先住民族関連ニュース

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縄文、アイヌ文化を発信 新駅に展示スペース

2016-08-26 | アイヌ民族関連
函館新聞電子版 2016/8/25 09:28
 【北斗】道は24日、北海道新幹線で訪れる道外客に向け、新函館北斗駅2階南北連絡通路壁面に、縄文文化やアイヌ文化を紹介する展示スペース「北海道の文化」を開設した。展示物だけでなく、映像や音声も使い、縄文とアイヌ民族の魅力を発信する。
 道は開業後、駅に併設する北斗市観光交流センター1階のイベントスペース内で、アイヌや縄文に関する展示を暫定的に行っていた。今回、同センター2階に展示スペースを確保、880万円の事業費を投じ整備した。道が鉄道の駅で本格的な展示を行うのは初めて。
 長さ10メートル、高さ2メートルのスペースに約60点を展示。アイヌはルウンペ(木綿衣)やムックリ(口琴)、トンコリ(五弦琴)、イクパスイ(祭具)などが並び、縄文は土器や石器、土偶などの遺物を展示している。展示物の内容を検索できるタッチパネルも置いた。
 大型スクリーンが2台あり、1台は北海道の歴史・文化の映像、もう1台は歴史年表を日本語、英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語で表示。木製キッズパネルやデジタルパズルも設置し、子どもも楽しめる。
 道博物館協会加盟館園118カ所の案内地図も作った。デジタル機器の利用は午前9時~午後7時。
 道文化振興課の辻屋雄司主幹は「展示を通じ、本道の特色ある文化の一端に触れてもらいたい。博物館の情報も得て、道内各地に足を延ばしてもらえればうれしい」と話している。
http://www.ehako.com/news/news2016a/10502_index_msg.shtml

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(一語一会)作家・村山由佳さん アメリカ先住民ナバホ族の男性からの言葉

2016-08-26 | 先住民族関連
朝日新聞 2016年8月25日16時30分
■自由だけは、誰にも明け渡してはいけない
 OLなどを経て、結婚後に家庭に入るが、「社会の接点を失ったように感じて」小説を書き始めた。予備校生と女性医師のピュアな恋愛を描いた「天使の卵」でデビュー。若者の支持を得た。だが「ダブル・ファンタジー」では一変。官能的な性愛を描いて反響を呼んだ。
 「私にとって性は自分を縛る一番のタブー。性を書くのはその鎖を解き、何者かから自由になろうともがいているところがあります」
 1996年夏、小説の取材で米・アリゾナの国定公園にある先住民ナバホ族の居留地を訪れた。レンジャーの初老の男性と夜を明かして話をした時、彼が言った。「自分の持っているものを他人に与えるのは素晴らしいことだが、自由だけは、誰にも明け渡してはいけない」(続きは無料登録)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12528324.html

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コブラ氏の壁画ギネスに=五大陸の先住民の顔描く=五輪で生まれた文化作品

2016-08-26 | 先住民族関連
ニッケイ新聞2016年8月25日

 リオ五輪に伴って企画された文化活動の一つであるボウレヴァルド・オリンピコで、エドゥアルド・コブラ氏が描いた先住民の顔の壁画が、ギネスブックに載る事が決まったと24日付G1サイトが報じた。
 ガンボア地区にあるコブラ氏の壁画が世界最大である事が認定されたのは22日だ。高さ15メートル、幅170メートルの壁には先住民の顔が五つ描かれている。
 五つの顔は各々、パプア・ニューギニア(オセアニア)のフリ族と、エチオピア(アフリカ)のムルシ族、タイ(アジア)のカレン族、欧州のスピ族、米州大陸のタパジョー族を表している。
 コブラ氏は、五輪のシンボルである五つの輪からインスピレーションを受け、五大陸を代表する先住民5部族の顔を描く事で、五輪の精神である平和と民族の一致を表わそうとしたという。コブラ氏達は、アクリルペンキ180缶とスプレー2800缶、7台の昇降機を使い、70日かけてこの壁画を描いた。
 コブラ氏は壁画がギネスブックに載ると知り、「この作品は芸術を用いた戦いの歴史の一部だ。芸術家にとって、ギネス認定は単なる大きさの問題ではなく、各民族間の平和のための最大の絵画としての意味がある」と述べた。
 コブラ氏の壁画があるガンボア地区には、やはりリオ五輪にまつわる芸術作品として作られたインサイド・アウトもある。フランス人のJR氏の手になる企画は、様々な国から来た人々の顔写真を大きく引き伸ばしてビルや道路に貼るというもので、自分の顔がリオの景観の一部となった事を喜ぶ人々の様子はテレビでも報道された。
 リオ市内ではその他にも、コパカバーナにあるホテルの屋上に、ホテルの幅を最大限に使い、走り高跳びの選手がバーを越える様子を模した作品が飾られ、同地区のビルの壁全面に描かれた水泳のプールでは、各コースを泳ぐ選手達の姿を立体感をもって描いた作品が登場。ボタフォゴ海岸には何メートルもの幅のあるバタフライの選手像、ラッパ地区のビルの壁にはアイルトン・セナの画など、スポーツにまつわる作品が登場し、新たな名所を生み出している。
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160825-22brasil.html

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政府、新経済対策の補正予算案を閣議決定、訪日インフラ拡充へ

2016-08-26 | アイヌ民族関連
トラベルビジョン-2016年8月25日(木)
 政府は8月24日、2日に発表した新たな経済対策の実施に向けた、一般会計総額3兆2869億円に上る2016年度第2次補正予算案を閣議決定した。「21世紀型のインフラ整備」や「一億総活躍社会の実現の加速」、地方への支援、震災からの復興などを柱とするもの。このうち国土交通省の予算は1兆2257億円で、観光関連ではクルーズ船の受入環境整備など「外国人観光客4000万人時代に向けたインフラ整備」に608億円を計上した。政府は今回の補正予算案を秋の臨時国会に提出し、早期成立をめざす考え。
 「外国人観光客4000万人時代に向けたインフラ整備」では、主な政策として「大型クルーズ船の受入環境改善」に165億9500万円を充てる。訪日客の急増に伴う大型クルーズ船の寄港増などに対応するため、港湾の岸壁の改良などを実施する。
 その他の交通インフラ関連では「羽田空港等の機能強化」に101億3900万円を割き、2020年に向けて空港処理能力を拡大。空港などにおける混雑解消に向けた「CIQ施設の拡張」には3億1300万円を、航空大学校の施設整備などのための「操縦士の戦略的確保・育成事業」には3億4600万円を充当する。
 鉄道関連では、訪日客などが安全で快適に移動できるよう、鉄道駅のバリアフリー化や地下鉄の新線建設などに53億円を計上。そのほか、訪日客のバス旅行でフェリーを活用するための実証調査に7800万円を充てる。
 受入環境の整備については、観光案内所や無料WiFi環境の整備など「訪日外国人旅行者受入基盤整備・加速化事業」に155億円、案内板の多言語化など「国営公園等のインバウンド対応」に50億900万円を充当。そのほか河川敷などの水辺空間の整備に21億6800万円を、アイヌ文化の復興に向けて北海道白老町に設けている国立民族共生公園などの整備に8億3400万円を充てる。
 プロモーション関連では、欧米豪や東アジアなどの市場に向けた「地方誘客のための緊急訪日プロモーション」に45億円を割く。旅行博への出展や、関係者の招請などの活動を強化する。
 「外国人観光客4000万人時代に向けたインフラ整備」以外の観光関連予算としては、自動車安全特別会計から2億4800万円を「軽井沢スキーバス事故を踏まえた安全対策」として計上。貸切バス事業者の安全情報管理システムの整備などを進める。また、東日本大震災復興特別会計から8億円を使用して訪日客の東北への送客増をはかる。
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=74050

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書の世界 第2回日本書道院小品展 自由に楽しく

2016-08-26 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年8月25日 東京夕刊
 第2回日本書道院小品展(28日まで、東京・銀座の鳩居堂画廊3、4階)は、小品による「楽しく書く」ことへの誘いとなっている。
 「日本書道院の書風が、少し真面目過ぎるようにも思えたのです。もう少し、自由で楽しい作品を募るなら小品展をやるのがいい、と考えました」と会長の中村雲龍さんが小品展の狙いを解説する。今年4月の日本書道院展で最高賞を受賞した審査会員、同人と幹部役員、毎日書道展審査会員らが小品に挑んでいる。 「肩の力を抜き力まないで……」と雲龍さんは自ら「一茶忌やまぢめになっちゃあおしめえよ……」<右>=と範を示した。言葉は「真面目だけに凝り固まらなかった一茶なんともいいすきだなあ」と続いている。空色の紙に筆を滑らかに走らせている。
 高橋静豪さん「朝辭白帝彩雲ケン 千里江陵一日還……」(李白)は金色の紙に細線が走る。技巧を凝らした運筆がさえる。
 三宅相舟さん「ありがたし今日の一日もわが命……」(佐佐木信綱)。墨量の変化と文字のとうとうとした流れ。多彩な書線を繰り出している。
 成田寿苑さん「千萬の宝はむなし貴きは……」(九条武子)<左>。大胆な構成力を発揮した。強じんな書線の魅力的なこと。
 小品に取り組む中で紙や表具に工夫を凝らしているのも楽しい。
 一方、第35回記念書究院展(28日まで、札幌市民ギャラリー)は、節目の年に幹部書人が大作に挑んでいる。
 書究文化書芸院は1978年、現院長の山田太虚さんが札幌で創設した。古典のしっかりとした学習により自分の書を作るという目標を掲げている。35回展記念企画として幹部書人7人による大作展を併催している。
 太虚さんは「飛翔」(350センチ×175センチ)<右>。書究院のさらなる発展を祈るかのように、大きな構え。線の流れに大字らしい気が配られている。
 理事長の山田起雲さんは「梟の神の自ら歌った謡」(350センチ×140センチ)<左>。『アイヌ神謡集』の言葉を採り上げている。神話的な世界への正統的なアプローチが光る。迫力のある端正な文字の数々。
 ほか、山内太鶴さん「月山」▽出村太幹さん「孟母断機」▽本間太洲さん「萬物之奥」など、堂々と力の入った大作ならではの悠然とした魅力が放射している。
 太虚さんは「書の大衆化に対応して、やさしい学び方や楽しみ方を訴え掛けていきたい」と話している。【桐山正寿】
http://mainichi.jp/articles/20160825/dde/014/040/030000c

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