先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<豊浦>地元のアイヌ文化盛り上げたい 山下修吾さん(34)

2022-07-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/26 05:00

山下修吾さん
 北海道豊浦アイヌ協会に4月に入会し、アイヌ文化や伝統儀式などを学んでいる。「アイヌ民族の血を引くものとして、地元を愛する者として、地元のアイヌ文化を盛り上げたい」と話す。
 豊浦町出身。札幌学院大を卒業して上京し、役者になる夢を追ったが、ホタテ漁船修理の家業を継ぐため7年前に帰郷した。4月にオープンしたアイヌ文化情報発信拠点「イコリ」(礼文華)の開設準備を手伝ううち、これまで縁のなかったアイヌ文化に魅了された。
 伝統儀式の流れと、儀式で任された自らの役割など覚えることはたくさんあるが、「自然に感謝するアイヌ文化の魅力や考え方を守りたい」と意気込む。(山中悠介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/710167

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第2部 ゲノム革命の光と影/下 ヘイト アイヌ否定に研究歪曲 /京都

2022-07-27 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/7/27 地方版 有料記事 2010文字
 「日本人の起源」を示す、最も有力な仮説とされる「二重構造モデル」。まず南方系の縄文人が日本列島にいて、弥生時代に北方系の集団が渡来し、徐々に混血して成立したとする考え方だ。人類学者の埴原(はにはら)和郎博士(1927~2004年)が説を発表して30周年となる2021年11月、博士が生前在籍した国際日本文化研究センター(京都市)で、モデルを問い直す会合が開かれた。
 主催したのは「ヤポネシアゲノム」プロジェクト。ゲノム解析で日本列島(ヤポネシア)の人々の成り立ちを解明するとの目標を掲げ、18年度から5カ年計画で始まった。5億円を超す文部科学省の予算が付き、有力研究者が参加する8班構成の大型研究事業だ。
この記事は有料記事です。 残り1707文字(全文2010文字)
https://mainichi.jp/articles/20220727/ddl/k26/040/239000c

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【全国編】2022年夏休みに見たい!展覧会まとめ

2022-07-27 | アイヌ民族関連
tokyoartbeat2022年7月25日
北は北海道から南は沖縄まで、夏休みに訪れたい全国の注目展覧会を紹介
全国の夏休み期間に開催される注目展覧会をピックアップ。北海道から沖縄まで、関東以外の展覧会の詳細と合わせて見どころを紹介する。気になる展覧会はTABアプリでブックマークも忘れずに!
*会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください
*東京・関東編は後日公開
CHIRI MASHIHO 知里真志保ーアイヌ語研究にかけた熱意ー(国立アイヌ民族博物館/北海道)
室蘭と苫小牧のあいだ、北海道白老郡にある国立アイヌ民族博物館では、8月21日まで「CHIRI MASHIHO 知里真志保ーアイヌ語研究にかけた熱意ー」が開催されている。知里真志保はアイヌの首長の家系に生まれた言語学者、民族学者。『分類アイヌ語辞典』や『地名アイヌ語小辞典』など、現代のアイヌ文化研究の基礎を築き上げた人物だ。本展では知里に関わりのあった人物を取り上げつつ、その研究の軌跡が紹介される。
会場:国立アイヌ民族博物館
会期:6月25日~8月21日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~20:00(7月16日~8月28日のみ)
事前予約制(日時指定券はこちら)
展覧会情報

池田亮司展(弘前れんが倉庫美術館/青森県)
弘前れんが倉庫美術館では8月28日まで「池田亮司展」が開催中。国内13年ぶりの個展となる池田の、近年の活動が概観できる展覧会だ。高さ15mの吹き抜けの大空間にプロジェクションを行うほか、各展示空間の映像や音響が敷居を超えて結びつくことで、建築空間と作品とが共振・共鳴するインスタレーションなど、煉瓦倉庫を改修した同館ならではの企画もある。詳細はフォトレポートをチェック。
会場:弘前れんが倉庫美術館
会期:4月16日~8月28日
休館日:火曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~17:00
展覧会情報
名和晃平 生成する表皮(十和田市現代美術館/青森県)
セル(細胞・粒)で世界を認識するという概念を軸に、ビーズやプリズム、シリコーンオイル、グルーなど様々な素材や技法を横断しながら先鋭的な彫刻や空間表現を展開している名和晃平。十和田市現代美術館で開催中の「名和晃平 生成する表皮」は、その作風の変遷を知ることができる展覧会だ。本展では、初期のドローイングシリーズ「Esquisse」や代表作である「PixCell」、新作の「White Code」などが公開されている。名和のコメントとともに展示の様子を伝えたフォトレポートをぜひ読んでほしい。
会場:十和田市現代美術館
会期:6月18日~11月20日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~17:00
展覧会情報
TABアプリで100円引き
三沢厚彦 ANIMALS IN NAGAOKA(新潟県立近代美術館)
新潟県立近代美術館では彫刻家・三沢厚彦の個展「三沢厚彦 ANIMALS IN NAGAOKA」が開催中。イヌやネコなど身近な動物から、麒麟やキメラといった空想上の生き物まで、幅広い生物をモチーフとしたシリーズ「ANIMALS」を中心に、最新作を含む彫刻と絵画およそ100点が紹介される。本展と同時開催中のコレクション展「親と子のワクワク美術館 いきいき!生き物 ―近代美術館の動物たち」でも、動物が描かれた作品が多数公開されているので合わせて見ておきたい。
会場:新潟県立近代美術館
会期:7月16日~9月25日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~17:00
展覧会情報
ミロ展ー日本を夢みて(富山県美術館)
スペインのバルセロナで生まれた20世紀を代表する芸術家のひとりであるジュアン・ミロ。彼は若い頃から日本に憧れ、その文化に造詣が深かったいっぽう、日本国内でもミロの作品は単行本が世界に先駆けて刊行されるなど、早い時期から広く紹介され、人々に親しまれてきた。富山県美術館で開催されている「ミロ展ー日本を夢みて」では、ミロと日本の関係に注目。国内外から集めたミロ作品に加えて、ミロのアトリエに残された日本の民芸品や関連資料を通じて、ミロ芸術と日本文化のつながりがひもとかれる。
会場:富山県美術館
会期:7月16日~9月4日
休館日:水曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:30~18:00
展覧会情報
ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと(金沢21世紀美術館/石川県)
金沢21世紀美術館では現代韓国を代表するアーティストデュオの国内初となる大規模個展「ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと」が開催中だ。本展では2021年に韓国国立現代美術館で発表された《News from Nowhere : Freedom Village》やアポカリプス前後の異なる時間軸とその接続を精緻に描き出した代表作《世界の終わり》、金沢市内での滞在制作での成果作品などが公開。現代社会が直面する課題を見つめ、詩的かつ象徴的なメッセージを投げかける映像作品を発表してきた彼らの、多面的な思考や活動を知ることができる。その様子はフォトレポートをチェック。
会場:金沢21世紀美術館
会期:5月3日~9月4日
休館日:月曜日(ただし8月15日は開館)、8月16日
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
日時指定券はこちら
展覧会情報
機能と装飾のポリフォニー(豊田市美術館/愛知県)
西欧を中心に日本を含む世界各地で様々な「モダン」のかたちが現われた1910~30年代。豊田市美術館で開催中の「機能と装飾のポリフォニー」展ではウィーン工房、ソニア・ドローネー、バウハウスなどをキーワードに、急速に変化する社会のなかで作家たちがときに交わり、共鳴しながら探求することで紡がれたいくつもの「モダン」のあり方が紹介される。
会場:豊田市美術館
会期:6月7日~9月4日
休館日:月曜日(ただし8月15日は開館)
開館時間:10:00~17:30
展覧会情報
国際芸術祭「あいち2022」(愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区)
国内最大規模の国際芸術祭「あいち2022」は7月30日から開幕。森美術館館長の片岡真実が芸術監督を務める今年のテーマは「STILL ALIVE(いまだ生きている)」。「現代美術」「パフォーミングアーツ」「ラーニング」「連携事業」「オンライン展開」をプログラムの主軸に、最先端の芸術を見ることができる。「現代美術」にはホダー・アフシャール、リリアナ・アングロ・コルテス、ヤコバス・カポーン、ケイト・クーバー、メアリー・ダパラニー、遠藤薫、潘逸舟(ハン・イシュ)、河原温、バイロン・キム、アンドレ・コマツ、小杉大介、ミシェック・マサンヴ、三輪美津子、モハンマド・サーミ、百瀬文、奥村雄樹、カズ・オオシロ、プリンツ・ゴラーム、眞田岳彦、笹本晃、塩田千春、横野明日香ら80組が参加。会場ごとの企画詳細はニュースからチェックしておこう。
会場:愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区
会期:7月30日~10月10日
展覧会情報
BRIAN ENO AMBIENT KYOTO(京都中央信用金庫 旧厚生センター)
アンビエント・ミュージックの創始者として知られ、ヴィジュアル・アート、アクティヴィズムの分野でも活躍するブライアン・イーノ。彼にとってコロナ禍以降初となる大規模個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO(ブライアン・イーノ ・アンビエント・キョウト)」が京都中央信用金庫 旧厚生センターで開催中。会期は8月21日まで。音と光のインスタレーションが展開される本展の様子はフォトレポートをチェックしてほしい。
会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター
会期:6月3日~8月21日
会期中無休
開館時間:11:00~21:00
展覧会情報
展覧会 岡本太郎(大阪中之島美術館)
《太陽の塔》で知られ、今日でも幅広い世代の人々を魅了する芸術家・岡本太郎。その芸術家としての人生を振り返る大回顧展「展覧会 岡本太郎」が大阪中之島美術館にて開催されている。表現活動が多岐にわたることから「何が本職なのか?」と問われることも多かったという太郎。その答えは「人間―全存在として猛烈に生きる人間」。代表作はもちろん、これまであまり注目されてこなかった晩年の作品なども紹介される本展で、《太陽の塔》だけではない、岡本太郎という「人間」の全貌を楽しみたい。
会場:大阪中之島美術館
会期:7月23日~10月2日
休館日:月曜日(ただし9月19日は開館)
開館時間:10:00~17:00
展覧会情報
関西の80年代(兵庫県立美術館)
兵庫県立美術館では8月21日まで「関西の80年代」展が開催中。兵庫県立美術館の開館20周年を記念する本展は、当館の前身である兵庫県立近代美術館が関西アート・シーンのいまを伝えるために企画していた「アート・ナウ」というシリーズ展で公開された作品や、当時の活動を振り返る資料で構成されている。詳細はフォトレポートをチェック。
会場:兵庫県立美術館
会期:6月18日~8月21日
休館日:月曜日
開館時間:10:00~18:00
展覧会情報
平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常(島根県立石見美術館)
島根県立石見美術館ではともに島根県出身の作家による二人展「平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常」が8月29日まで開催されている。平川紀道はコンピューター・プログラミングを駆使した映像・音響インスタレーションを、野村康生は高次元や宇宙についての考察をテーマに絵画や体験型のインスタレーションをこれまでに発表してきた。「眼で見ているもの、耳で聞いているものは世界そのものではない」とする平川と、「あなたが今見ている世界は、どこまでが本当に実在する世界でしょうか」と問いかける野村。私たちの身体や感覚を揺さぶるような作品の数々が展示されている。美術評論家の沢山遼によるレビューはこちら。
会場:島根県立石見美術館
会期:7月2日~8月29日
休館日:火曜日
開館時間:9:30~18:00
展覧会情報
みる誕生 鴻池朋子展(高松市美術館/香川県)
絵画、彫刻、手芸、歌、映像など様々なメディアを用い、古来からの習俗や神秘的存在に着想を得た作品で知られる鴻池朋子。その個展「みる誕生 鴻池朋子展」が高松市美術館で開催されている。「生まれたての体で世界と出会う驚き」こそが「みる誕生」だと語る鴻池。鑑賞者が眼だけではなく、手で看(み)る、鼻で診(み)る、耳で視(み)る、引力や呼吸で観(み)ることを促す。館内では新作が公開されるほか、美術館のある高松市と海を隔てた地点に位置する大島とを結ぶ「インタータイダル・ゾーン(潮間帯)」を設置し、作品を展示するなど、美術館の外に展覧会を開くことが試みられている。
会場:高松市美術館
会期:7月16日~9月4日
休館日:月曜日(ただし8月15日は開館)
開館時間:9:30~17:00(金・土曜日は19:00まで)
展覧会情報
今井俊介 スカートと風景(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/香川県)
コンセプトに基づいた鮮やかなストライプが印象的な今井俊介は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて「スカートと風景」を開催。美術館では初の個展となる。本展で公開される絵画シリーズの原点は、ある時ふと何気なく目にした知人の揺れるスカートの模様や、量販店に積み上げられたファストファッションの色彩に強く心を打たれた体験だという。具象と抽象、平面と立体、アートとデザインという境界を軽やかに行き来する今井の、これまでの作品が一堂に会する。
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:7月16日~11月6日
休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、9月20日、10月11日
開館時間:10:00~18:00
展覧会情報
熊本市現代美術館開館20周年記念 不思議の森に棲む服 ひびのこづえ×KUMAMOTO 展(熊本市現代美術館)
熊本市現代美術では、「熊本市現代美術館開館20周年記念 不思議の森に棲む服 ひびのこづえ×KUMAMOTO 展」が開催中。ひびのこずえはカエルやカブトムシ、マンモスなど、地球上の生き物やその痕跡をヒントに制作するコスチューム・アーティスト。本展では、深い森の中で多様な生き物たちがざわめく不思議な世界を表現するような、唯一無二のクローゼットを同館に出現させる。
会場:熊本市現代美術館
会期:7月2日~9月19日
休館日:火曜日
開館時間:10:00~20:00
展覧会情報
植松奎二展「ナンセンスな旅への招待ーみることの夢」(霧島アートの森/鹿児島県)
鉄や石、ガラスなどを用いた彫刻などを通して、自然や地球、宇宙といった世界の構造と私たちの存在、相互の関係性についての表現を追求している美術家・植松奎二。鹿児島県姶良郡にある霧島アートの森では、植松奎二展「ナンセンスな旅への招待ーみることの夢」が開催中。天体の軌跡を描いたドローイングや、隕石や桜島の溶岩などを使った大規模インスタレーションを楽しむことができる。
会場:霧島アートの森
会期:7月15日~9月11日
休館日:月曜日(8月15日は開館)
開館時間:9:00~17:00(7月20日~8月31日の土・日曜日・祝日は19:00まで)
展覧会情報
FUKKI QUALIA(フッキ クオリア) ― 「復帰」の感覚(沖縄県立博物館・美術館)
沖縄県立博物館・美術館のコレクション展「FUKKI QUALIA(フッキ クオリア) ― 『復帰』の感覚」では、日本への「復帰」に関連した沖縄の作品が紹介される。美術家たちの「琉米親善」の動きから、復帰前後の状況を鋭く批評した作品、さらに復帰後の社会を見つめた作品や、本土化する中で沖縄なるものを探し求めた動きなど、現在にいたるまでの「復帰」について考えるための展覧会だ。
会場:沖縄県立博物館・美術館
会期:7月20日~2023年1月15日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)、10月18日~21日
開館時間:9:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
展覧会情報
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/exhibition-2022-summer-all-over-country

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ローマ教皇がカナダ先住民に謝罪、同化政策に伴う迫害に教会関与

2022-07-27 | 先住民族関連
ロイター2022年7月26日7:41 午前UPDATED 1日前

 ローマ教皇フランシスコ(右)は7月25日、カナダでかつて先住民族の子どもたちが同化政策の名の下に迫害されていた問題にカトリック教会が関与していたことを謝罪した。写真は同日、アルバータ州で先住民族らと会談する教皇(2022年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)
[マスクワシス(加アルバータ州) 25日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは25日、カナダでかつて先住民族の子どもたちが同化政策の名の下に迫害されていた問題にカトリック教会が関与していたことを謝罪した。
カナダでは1881年から1996年までに、同化政策推進のために15万人を超える先住民族の子どもが親から引き離されて寄宿学校に送られ、そこで十分な食料を与えられず、体罰や性的虐待を受けたとみられている。昨年5月にはブリティッシュコロンビア州の寄宿学校跡地から215人分の子どもの遺骨が発見された。この問題を調べるために政府が設置した真実和解委員会(TRC)は同化政策推進のための寄宿学校制度を「文化的ジェノサイド(民族大量虐殺)」と非難している。
こうした中でカナダを訪れたローマ教皇は「特にカトリック教会とキリスト教コミュニティーの多くの関係者が当時の政府による寄宿学校制度を通じて文化を破壊し、強制的な同化を進める諸政策に協力した点に許しを請いたい」と語り、こうした政策を「嘆かわしいほどの悪行」で「破滅的な過ち」だと改めて強調した。
さらにカトリック教会が当時の「植民地主義的考え」を支持したことをわびた上で、寄宿学校問題を徹底的に調査して生存者と犠牲者の子孫の心の傷をいやすよう求めた。
大半の寄宿学校はカトリック教会の神父や修道女が運営していた。
一方、先住民族指導者や寄宿学校の生存者の多くは、金銭的補償やバチカンに持ち去られた工芸品などの返還、寄宿学校の詳しい運営記録の開示なども要求している。
https://jp.reuters.com/article/pope-canada-idJPKBN2P01VD

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核開発で米先住民差別 原水爆禁止・科学者集会スタート

2022-07-27 | 先住民族関連
赤旗2022年7月26日(火)
 原水爆禁止2022年世界大会・科学者集会(オンライン開催)が24日、スタートしました。今年のメインテーマは「『安全保障』と差別」。核開発や安全保障体制が差別構造のうえに維持されていることなどを議論し、平和運動のあり方を探ります。初日は、米国の核開発の裏に隠された先住民族の犠牲の実態が報告されました。主催は実行委員会(事務局・日本科学者会議長野支部)。
 「アメリカ核開発と先住民族―『犠牲区域』からの報告」と題して講演したのは、石山徳子(のりこ)明治大学教授です。原爆の開発・製造を進めたマンハッタン計画の舞台や核実験場、核廃棄物の処分場計画などが、先住民族の集落の近くに集中している実態を報告しました。
 石山さんは「国家安全保障のためには、やむを得ない」という理屈がまかり通っていると指摘。しかし現地に行くと「生活や歴史があることを痛感する」と述べ、居住地の近くが世界最大級の核汚染地帯にされて生活や存在が脅かされる理不尽を告発しました。
 その背景には、セトラー・コロニアリズム(定住型植民地主義)があり、米社会では先住民族がまるで滅びてしまったかのように不可視化されている問題があると強調。土地と強く結びついて暮らす先住民族と、ともに生き延びていく視点の大切さを訴えました。
 2日目は31日に開かれ、和田賢治・武蔵野学院大学准教授が「ジェンダー化する安全保障」と題し、戦争ができる国づくりの背景にある“男らしさ”や女性への暴力などについて講演します。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-07-26/2022072614_01_0.html

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工場畜産の飼料の生産地、南米における先住民への人権侵害、増加

2022-07-27 | 先住民族関連
アニマルライツセンター2022/07/26

飼料にほとんどが使われる南米産の大豆、その生産地における人権侵害については以前もこの記事で指摘したが、この人権侵害が増加してしまっている。
先住民族に対する暴力事件は増加の一途を辿っている。
2018年には110件
2019年には277件
2020年には304件
2020年の内訳は、権力の乱用(14) ;殺害の脅迫(17); さまざまな脅威(34); 殺人(182); 過失致死罪(16); 痛みを伴う傷害(8); 民族的文化的人種差別および差別(15); 殺人未遂(13); 性的暴力(5)となっている。*1
2020年の悪化は新型コロナウイルスの影響もある。先住民族にたいしても新型コロナウイルスは感染を広げ、またこれらの人々まで医療が届かなかったということも起きている。ウイルスの感染経路は、パンデミックの最中にこれらの地域で違法に行動し続けた侵略者によって持ち込まれたという。ボルソナロ政権は新型コロナウイルスに対する対策を軽視したことで知られるが、都市部に暮らす人々はともかく、先住民というこのグローバル経済の中に加わらずに生きたいと願う人達にまで、影響を及ぼしたのだ。
ブラジルのニュースサイトを見ると、日々、先住民族に対する殺人事件や暴行事件、権利獲得のための戦いの記事が出ている。先住民族は暴力や侵略を受けるだけでなく、教育が不足し、医療が不足し、ている。私達日本の人々には想像もできないほど、深刻で、悲惨な事が起きている。
昨日現大統領のボルソナロは再選を目指して大統領選に正式立候補を発表し選挙運動に入った。この数年で法律も変え、アマゾンをここ15年の中で最も多く破壊し、先住民族に対する暴力犯罪を見逃し続けた彼が再び再戦するのかどうか、それは畜産業、飼料生産の農場、アマゾンで行われる採掘業などの利害関係者、さらにはその業者と取引関係のある商社や飼料会社などの力の大きさにかかっているのかもしれない。
工場畜産を離れよう
日本に輸入される大豆粕の32.4%は南米から来ている。国産の鶏肉、卵、豚肉にされる鶏や豚たちはこれらの大豆を食べさせられている。南米で起きている人権侵害の一端を、日本の人々は間違いなく担っている。理不尽に侵略され殺される人々の状況を悪化させることに加担するのかどうか、それはあなたの買い物にもかかっている。


*1 https://cimi.org.br/2021/10/relatorioviolencia2020/
https://arcj.org/issues/other/environment/cimi2020/

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スイスの金業者は脱アマゾン宣言を実行できるのか

2022-07-27 | 先住民族関連
SWI2022/07/26 08:00

ブラジル・パラー州イタイツーバ地区、アマゾンのジャングル内の違法な金鉱山で金を探す男性たち。2020年8月21日撮影 Copyright 2020 The Associated Press. All Rights Reserved.
スイスの金精錬大手がブラジル・アマゾンの先住民族の領土で採掘された金を使用しないと宣言した。だがアマゾン産の金の流通データには謎も多く、宣言の実行には大きな課題が立ちはだかる。
Dominique Soguel-dit-Picard(本文), Pauline Turuban& Kai Reusser(図表)
他の言語(6言語)
この異例の声明の中で、スイスの精錬業者らは「ブラジル産を含め、違法な金の採掘・輸入・精錬を行わないために、金の追跡・特定を行い、技術的かつ人的に可能な必要措置を講じる」と述べた。また、ブラジルのジャイル・ボルソナロ政権に対し、先住民族の人々と環境保護のためにもっと働きかけるべきだと促した。
不認可の採掘職人による金の採掘は、アマゾンの森林破壊を助長し、金の抽出に使った水銀が土壌を汚染し、先住民族の土地を侵害する。ブラジルの輸出データや学術研究は、そうした金の多くが国際的な金取引の中心地であるスイスへ、またはスイスを経由して流れていることを示している。
6月27日付の声明に署名したスイス貴金属製造・取引業者協会(ASFCMP)のクリストフ・ビルト会長は「会員にとって、アマゾン産の金に手を出さないと宣言することは比較的容易だった。スイスの精錬業者が望むようなビジネスではないからだ」と語る。他には金精錬所のアルゴー・へレウス、メタロー、エム・ケイ・エス・パンプ、ペックス・プレシノックス、ヴァルカンビなどが署名した。ASFCMPは大手精錬所、スイスの銀行UBS、貴金属を扱う小規模企業など13社が加盟する。
5月には、人権NGO被抑圧民族協会(STP)が、アマゾンの先住民族コミュニティーのリーダーたちと金産業の代表者らの会合を取り持った。先住民族が「ガリンペイロ」と呼ばれる不法採掘業者から受ける暴力や、先祖代々の土地での採掘を許可する政府法案が環境に与える影響などが議題に上がった。
アマゾンからスイスに継続的に金が流れていることを示すブラジルの輸出データについては、両者の見解が平行線をたどった。
会合に参加したビルト氏は、このデータの正確性を疑問視する。
「正直なところ、ブラジル側の輸出データや統計データが正しいものかどうかは分からない」とビルト氏はswissinfo.chに語った。「私が言えるのは、スイスの精錬業者はアマゾン産のそうした原料を使用していないということだ」
ブラジルのデータによると、2020年と21年にアマゾン川流域のブラジル北部パラー州イタイツーバからスイスに輸出された金は5トンに上る。STPのクリストフ・ヴィドマー共同会長は、こうしたデータはスイス側の統計の透明性向上が急務であることを如実に語ると主張する。スイスは、各国からの月別の金輸入量しか調査していない。STPは秘密を保持しようとする精錬業者を相手に、金の出所に関するより詳細な開示を巡り法廷闘争を続けている。
この5トンの金の謎に加え、ヴィドマー氏はイタイツーバからスイスへの金の輸出が21年8月以降途絶えている点にも疑念を投げる。チューリヒ空港の税関は同月、ブラジルのサンパウロからチューリヒを経由してドバイに渡航しようとしていた人物から、20キロの金を押収した。ドバイは、危険度が高い金の取引のハブとして名高い。同事件はスペインの新聞バングアルディアにスクープされ、現在も捜査中だ。ヴィドマー氏は、不法な金をスイスのものだとドバイで申告可能にするために、スイスをホワイトウォッシング(訳注:犯罪行為や不都合な事実を不正な情報操作によって隠蔽すること)の中継地点として利用したものではないかといぶかる。
鍵となる透明性
ヴィドマー氏は「取引をクリーンなものにし、違法な活動や環境を破壊する活動、また人権を侵害する生産活動を防ぐために、透明性は非常に重要だ」と語る。
ブラジルにとって、スイスはカナダに次いで最も急成長している輸出相手だ。世界の貿易データを分析する経済複雑性観測所によると、20年のブラジルからカナダへの金輸出額は18億9千万ドル(約1950億円)で、スイスは10億1千万ドル(約1040億円)。第3位は3億3800万ドル(約350億円)のアラブ首長国連邦だった。
ブラジルは生態学的にバランスの取れた環境を憲法で保障し、多くの条約で先住民族のコミュニティーを保護している。しかしこの数十年、こうした権利は国際的に急増する金の需要に押され抑圧されてきたアマゾンの森林破壊のおよそ10%が違法な金採掘を原因とする。
ブラジルの検察官や研究者たちは、ブラジルの金のサプライチェーンをいかに浄化するかという問題に取り組んできた。環境NGOインスティトゥト・エスコリャスによる調査は、ブラジルは15年〜20年に、違法と裏付けられる金229トンを取引していたと結論付けた。国内生産量のほぼ半分に値する量だ。同調査は、先住民族の土地や保護区と重複する採掘権(訳注:登録を受けた区域で鉱物を採掘する権利)や、採掘の証拠はないが金のロンダリングに使われた可能性が高い「ダミー採掘権」を利用して産出された金を調べたものだ。
法定アマゾン
「法定アマゾン」はブラジルの9つの州で構成される(アマゾナス州、パラー州、ロライマ州、ロンドニア州、アクレ州、マトグロッソ州、トカンチンス州、マラニョン州)。同法は1950年代に熱帯雨林の保護を目的として制定された。新法案では、マトグロッソ州でのアグリビジネスのための大規模な森林破壊を可能にするため、法的に定義されたブラジルのアマゾン地域から同州を除外することが提案されている。
シンクタンクのイガラッペ研究所による別の調査も「ブラジルのアマゾンでは金の違法採掘がまん延している」と指摘する。同調査は、アマゾン地域を構成する9州内に321の違法な採掘場があると突き止めた。アマゾン地域はポルトガルほど大きく、川の支流が道路を兼ねており、ブラジル警察による取り締まりを難しくしている。加えて、アマゾンの保護はボルソナロ政権にとって優先事項ではなく、同政権は憲法で保護されている先住民族の土地を開発できるようにする法案を提案した。
スイスの精錬業者などブラジルから金を輸入する関係者にとっての課題は、違法に採掘された金が容易に、かつ早い段階で合法的な市場に流入してくることだ。その理由は、金の原産地の申告時、販売者の善意が前提とされることにある。ブラジルでは警備会社でさえ不正申告で摘発されている。
熱帯雨林の中心に位置するマナウス地域の連邦検察官で、イガラッペ研究所の調査に協力したアナ・カロリナ・ハリウク・ブラファンサ氏は「金は、その経済循環の最初の段階である意味『合法化』されている」と述べる。「ブラジルからの金の輸入業者にとって、現状、その金がアマゾン産でないこと、または違法に採掘されたものでないことを証明するのは非常に難しい」
https://www.swissinfo.ch/jpn/business/スイスの金業者は脱アマゾン宣言を実行できるのか/47761228

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人間の食品廃棄物、ホッキョクグマの脅威に 論文

2022-07-27 | 先住民族関連
AFPBB News7/26(火) 20:57配信

ロシア・ベルーシヤグバのごみ処分場に集まったホッキョクグマ(2018年10月31日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】北極圏に位置するロシアの村で3年前、何十頭ものホッキョクグマが食べ物を求めてうろつき、ごみ処分場で餌をあさる様子が撮影された。科学者や自然保護団体は先週公表した論文で、人間の食品廃棄物がホッキョクグマの脅威となる事例は増加しており、当時世界中に報じられたロシアの出来事もその一つにすぎないと警鐘を鳴らした。
 北極圏では、世界平均の約3倍の速さで温暖化が進んでおり、ホッキョクグマが狩りをする際に欠かせない海氷が減っていることから、ホッキョクグマは気候変動の直接的な悪影響にさらされている。
 環境保全の専門誌「オリックス(Oryx)」に掲載された論文の共同執筆者で、ホッキョクグマ保護団体「ポーラー・ベアズ・インターナショナル(Polar Bears International)」のジェフ・ヨーク(Geoff York)氏は、「人間とホッキョクグマとの有害な接触が、ゆっくりとではあるが確実に増えている。海氷の減少が主因となり、ホッキョクグマが上陸する機会が増え、より長期間居座るようになっているからだ」と指摘した。
 ヨーク氏は、「欧州や北米のクマの例から、ごみ捨て場がクマにとって大問題となっていることは把握している」と述べている。
 例えば米アラスカ州カクトビク(Kaktovik)には、先住民族イヌピアット(Inupiat)が伝統的に捕獲してきたホッキョククジラの残骸を投棄する沿岸の処理場があり、毎年秋になると90頭ものホッキョクグマが集まってくるという。中には160キロ離れた場所から移動してきた個体もいた。
 論文執筆者は、氷の状態が悪かった2019年、ロシアのベルーシヤグバ(Belushya Guba)のごみ処分場にホッキョクグマ50頭以上が集まった問題について、開放投棄型のごみ処分場が招きかねない事態が顕著に表れた例だと説明している。
 ホッキョクグマは、高脂肪の餌を食べるよう進化してきた。春にアザラシの子を捕食して体重を増やし、その年の残りの期間を生き延びる。
 ヨーク氏によると、ホッキョクグマにとって重要な時期となる春に氷が早く溶けてしまうと、体重を十分に増やせず陸に戻るホッキョクグマがいるほか、十分な栄養を得た個体でさえ、より長く陸にとどまるようになっているという。
 ホッキョクグマは格好の餌場としてごみ処理場に集まるが、「同時にプラスチックや有毒物質も摂取していることを、クマたちは知らない」とヨーク氏は述べている。キャットフードなどを食べたり、ごみ処分場で人間や他の動物と接触したりすることで、病気になるリスクもある。
■対応策は
 ヨーク氏は、北極圏の集落では家庭ごみの処理に多額の費用がかかると指摘している。凍結し、岩の多い地盤では、ごみ処理の選択肢が限られるからだ。
 一般的な処理法は開放投棄や低温焼却だが、高温焼却する方が、完全とは言えないまでもより良い方法だと同氏はみている。
 一部の集落では、ホッキョクグマが人間の食品を食べる前にごみ処理場から追い払うため、パトロール隊を結成している。
 論文の執筆者らは、問題に関する啓発活動の推進に加え、エアホーン(空気警音器)や電気フェンスといった殺傷力のない手段の活用も提唱している。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/3742b2e4d241ad04987a3d5cd21c98e742a80516

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