている白老町の飛生アートコミュニティー(国松希根太代表)で、今年も9月10~18日の日程で作品を一般公開する「飛生芸術祭」と9月10、11日開催のメーンイベント「飛生キャンプ」が開かれる。国松代表に見どころなどを聞いた。
―例年は最終2日間に開催しているキャンプを今年は前半に行いますが
「これまでは飛生キャンプがラストを飾るメーンイベントでしたが、芸術祭開催中の平日にステージなどの設営が重なり、来場者もゆっくり観覧できないこともあり、思い切って日程を入れ替えました」
―今年の飛生キャンプの目玉は
「国内を代表する有名なアーティストが参加してくれます。世界的に評価されているポップアート作家の奈良美智さんは以前から飛生の活動に興味を持っていて、今年参加してくれることになりました。来年は本格的に飛生に滞在して作品を制作したいという話しをしており、来年につながる動きになると思います。また、6月にアサガオプロジェクトで来てくれた日比野克彦さんが、毎年参加しているアイヌ民族出身のミュージシャンのOKIさんとトークライブを行う予定です。このほか、NHKの朝ドラ『あまちゃん』のオープニングテーマを作った大友良英さんと、アイヌ民族のボーカルグループ・マレウレウのメンバーであるマユンキキさんのトークライブも行います」
―地元がテーマの「アヨロパラレルワールド」という作品展示は
「町内の立石信一さんと2人でAyoro Laboratory(アヨロラボラトリー)というプロジェクトを進めています。これまで講演会や雑誌寄稿を行ってきましたが、今回はアヨロ周辺などを散策した時に感じたインスピレーションから制作した作品を10点ほど展示します。この土地を表現した空間としては見どころの一つです。一緒に散策した写真家の石川直樹さんの写真も展示します。私は地元ならではの表現を続けてきたのですが、その部分に興味を持ち、参加したいという人が増えてきたと感じています」
―芸術祭の見どころを教えてください
「新しい作品を加え、楽しめる内容にしました。飛生キャンプは多くの人でにぎわいますが、芸術祭はゆっくりした時間の中で楽しめるのが特徴です。営業するカフェを拠点にお客さんとのコミュニケーションを大切にしたい。芸術祭は無料なので地元の皆さんにも気軽に来ていただきたいですね」
―今年も多くの人が集まりそうですが
「今年からローソンチケットで前売り券販売を始め、反響は上々です。昨年は飛生キャンプに700人ほど、芸術祭を含めた全体では約1200人が来てくれました。今年は1400人ぐらいを目標にしたいと考えています」
―アートコミュニティーは今年開設30周年を迎えました
「廃校を利用したアート団体が30年続けてこられて、今も発信しているということを皆さんに知っていただけるよう記念誌を制作しました。森づくりなど最近の活動を中心に地元の人にもインタビューしており、どんな気持ちで関わっているか、地域との関わりなども伝わるようにまとめました。町や美術館などに寄贈したいと考えています」
http://www.tomamin.co.jp/20160841514
飛生キャンプのポスターと30周年記念誌を手にする国松さん
若手芸術家の製作活動の拠点となっている白老町の飛生アートコミュニティー(国松希根太代表)で、今年も9月10~18日の日程で作品を一般公開する「飛生芸術祭」と9月10、11日開催のメーンイベント「飛生キャンプ」が開かれる。国松代表に見どころなどを聞いた。
―例年は最終2日間に開催しているキャンプを今年は前半に行いますが
「これまでは飛生キャンプがラストを飾るメーンイベントでしたが、芸術祭開催中の平日にステージなどの設営が重なり、来場者もゆっくり観覧できないこともあり、思い切って日程を入れ替えました」
―今年の飛生キャンプの目玉は
「国内を代表する有名なアーティストが参加してくれます。世界的に評価されているポップアート作家の奈良美智さんは以前から飛生の活動に興味を持っていて、今年参加してくれることになりました。来年は本格的に飛生に滞在して作品を制作したいという話しをしており、来年につながる動きになると思います。また、6月にアサガオプロジェクトで来てくれた日比野克彦さんが、毎年参加しているアイヌ民族出身のミュージシャンのOKIさんとトークライブを行う予定です。このほか、NHKの朝ドラ『あまちゃん』のオープニングテーマを作った大友良英さんと、アイヌ民族のボーカルグループ・マレウレウのメンバーであるマユンキキさんのトークライブも行います」
―地元がテーマの「アヨロパラレルワールド」という作品展示は
「町内の立石信一さんと2人でAyoro Laboratory(アヨロラボラトリー)というプロジェクトを進めています。これまで講演会や雑誌寄稿を行ってきましたが、今回はアヨロ周辺などを散策した時に感じたインスピレーションから制作した作品を10点ほど展示します。この土地を表現した空間としては見どころの一つです。一緒に散策した写真家の石川直樹さんの写真も展示します。私は地元ならではの表現を続けてきたのですが、その部分に興味を持ち、参加したいという人が増えてきたと感じています」
―芸術祭の見どころを教えてください
「新しい作品を加え、楽しめる内容にしました。飛生キャンプは多くの人でにぎわいますが、芸術祭はゆっくりした時間の中で楽しめるのが特徴です。営業するカフェを拠点にお客さんとのコミュニケーションを大切にしたい。芸術祭は無料なので地元の皆さんにも気軽に来ていただきたいですね」
―今年も多くの人が集まりそうですが
「今年からローソンチケットで前売り券販売を始め、反響は上々です。昨年は飛生キャンプに700人ほど、芸術祭を含めた全体では約1200人が来てくれました。今年は1400人ぐらいを目標にしたいと考えています」
―アートコミュニティーは今年開設30周年を迎えました
「廃校を利用したアート団体が30年続けてこられて、今も発信しているということを皆さんに知っていただけるよう記念誌を制作しました。森づくりなど最近の活動を中心に地元の人にもインタビューしており、どんな気持ちで関わっているか、地域との関わりなども伝わるようにまとめました。町や美術館などに寄贈したいと考えています」
http://www.tomamin.co.jp/20160841514