先住民族関連ニュース

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「週刊金曜日」ニュース:アイヌがみつめる「植民地主義国」ニッポン

2017-09-24 | アイヌ民族関連
レイバーネット日本 2017/09/22
【1】注目の記事
■アイヌがみつめる「植民地主義国」ニッポン
植民地支配による「歴史的な不正義」に苦しむ人たち、それが先住民族だ。不正義を解消すべく起草された「先住民族の権利に関する国際連合宣言(UNDRIP)」採択から10年が経過してなお、日本の先住民族アイヌの復権は遅々として進まない。ブレーキをかけているのはだれだ?
●先住権奪回の瞬間 文・平田剛士 写真・木村聡
◆日本政府にはアイヌ先住権を認める気がまったくない 丸山博
◆「憲法のせいでアイヌ政策をとれない」は政府の言い訳 清末愛砂
●紋別アイヌ畠山敏エカシの訴え オホーツクのクジラはだれのもの? 平田剛士
UNDRIPが列挙する先住権のうち、核心とも言えるのが自己決定権(3条)と自治権(4条)、そして「土地や領域、資源に対する権利」(26 条)だ。長く奪われたままのそれらを返せと訴え続けるアイヌエカシがいる。
●権力者たちよ!
パートナーシップ(対等な立場に基づく協働関係)と相互尊重──UNDRIPが多数派に課すのは民主主義の基本ルールだ。2人のアイヌに思いをつづってもらった。
・ごく少数者の私が声を上げ続ける理由 川村久恵
・なぜアイヌばかりが考え答えを出さなくてはならないのか 原田公久枝
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【2】 編集長後記
 アイヌ民族の遺骨問題は度々本誌で取り上げてきたが、今回大きな返還の動きがあったので特集を組んだ。実は沖縄でも研究目的のために琉球民族の遺骨が墓から持ち去られる事態が起きていたことを、平野次郎さんが6月23日号で報じていた。今週号の特集作成が佳境に入った頃、沖縄戦で集団自決の場となったチビチリガマが荒らされたというニュースが入ってきた。
 大田昌秀元沖縄県知事の遺稿『沖縄鉄血勤皇隊』(高文研)を思い起こした。戦場に散った鉄血勤皇隊の遺骨を、戦後学校に戻った大田らが収集しようとしたところ、「不必要に米軍を刺激する」として学校が拒否したのだ。当時、住民の自由な移動を米軍が禁じていたこともあるが、食糧の提供を米軍に止められることを学校側は恐れたのだという。だが、生徒は、そこで諦めたら、自分たちは「人間として腐ってい」るとして折れなかったという。
 今回の事態、歴史の風化として片づけていいのだろうか。チビチリガマは渡瀬夏彦さんが今週号で記事にしてくれた。(小林和子)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/
http://www.labornetjp.org/news/2017/1506042622695staff01

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ルーツ探しに一役 屏東県、日本時代の先住民の戸籍を検索しやすく/台湾

2017-09-24 | 先住民族関連
フォーカス台湾 2017年9月23日 12時10分 (2017年9月24日 05時37分 更新)

データベースの公開を喜ぶルカイ族の男性
(屏東 23日 中央社)南部・屏東県政府は22日、先住民の先祖の中国語名から日本統治時代の戸籍資料を検索できるデータベースを公開したと発表した。先住民の中国語名と日本名を対照可能なデータベースの設置は台湾全土の自治体で初めて。先住民のルーツ探しを後押しする。
県政府の鄭文華民政処長によれば、台湾の先住民は時代の変遷と政権交代によって、2度にわたり改名を強いられてきた。日本統治時代に戸籍調査が始まった当初、先住民の名前は民族語の発音にならいカタカナ表記で記載されたが、昭和に入ってから皇民化政策が推進されると、カタカナ表記の名前は日本名に変更された。台湾光復(日本統治時代の終結)後の1946年には日本名が再び中国語名に変わり、戸籍上に3種類の名前が存在することになった。だが、それぞれの名前を一人の人物として連結させることはできず、長年の経過によって家譜が失われ、先祖が見つからないケースが発生していた。
データベースの構築は、日本語能力を持つ先住民の学生の協力を得て、昨年と今年の夏休みを利用して行われた。
2万人余りの戸籍資料が連結され、成功率は95.5%に上る。鄭処長は、日本語を読めないために先祖の戸籍謄本の申請ができないという問題を解決できたと語った。
ルカイ族の男性は、このデータベースによって、やっと自分の家譜が見つけられると喜んだ。
(郭シセン/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201709230001.aspx

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差別乗り越え、近代社会で暮らした果てに...... 〈サーミの血〉

2017-09-24 | 先住民族関連
J-CASTニュース 2017/9/23 10:00

(c) 2016 NORDISK FILM PRODUCTION
   1930年代、スウェーデン北部のラップランドで暮らす先住民族のサーミ人は差別的な扱いを受けていた。
   少女エレ・マリャ(レーネ=セシリア・スパルロク)は、学校でサーミ語を禁じられ、成績も良く進学を希望していたが、「サーミ族の脳は文明に適応できない」と教師からは推薦状を書くことを断られる。差別に苦しむエレは、夏祭りで少年ニクラスと出会い、恋に落ちる。
   その時エレは自らをクリスティーナと名乗る。エレはクリスティーナとして彼を頼り、都会の学校へ入学しようとするのだったが...。
   自身もサーミ族の血を引くアマンダ・シェーネル監督が、アイデンティティの境界線に立つ少女の成長を描き、自らのルーツを問う。主演のスパルロクも役者をしていない時はトナカイの飼育をしているサーミ人である。
   生まれながらの境遇を受け入れ、生まれた土地で生きるべきなのか。知識と教養を身につけ、人生の選択肢を広げるべきなのか。エレは故郷を捨て、都会へ旅立つことを決断する。
   親からもらった名前を捨て、過去を忘れようとするエレは、アイデンティティを捨て、新たなアイデンティティを手に入れようとする。
   しかし自身がサーミ人であるという事実は呪縛のようにエレにまとわりついてくる。時折見せるエレの表情が、サーミ人として生まれた自分が許せないのか、伝統や文化に盲目的に従うことが許せないのか、差別をする側ではなく、差別を受ける側が自身に流れる血流を恥じる不条理を感じさせる。
   いつの時代にも差別は存在する。エレは、たとえ家族に反対されても、ルーツを偽装しても、近代社会の生活――「自由」を手に入れようとする。
   そのためには強い意志と行動力で運命を切り開かなければならない。エレが手に入れたものは何だったのか、また犠牲にしたものは何だったのか、アイデンティティを消し去ることや伝統を否定することはどういうことなのか。礼儀やルールやしきたりを無視して、自己実現を求める「革命」の先に何が待っているのか......。
   やがて月日が経ち、年老いた彼女は、エレだったのかクリスティーナだったのか、自ら人生を切り開いてきた彼女の表情は北欧の大地と共振していた。
おススめ度☆☆☆☆丸輪太郎
https://www.j-cast.com/tv/2017/09/23309148.html

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心を整え、手を動かす。先住民族の道具作り [The New York Times]

2017-09-24 | 先住民族関連
cafeglobe2017.9.23

カリフォルニア州北部にあるユロック族の居留地。毎年4月から10月までの間、若者や子どもたちが人里離れた川沿いに集まり、儀礼に用いる道具や装身具を作っている。材料はシカの腱、クジラのヒゲ、植物からとった繊維など、すべて自然のものだ。
この制作活動は、歌や踊りをともなう伝統儀礼を復興しようという運動の一部で、20年以上前にデビッド・セバーンス(54)というユロック族の男性が立ちあげた。
神聖な力を宿す道具や装身具の作り手の家系に生まれた彼は、儀礼には人びとを癒す力があると語っている。また、道具には作り手の性格が反映されるため、心を清らかに保つことが大切だと言う。
先住民のくぐり抜けてきた歴史は過酷だ。子を親から引きはなし寄宿学校で白人の生活様式を教えこむ同化政策によって、独自の文化と言語は失われていった。さらに法律や環境の変化のため漁場も減り、生活の手段も奪われた。先住民の中にはいまでもアルコールや薬物に溺れる者が多く、自殺率も高い。
伝統文化の復興運動は、若者たちにとって共同体のなかにみずからを位置づけるきっかけにもなっている。
時間をかけて丁寧に作られた美しい衣装や道具は、神々や精霊の世界とつながる用途を担っているため、実際に着用されたり儀礼で使われたりしてこそ生きてくる。
2010年にはスミソニアン協会から頭飾りなどの217点がユロック族に返却された。
© 2017 The New York Times News Service
[原文:Traditions Revived at a Tribal Culture Camp/執筆:Patricia Leigh Brown]
(抄訳:Tom N.)
https://www.cafeglobe.com/2017/09/064677nyt_tribal.html

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神居大橋、幻想的に浮かぶ 30年ぶり夜間照明 24日まで

2017-09-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2017/09/23

 アイヌ民族の文化に触れる「第60回こたんまつり」(実行委主催)が23日に開かれる。前日の22日夜には、会場の神居古潭(旭川市神居町)にある神居大橋のライトアップが約30年ぶりに行われ、あたりは幻想的な雰囲気に包まれた。
 60回の節目を記念し、22~24日の午後5時半から同8時まで、緑と白の発光ダイオード(LED)ライト約20個を川辺の木や岩に設置し、橋を照らす。友人と訪れた市内の大学生木村佳代さん(23)は「初めて来たけれど、空気もきれいで雰囲気もいい」と話し、橋の写真を撮っていた。
 こたんまつりは23日午前10時半から午後3時半まで。アイヌ民族の古式舞踊が披露されるほか、地元産のスイーツや鉄道グッズの販売なども行われる。同日午後5時半~8時には、神居古潭産のリンゴで作ったアップルパイなどを楽しめる「こたんカフェ」が、旧神居古潭駅舎で開かれる。(川上舞)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/133997

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TOKIO城島・山口がまた"幻の魚"を釣り上げた 知床半島の「オオカミウオ」ってどんな魚? 

2017-09-24 | アイヌ民族関連
ハフィントンポスト 2017年09月23日 14時57分 JST | 更新 14時間前
釣り好きでおなじみの嵐・大野智もビックリ

TOKIO城島&山口が再び"幻の魚"捕獲 "釣り名人"嵐・大野もぼう然「これはすごすぎる...」
今年4月に"学会で発表するレベル"という超貴重な生物で幻とも呼ばれる「古代サメ・ラブカ」を東京湾で生きたまま捕獲した、人気グループ・TOKIOの城島茂と山口達也が、今度は"神の魚""幻の魚"として知られる貴重生物「オオカミウオ」を8月末の北海道・オホーツク海で釣り上げたことが、わかった。その模様は、あす24日の日本テレビ系人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!3時間SP』(毎週日曜 後7:00)で放送する。
8月末、それは北海道・女満別空港での出来事。『ザ!鉄腕!DASH!!』のロケを終え、東京に戻ろうとしていた城島と山口は、乗り込んだ機内で見覚えのある人物と遭遇。その人物とは同局系『嵐にしやがれ』(毎週土曜 後9:00)のロケを終えたばかりの後輩、嵐の大野智だった。「あれ! 何でおるの?」(城島)、「えっ!? 大野も北海道来ていたの? 何の企画?」(山口)。実はTOKIOの2人も大野も、北海道に来ていた目的は偶然同じ、世界遺産・知床半島の海底100メートルに棲む"北海の親分"こと「オオカミウオ」を捕まえることだった。
「オオカミウオ」は、硬骨魚綱スズキ目オオカミウオ科に属する海水魚で、全長は約1メートル。歯が鋭く恐ろしげな顔つきからその名がつき、東北地方北部からオホーツク海、ベーリング海の水深50~100メートルの岩礁域に生息する。口には強大な歯が並んでおり、貝類や甲殻類をかみ砕いて食べる巨大な肉食魚で、その怪獣のような見た目から、釣り人たちが一度は釣り上げたいと願う"幻の魚"でもある。
話しは冒頭に戻り、そんな「オオカミウオ」を釣り上げようと、偶然、全く同じ日にTOKIOと嵐は、世界遺産の知床半島へやってきていたのだ。しかし、残念ながら大野の釣果はゼロ。その手で「オオカミウオ」を釣り上げることは出来なかった。その事を機内で乗り合わせた山口に伝えると「みてよ(笑)この写真」(山口)と、差し出した画面には、1メートルを超える「オオカミウオ」と、その怪魚を釣り上げ、満面の笑顔の城島&山口の姿が。
2人の持つこの"ヒキ"の強さには、釣り名人として知られる大野も「これはすごすぎる......」と思わずぼう然。しかも、今回の『ザ!鉄腕!DASH!!』知床ロケで城島と山口が釣り上げたのは「オオカミウオ」1匹だけではないという。
島田総一郎プロデューサーは「オオカミウオは、アイヌの言葉で『チップ カムイ』(神の魚)と呼ばれ、上級者でも簡単に釣り上げることが出来ない魚です。現地の釣り名人からも事前に『あまり期待せず、釣れたらラッキーくらいの気持ちで』と言われていたんですが」と明かしつつも「僕たちスタッフは全員、城島さんと山口さんの『神の手』を信じていました」と満面の笑み。「久々にすごい映像が撮れたので、是非オンエアでご覧になってください」と視聴を呼びかけている。
また同日の放送では、国分太一とナインティナインの岡村隆史が、沖縄のジャングルに潜む危険な外来種を捕獲して高級イタリア料理にする模様や、DASH島では佳境を迎えるレンガ造りの反射炉の様子を放送する。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/23/tokiojojima-yamaguchigamatamaboroshinosakanawotsuriageta-shiretokohantonookamiuottedonnasakana_a_23220084/

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