先住民族関連ニュース

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アイヌ民族音楽、幻想的に 女性グループ「マレウレウ」熱唱

2017-09-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/04 05:00
 アイヌ民族の女性ボーカルグループ「マレウレウ」などによる音楽フェスティバル「マレウレウ祭り in SIAF2017」が3日、札幌市南区の札幌芸術の森で開かれ、親子連れなどが幻想的な音の響きを楽しんだ。
 市内で開催中の札幌国際芸術祭の一環として行われた。「マレウレウ」はアイヌ語で「チョウ」の意味で、伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動している。この日は、弦楽器「トンコリ」奏者のOKIさんの演奏に合わせ、さまざまなリズムによる輪唱など8曲を披露。来場者は会場の野外ステージの芝生に敷かれた巨大な風呂敷の上でくつろぎながら、手拍子を送ったりして楽しんだ。
 このほか、札幌国際芸術祭の芸術監督で音楽家の大友良英さんらによる演奏も披露された。(野呂有里)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/129906

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チセ解体で送りの儀礼 白老でアイヌ文化財団

2017-09-05 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2017/9/4配信

自然界との縁を切るためナタで柱に傷を入れる様子
 アイヌ文化振興・研究推進機構(アイヌ文化財団)は1日、白老町でイオル再生事業で建築したチセの解体に伴う送りの儀礼「チセホプニレ」を執り行った。神々に祈りをささげるとともに、チセの柱にナタで傷を付け、役割を終えたチセを天界へと送り返した。
 同財団は、アイヌ民族の伝統的生活空間(イオル)を再生する事業として、2008~10年度の期間、アイヌ民族博物館に隣接する町有地にチセ4棟、プ(食料庫)1棟、クマおり1棟を建築。これまで体験事業などで利用してきたほか、伝承者育成事業の研修の場として活用してきた。
 ただ、20年の民族共生象徴空間の開設に伴い、今後、国立アイヌ民族博物館の建設が始まることから、今月中にチセなどを解体することになった。
 チセホプニレは、アイヌ民族博物館の職員が祭司を務めて執り行われ、同財団などの関係者が参列。火の神、戸口の神などに祈りをささげた後、役割を終えたチセの自然界との縁切りとして柱にナタで傷を付け、チセを天界へと送り返した。
 解体工事は今月中に終える予定。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/12088/

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25年ぶり笑顔の再会=福島英博 /北海道

2017-09-05 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年9月4日 地方版
 白老町のアイヌ民族博物館で8月10日、帯広カムイトウウポポ保存会の酒井奈々子会長(66)と25年ぶりに再会した。帯広勤務時代、何度か取材先で会ったことがある。
 「覚えているだろうか?」。不安は取り越し苦労だった。「久しぶりね。元気だったかい?」と気さくな声が返ってきた。
 酒井さんは、十勝地方でアイヌの伝承活動を続けていて、この日はハワイアン・フラの伝承グループとの文化交流に参加していた。博物館と保存会が、アイヌ文化と地域や人、異文化をつなぐ「ルイカ(アイヌ語で橋)プロジェクト」として企画したものだ。
https://mainichi.jp/articles/20170904/ddl/k01/070/098000c

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聖市内北部ジャラグア区 先住民地区の境界線を抹消

2017-09-05 | 先住民族関連
サンパウロ新聞 2017年9月4日 12
 先住部族「グアラニー・ムバイ族」が伝統的に占有してきたサンパウロ市内北部ジャラグア区の先住民地区の境界線が、法務省の決定により抹消されたことを受け、8月30日にサンパウロ市内中心部パウリスタ大通りで、デモグループによる抗議運動が行なわれた。アジェンシア・ブラジルが報じた。
 このグループは、連邦政府により境界線抹消の即時撤廃を求めている。
 国内の様々な地域の先住民達とその支持者達が、午後5時にサンパウロ美術館(Masp)の広場に集合し始めた。そして午後6時頃、パウリスタ大通りを沿ってサンパウロ大統領府事務局に向けて行進し、午後7時半頃に到着して音楽と舞踊の儀式を行なった。
 ジャラグア区の先住民地区に住む先住民のロザンジェラ・ソアレス・ガブリエルさんも、息子を抱いて抗議運動に参加しており、「境界線を維持することは、我々が生活し、文化を守るため、我々の子供達、そして我々全てにとって重要なことである。白人達は我々から全てを奪っており、集落は少ししかない。もはや我々の自然や川も何もない。それで、我々の権利を守るために戦う」と述べている。そして行進中に、デモグループはミシェル・テメル政権を批判し、ジャラグア区の先住民族地区を守るためのスローガンを叫び訴えた。
◆境界線の抹消
 保護地区の境界線抹消の条令は、8月21日付けの連邦官報に掲載されている。法務省は、2015年に行なわれた先住民地区の拡大を取り消すため、行政上のミスがあったと主張している。1987年に承認されたエリアは、1・7ヘクタールとブラジルで最も小さな区域であり、512ヘクタールにまで拡張されてきたという。しかし同省は、3ヘクタールが正式な拡張エリアだと主張している。
 グアラニー・ムバイ族委員会は、同省の決定が国内の他の地域の先住民地区における、境界線プロセスにも影響を与えることになると懸念しており、「この措置は、既に実施されている境界線をキャンセルする行動が、雪崩のように開始するテメル政権の明確な動きであると、先住民族や先住民族組織により見なされている」と声明の中で述べている。
 さらに、「この条令が撤廃されるまでは、先住民地区を離れない。ジャラグア区の先住民地区には5つの村があり、700人以上が住んでいる。しかも大半は子供達である。600人以上のグアラニー・ムバイ族が、このホロコースト的な決定により追放されることになる」と付け加えている。
http://saopauloshimbun.com/%E8%81%96%E5%B8%82%E5%86%85%E5%8C%97%E9%83%A8%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%A2%E5%8C%BA%E3%80%80%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E3%81%AE%E5%A2%83%E7%95%8C%E7%B7%9A%E3%82%92/

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