毎日新聞2017年5月1日 20時53分(最終更新 5月1日 21時13分)
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北海道白老町のアイヌ民族博物館は1日、伝統家屋「ポロチセ」(大きい家)内で、自然の恵みや健康を願う伝統儀式「春のコタンノミ」(集落の祈り)を執り行った。
白老アイヌ協会や道アイヌ協会の約30人が参加。いろりを囲み、病気の神が嫌うという酒かすによる拝礼(シラリエオンカミ)や家の守り神など神々への祈りをささげ、先祖を供養した。
春と秋の年2回実施されているが、2020年4月に開設される「民族共生象徴空間」整備が本格化し博物館も18年3月に閉館するため、春の儀式は今回でひと区切りとなる。
同博物館の野本勝信代表理事は「文化を継承し、象徴空間でも大きな役割を果たしたい」と話した。【福島英博】
https://mainichi.jp/articles/20170502/k00/00m/040/052000c
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北海道白老町のアイヌ民族博物館は1日、伝統家屋「ポロチセ」(大きい家)内で、自然の恵みや健康を願う伝統儀式「春のコタンノミ」(集落の祈り)を執り行った。
白老アイヌ協会や道アイヌ協会の約30人が参加。いろりを囲み、病気の神が嫌うという酒かすによる拝礼(シラリエオンカミ)や家の守り神など神々への祈りをささげ、先祖を供養した。
春と秋の年2回実施されているが、2020年4月に開設される「民族共生象徴空間」整備が本格化し博物館も18年3月に閉館するため、春の儀式は今回でひと区切りとなる。
同博物館の野本勝信代表理事は「文化を継承し、象徴空間でも大きな役割を果たしたい」と話した。【福島英博】
https://mainichi.jp/articles/20170502/k00/00m/040/052000c