NHK 05月07日 18時54分
北方領土にアイヌ民族が暮らしていたことを知ってもらおうと元島民が書いた資料をもとにアイヌの人々の島での生活の様子を紹介する講演会が釧路市で開かれました。
講演会を開いたのはアイヌ文化についての勉強会などを行っている釧路アイヌ文化懇話会で、会場の釧路図書館には市民など10人が集まりました。
この中で懇話会の山本悦也会長は、アイヌ語で「大きい村」の意味を表す色丹島など、北方領土の4つの島の名前がすべてアイヌ語に由来していることや、昭和10年には少なくとも350人のアイヌ民族が住んでいたことなど北方領土とアイヌ民族に深い関わりがあることを紹介しました。
そのうえで元島民が書いた資料をもとに当時、現地ではサケの皮を使ったアイヌの伝統的な靴が幅広く使用されていたことなどを紹介し北方領土の問題を考えるには四島でのアイヌの人々の伝統的な生活を知ることが大切だと話しました。
参加した70代の男性は、「来年は北海道と命名されて150年になりますが、あらためて歴史を見つめ直さないといけないと感じました」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170507/3103291.html
北方領土にアイヌ民族が暮らしていたことを知ってもらおうと元島民が書いた資料をもとにアイヌの人々の島での生活の様子を紹介する講演会が釧路市で開かれました。
講演会を開いたのはアイヌ文化についての勉強会などを行っている釧路アイヌ文化懇話会で、会場の釧路図書館には市民など10人が集まりました。
この中で懇話会の山本悦也会長は、アイヌ語で「大きい村」の意味を表す色丹島など、北方領土の4つの島の名前がすべてアイヌ語に由来していることや、昭和10年には少なくとも350人のアイヌ民族が住んでいたことなど北方領土とアイヌ民族に深い関わりがあることを紹介しました。
そのうえで元島民が書いた資料をもとに当時、現地ではサケの皮を使ったアイヌの伝統的な靴が幅広く使用されていたことなどを紹介し北方領土の問題を考えるには四島でのアイヌの人々の伝統的な生活を知ることが大切だと話しました。
参加した70代の男性は、「来年は北海道と命名されて150年になりますが、あらためて歴史を見つめ直さないといけないと感じました」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170507/3103291.html