先住民族関連ニュース

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居酒屋などでアイヌ文化発信、企業と連携

2017-05-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/26 16:00、05/28 13:21 更新

アイヌ民族の伝統家屋チセをイメージした「海空のハル」の特別個室で、装飾について説明する野本館長
 【白老】胆振管内白老町のアイヌ民族博物館が、アイヌ文化発信の新たな形として、居酒屋の内装の監修など、民間企業との連携に取り組んでいる。国が同町で2020年開設を目指すアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の整備を進める中、「アイヌ文化に接点のなかった人たちに肩肘張らず触れてほしい」と試みている。
白老・民族博物館が監修
 18日、札幌市中央区にオープンした居酒屋「海空(うみぞら)のハル」。アイヌ民族の伝統家屋チセをイメージした特別個室を備え、オハウ(汁物)などを取り入れた「アイヌ伝統食セット」が味わえる。監修した同博物館の野本正博館長(54)は「いろりを囲んで語らい、自然の恵みに感謝して食べるアイヌのかつての生活文化を知ってほしい」と話す。
 今回の取り組みは博物館が14年に始めた「ルイカプロジェクト」の一環だ。ルイカはアイヌ語で「橋」の意味。さまざまな人や地域とアイヌ文化をつなごうと、15年に企業連携第1号として田中酒造(小樽)と民族伝統の酒「カムイトノト(神の酒)」を商品化した。
 このほか、海外の店舗でアイヌ文化を発信している「らーめん山頭火」の運営会社アブ・アウト(札幌)に所蔵品の着物2点を貸与。同社は今年1月にオープンしたカナダ・バンクーバー2号店に展示している。今月からアイヌ刺しゅう文様をデザインした紙袋に切り替えた丸井今井札幌本店にも協力。野本館長が本店を訪れて、社員ら約150人にアイヌ文様が持つ魔よけとしての意味などを解説した。
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http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0404503.html

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外国人客長期滞在化に力点/阿寒観光協会

2017-05-29 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2017年05月28日
 NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(大西雅之理事長)は27日、釧路市阿寒町の阿寒湖まりむ館で2017年度通常総会を開いた。国の観光施策に合わせ、訪日外国人旅行客(インバウンド)に選ばれる観光地づくりのため、自然とアイヌ文化を融合させたアドベンチャーアクティビティーによる欧米豪を中心とした個人客の誘致や長期滞在化に取り組むことを承認。事業推進のためのプロジェクトチームの発足についても確認した。
http://www.news-kushiro.jp/news/20170528/201705283.html

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辺野古移設 ゲート前に米先住民の教え 非暴力で抗議の意思 /沖縄

2017-05-29 | ウチナー・沖縄
毎日新聞 2017年5月28日
【名護】名護市在住の小橋川共行さんとラッパーの大袈裟太郎さん(34)は20日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に非暴力による抗議活動を行う際の心得を記した「ラコタ族七つの価値観より」と書かれた横断幕を設置した。小橋川さんは「ゲート前でさらなる非暴力の抗議活動を目指す一つのきっかけにしたい」と話した。
 米先住民のラコタ族は米中西部ノースダコタ州などで民間企業が進めるパイプライン建設に反対し、抗議活動をしている。
 ラコタ族は「七つの価値観」を共有して、非暴力で建設反対を訴えている。七つには祈り、尊重、思いやり、謙虚、寛容、正直、英知がある。小橋川さんは「『思いやり』は相手の苦しみや立場を考えることの大切さをうたっている」と話す。
 ゲート前で機動隊が市民らを排除する際、市民らから機動隊に対して心ない言葉が発せられる時もある。小橋川さんは「市民の多くは非暴力で戦っている。もっと徹底した非暴力にするため、横断幕にラコタ族の価値観を記した」と理由を説明した。
 横断幕の制作に関わった大袈裟さんは「緊張感がある抗議活動の現場で、熱くなる気持ちは分かるが、機動隊や海保、警備の人にもそれぞれの立場がある」と話す。「若い世代が座り込みに参加しやすいように、ラコタ族のような非暴力にすることが必要だと感じた」と強調した。(琉球新報)
https://mainichi.jp/articles/20170528/rky/00m/040/003000c

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先住民、「国民」と認められ半世紀 残る格差 豪州

2017-05-29 | 先住民族関連
朝日新聞 2017年5月28日23時11分シドニー=小暮哲夫
 オーストラリアで、長く差別の対象とされてきたアボリジニーなどの先住民を「国民」と認めた1967年の国民投票から、27日で50年がたった。ただ今も、健康や教育の面で格差が残る。先住民グループは、自分たちの声を政策に反映させる組織の創設のため、憲法改正を求めている。
 豪州には、大陸や北部のトレス海峡諸島に約6万年前から先住民が住み、独自の文化を継承してきた。2011年現在で66万9900人。全人口の3%だ。
 だが英国が入植した18世紀以降、迫害され、差別を受けた。白人最優先の「白豪主義」を採った歴代政権は、「劣った」先住民の子どもを「優れた」白人と同化させるため、家族から強制的に引き離す政策を1970年代まで続けた。
 67年の国民投票は、先住民を「国勢調査で人口を数える対象としない」「立法の対象としない」という憲法の条文を取り消すかどうかを問うた。90・77%の圧倒的賛成で、先住民は「国民」と認められた。有色人種の移民も受け入れる多文化主義へ転換する中でのできごとだった。全文:745文字
http://www.asahi.com/articles/ASK5W4QMDK5WUHBI010.html

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