北海道新聞07/25 10:39 更新

ドイツ・ベルリンで開催の国際口琴大会に出場する(右から)郷右近富貴子さん、鈴木紀美代さん、鈴木政昭さん
ドイツ・ベルリンで27日に開幕する「第9回国際口琴大会」に、釧路市在住の3人が出場する。世界各地から口琴の制作者や奏者が集う最高の舞台で、アイヌ民族の伝統楽器ムックリの音色を響かせる。
3人は、市阿寒町阿寒湖温泉でアイヌ料理店を営むムックリ奏者・郷右近(ごううこん)富貴子さん(46)=出場は2回目=、市大楽毛でムックリの制作・演奏を長年手掛ける鈴木紀美代さん(75)=同5回目=、夫の政昭さん(73)=同初=。2011年の第7回大会では、郷右近さんが演奏部門で、紀美代さんが制作部門でそれぞれ入賞している。
大会は数年に1度、国際口琴協会(IJHS)が開催しており、今回は14年以来8年ぶり。27~31日の5日間にわたり、世界各地から100人を超える参加者が集う。
3人は24日に釧路を出発し、英国ロンドンを経由して25日にベルリン入り。制作部門で29日午前、鈴木さん夫妻がそれぞれ、マキリ(小刀)を使ったムックリの制作作業を披露する。
演奏部門では同日午後、アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)の職員1人を加えた4人で、即興の演奏を行う。4人とも、紀美代さんが作ったムックリを手に持つ。郷右近さんは「日本にはアイヌ民族がいて、ムックリなどの伝統が受け継がれていることを世界の人たちに知ってもらいたい」と話している。(松井崇)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/709583


ドイツ・ベルリンで開催の国際口琴大会に出場する(右から)郷右近富貴子さん、鈴木紀美代さん、鈴木政昭さん
ドイツ・ベルリンで27日に開幕する「第9回国際口琴大会」に、釧路市在住の3人が出場する。世界各地から口琴の制作者や奏者が集う最高の舞台で、アイヌ民族の伝統楽器ムックリの音色を響かせる。
3人は、市阿寒町阿寒湖温泉でアイヌ料理店を営むムックリ奏者・郷右近(ごううこん)富貴子さん(46)=出場は2回目=、市大楽毛でムックリの制作・演奏を長年手掛ける鈴木紀美代さん(75)=同5回目=、夫の政昭さん(73)=同初=。2011年の第7回大会では、郷右近さんが演奏部門で、紀美代さんが制作部門でそれぞれ入賞している。
大会は数年に1度、国際口琴協会(IJHS)が開催しており、今回は14年以来8年ぶり。27~31日の5日間にわたり、世界各地から100人を超える参加者が集う。
3人は24日に釧路を出発し、英国ロンドンを経由して25日にベルリン入り。制作部門で29日午前、鈴木さん夫妻がそれぞれ、マキリ(小刀)を使ったムックリの制作作業を披露する。
演奏部門では同日午後、アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)の職員1人を加えた4人で、即興の演奏を行う。4人とも、紀美代さんが作ったムックリを手に持つ。郷右近さんは「日本にはアイヌ民族がいて、ムックリなどの伝統が受け継がれていることを世界の人たちに知ってもらいたい」と話している。(松井崇)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/709583