先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

笹村二朗さん死去 アイヌ協会元理事長、民族の地位向上に尽力 88歳

2022-07-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/12 19:43 更新

笹村二朗さん
 北海道ウタリ協会(現北海道アイヌ協会)の元理事長で、アイヌ民族の地位向上に努めた笹村二朗(ささむら・じろう)さんが11日、帯広市内の病院で原発性肺がんのため死去した。88歳。同市出身。自宅は同市西13北6の4の1。通夜は14日午後6時、告別式は15日午前10時、同市西12南29、公益社中央斎場で。喪主は妻美代子さん。
 1980年に同協会理事となり、96年に理事長に就任した。アイヌ民族を初めて法的に位置づけたアイヌ文化振興法の制定に向け、尽力した。鈴木宗男衆院議員(当時)が2001年に「(アイヌ民族は)同化されている」と発言した問題の対応を巡り、協会内で意見が対立し、同年解任された。
 08年にアイヌ文化振興・研究推進機構(現アイヌ民族文化財団)のアイヌ文化奨励賞を受賞。95年から帯広市議を3期12年務めた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/704807

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウポポイ開業から2年 来場者2年目26万人、コロナで目標遠く

2022-07-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/13 00:14 更新

多くの修学旅行生でにぎわうウポポイの伝統的コタン=12日、胆振管内白老町(小林彩乃撮影)
 【白老】国のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)は12日、開業から2年を迎えた。運営するアイヌ民族文化財団(札幌)は、2021年7月12日~22年7月11日の2年目の来場者数が26万8729人となり、前年から4%増加したと発表した。新型コロナウイルスの影響で休業や入場制限が続き、政府の来場者目標「年間100万人」の4分の1にとどまった。
 ウポポイは道内にコロナ対策の緊急事態宣言が出されたことに伴い、昨年8月末から1カ月間休業した。今春から行動制限緩和などが進んだことにより、大型連休中の5月4日には1日の来場者数が過去最高の3271人を記録した。修学旅行など中高生らの教育旅行は、6月末時点で全国920校7万2884人が来場し、前年同期より約30%増えた。
 開業後2年の総来場者数は52万7788人で、年間100万人の目標達成にはほど遠い。松野博一官房長官は12日の記者会見で、「感染防止対策を講じながら、さらなるコンテンツの充実や誘客促進に向けた広報活動などに取り組む」と述べた。(竹中達哉、金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/704760

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ文化「関心高い」 ウポポイ開業2周年で―松野官房長官

2022-07-13 | アイヌ民族関連
時事通信2022年07月12日12時06分
 松野博一官房長官は12日の記者会見で、アイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(北海道白老町)が開業2周年を迎えたことについて「新型コロナウイルス下にもかかわらず、多くの方に来場してもらっていることは、アイヌ文化などに対する関心の高さを示すものだ」と述べた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071200491&g=pol

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ紀行の決定版!アイヌの記憶が残る北海道63か所を実際に歩いてみた!

2022-07-13 | アイヌ民族関連
@Press7月12日(火)10時0分 
「アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史」 (カベルナリア吉田著)いよいよ7月14日発売!

株式会社ユサブル(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 卓也)は、最新刊「アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史」(カベルナリア吉田著)を2022年7月14日に全国書店及びネット書店にて発売します。
ゴールデンカムイ」の大ヒットを受けて注目を浴びているアイヌ文化。アイヌと切り離せない北海道開拓の歴史。旅作家・カベルナリア吉田がアイヌとカムイの記憶を求めて、北海道ゆかりの地63か所をすべて自分の足でみてまわった7年がかりの旅の記録です。
アイヌと北海道開拓の関係、明治以前のアイヌと和人の交流・衝突の歴史が北海道の各所に残っています。完全に観光地化された場所からアイヌが100年前にみた景色を感じられる場所まで、総点数370枚以上の写真とともに紹介しています。
ここまで徹底的にアイヌゆかりの地を歩いて周った紀行本は日本初です。
アイヌに興味のある方、北海道の歴史に興味のある方、北海道旅行の参考にしたい方、すべての方に手にとっていただきたい1冊です。
【書籍概要】
書籍名 : 「アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた
失われたカムイ伝説とアイヌの歴史」
定価 : 1,980円(税込)
発売日 : 2022年7月14日
版型 : 四六判並製 240p
発売店 : 全国書店及びネット書店
Amazonリンク: https://www.amazon.co.jp/dp/4909249478/ref
【会社概要】
商号 : 株式会社ユサブル(カブシキガイシャユサブル)
代表者 : 代表取締役 松本 卓也(マツモト タクヤ)
所在地 : 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-13-5 美濃友ビル3F
TEL : 03-3527-3669
業種 : 新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先 : 未上場
従業員数 : 10名未満
会社URL : http://yusabul.com/
IR情報 : http://yusabul.com/
公式ブログ: http://yusabul.com/
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0712/atp_220712_8811286773.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿寒湖アイヌコタンの魅力発信 釧路空港にPRコーナー開設

2022-07-13 | アイヌ民族関連
NHK07月12日 20時48分

道東の空の玄関、釧路空港の到着ロビーに阿寒湖温泉にあるアイヌの人たちの集落「アイヌコタン」の魅力をPRするコーナーが設けられました。
阿寒湖アイヌコタンのPRコーナーはアイヌ語で天空を意味する「シカント」と名付けられています。
初日の今月1日、オープニングイベントが開かれ、テープカットの後、アイヌの人たちがトンコリやムックリといった民族楽器の演奏を披露しました。
会場にはアイヌ民族の伝統的な儀式で使われる「パウンペ」という冠や「トゥキ」という椀などのほか、木のお盆や布の防寒具などの工芸品が展示されています。
また、AR=拡張現実の技術を使ってアイヌの民族衣装を着た写真が撮影できるコーナーもあり、立ち寄った人が楽しみながらアイヌ文化への理解を深めてもらえるようになっています。
釧路市の阿寒湖アイヌ施策推進室の杉崎太室長補佐は「新型コロナが落ち着いて道東の観光客も増えつつある。ここでアイヌ文化の魅力を知ってもらい、阿寒湖のアイヌコタンに足を運んでほしい」と話していました。
このコーナーはことし10月2日まで釧路空港に設けられています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220712/7000048511.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「琉球民族は先住民族ではない」政府発言に抗議 具志堅、松島氏が声明

2022-07-13 | ウチナー・沖縄
琉球新報2022年7月12日 15:03
 スイス・ジュネーブで開催された国連の先住民族の権利に関する専門家機構(EMRIP)会議に参加した遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表とニライ・カナイぬ会の松島泰勝共同代表は、同会議で日本政府代表が琉球民族を先住民族ではないと発言したことについて7日付で抗議声明を発表した。
 声明は「1879年までに琉球王国を侵略し、併合した日本政府が認知しなくても、先住民族は存在する。日本政府は、琉球民族が先住民族であるかどうかを決める権限を持っていない」と指摘。政府発言は先住民族の権利に関する国連宣言やEMRIPの目的を侮辱しているとし、「国連人権理事会の理事国の一つとしての資質に欠ける」と糾弾した。
 EMRIPの会議では具志堅氏や松島氏らが登壇し、日米安保条約により琉球の自己決定権が侵害されているなどと訴えていた。
 (稲福政俊)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1548145.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新憲法の草案完成、9月4日に国民投票実施へ(チリ)

2022-07-13 | 先住民族関連
ジェトロ2022年07月13日
チリの新憲法議会は7月4日、完成した新憲法の草案をガブリエル・ボリッチ大統領に提出し、草案承認の是非を問う国民投票実施の大統領令への署名が行われた。これにより、2カ月後の9月4日に国民投票を実施することが決定した。
2019年10月に始まった反政府デモの参加者の主な要求の1つとなっていた新憲法の制定について、その後の国民投票で約8割の投票者が賛成票を投じ(2020年10月27日記事参照)、選挙を通じて組織された新憲法議会による約1年の議論期間を経て、草案完成に至った。軍事政権下の1980年に制定された現行憲法には、健康や教育などに関する国家の義務や、先住民族の認知について記載が不十分という指摘が草案の支持者たちからは上がっていた。
新憲法草案は11章388条から成り、チリを多民族・多文化の社会的・民主的法治国家と定義し、現行憲法にはない先住民族の認知や権利、保護について記載が盛り込まれた。また、国家によるジェンダー平等を推進するための法整備などの措置の実行や、国家の義務として教育、住宅、健康、労働の保障を定義するなど、現政権の政策方針とも共通項がみられる。さらには、上院に代わる地方院の新設や、大統領選への立候補可能年齢を現行の35歳から30歳へ引き下げ、大統領の再選(1度のみ、連続も可で、最高8年)についても規定した。
複数の民間調査会社が実施した世論調査結果によると、草案の承認に「反対」の割合は「賛成」をいずれも10~20%程度上回っている(添付資料表参照)。同草案が承認されなかった場合には、現行憲法が引き続き有効となるほか、今回の国民投票では義務投票制が適用されることから、投票日へ向けた世論の形成に注目が集まる。
(岡戸美澪)
(チリ)
ビジネス短信 70aa6b1cf7d67bb9
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/07/70aa6b1cf7d67bb9.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌの生活克明に描く 市立函館博物館で平沢屏山生誕200年企画展【函館】

2022-07-13 | アイヌ民族関連
函館新聞2022.07.12

代表作の「アイヌ風俗十二ケ月屏風」などが展示された平沢屏山企画展
 江戸時代後期から明治にかけて函館を拠点に活動し、アイヌの生活をモチーフとした作品を数多く残した絵師、平沢屏山(1822~76年)の生誕200年記念企画展「平沢屏山とその時代」が、市立函館博物館(青柳町)で開かれている。同館は「当時のアイヌの生活様式などが克明に描かれた作品を多くの市民に楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。10月28日まで。
 屏山は、現在の岩手県花巻市に生まれ、1846年ごろに弟と共に函館に移住し、船乗りのために絵馬を描いて生活をしのいでいた。やがてアイヌと接する機会が増えたことからアイヌの生活を描いた風俗画を手掛けるようになり、代表作である市指定有形文化財「アイヌ風俗十二ケ月屏風」など数多くの作品が生み出されていった。
 同館で屏山の作品をまとまった形で紹介するのは40年ぶりで、同館と市中央図書館が所蔵する約70点を展示。作品からはアイヌの生き生きとした表情が読み取れると同時に、使用する用具などが詳細に書き込まれるなど、当時のアイヌの生活ぶりがダイレクトに伝わってくる。同館では「屏山の作品を一堂に楽しめる貴重な機会。函館に生きた偉大な芸術家の作品をじっくりと味わってほしい」と話している。
 入館料は一般300円、大学・高校生は200円、小・中学生は100円。市内の小中学生は無料。開館時間は午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。月曜定休日。16日と8月13日は午後1時~3時に学芸員による展示解説セミナーを実施する。希望者は当日、直接会場へ。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/25841

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美術の避けられてきた記述に光を当てる。『この国(近代日本)の芸術──「日本美術史」を脱帝国主義化する』のオンライン連続講義が開催

2022-07-13 | アイヌ民族関連

美術手帖7/12(火) 7:08配信

 2023年に刊行予定の、小田原のどかと山本浩貴の編著による論集+インタビュー集『この国(近代日本)の芸術:「日本美術史」を脱帝国主義化する』(月曜社)。同書に関連して、その寄稿者有志11名による全10回のオンライン連続講義が8月から12月にかけて開催される。
 同書は彫刻家/評論家の小田原のどかと、文化研究者/アーティストの山本浩貴が編著を務めており、千葉慶、穂積利明、飯山由貴、加藤弘子、北原 惠、琴仙姫、北澤憲昭、吉良智子、小金沢智、小泉明郎、國盛麻衣佳、菊池裕子、馬定延、中嶋泉、長津結一郎、大坂紘一郎、嶋田美子、富澤ケイ愛理子、吉國元が参加している。
 オンライン講義では書籍と同様に「日本美術史」にこれまでとは異なる角度から光を当て、記述を避けられてきた存在を可視化するとともに、なぜそれらが避けられてきたのかに迫る。各回の司会は、書籍の企画者である小田原と山本が務める。
 例えば、第1回は「日本美術史の脱中心化:アイヌ、沖縄」と題し、講師に加藤弘子と富澤ケイ愛理子を迎えてアイヌと沖縄における美術史に新たな視座を与えるものを目指す。
 ほかにも、小田原が担当する「帝国の記憶:震災、戦争、公害(仮)」や、山本が担当する 「反帝国の芸術家としての四國五郎:エコロジー・エスニシティ・ジェンダーが交差するインターセクショナルな視点から(仮)」などの講義を予定。
 講義はすべてzoomウェビナーにて開催。有料での開催となるが、学割の範囲を 「大学あるいは研究機関等に非常勤で勤務している者、または非正規雇用の形態で就労している労働者を含む」と広く規定している。また、チケット購入時に「ハラスメント防止ガイドライン」に承諾をすることが必要になるなど、前例のない取り組みとなる。
 企画の詳細は特設ページを確認してほしい。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/25785

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする